3月17日は梶賀へ釣行です。船頭さんにTELすると「・・喰ってないんさぁ・・水温が一定せんのやのぉ・・」との返事でしたが「じゃあ行きますんで」と即答してしまいます。(釣れてない状況の方が“燃える”のである)5時45分に誠丸は出船します。「どうする?湾内のほうが釣れると思うけど・・」と船頭さん。「波無いんやったらやっぱり“南”行きたいっす!」でOKがでましたので少しテンションが上がりました!(どんだけカガリが好きやねん!)カガリの前に船が到着、しばらく待機し「行くよ!」の合図で磯付け開始です。僕が最初に南へ、続いて東に2人、もう1人は湾内へ入るみたいです。「みなみちゃん!おひさしぶりです!」と磯に挨拶しておいて(キモいですか?)道具を定位置に置いて深呼吸・・(やっぱ海はイイ!)あれれ?結構ウネリがありますよ!磯に上がるまで気付きませんでしたが、一面サラシじゃないですか!寒の時季にやるポイントじゃないですね・・水温は12度台なのだそうで「こりゃミスったかな?」と少しだけ後悔・・いやいや!悪条件のほうが“燃え上がる”のが真のオトコだ!と準備にかかります。出船時間が早くなり時間もたっぷりあるのでのんびりと準備に取り掛かります。FB尾長SP R ヘビーフォースにハイパーフォースの組み合わせで道糸2.5号 ハリス2.75号をサルカンで結びます。ウキは・・とりあえずカン付きのMサイズ3Bでやってみましょう!4ヒロのタナでスタートです・・ハイ・・サラシでぶっ飛ばされてしまいました・・左からのサラシが強烈で、沖に出る筋と右に回りこむ筋とがありますね・・数投して「ムリムリっ!」と判断。どうするか・・オモリをたくさん打ってウキごと沈めていくか・・沈むウキで沖から入れてくるか・・2秒悩んで・・「のんびりやったらエエねん!」といきなりコーヒータイムです。(余裕なのか・・打つ手が無いのか・・)朝が満潮で春の大潮まわりなのでかなり潮位が高いです。普通ココまでこんだろ・・と思うような位置まで海が上がってきます。その分最干潮の昼過ぎにはめっちゃ引いてしまうんでしょうけど・・12時半からの“上げ”の折り返しがチャンスタイムでしょう。まぁそれまでただボ~っと海を眺めているだけなのも一興ですが・・せっかく釣りに来たんだから竿を出しときましょう!仕掛けを換えます。ベクター空カーマ L―00での遠投沈め釣りで退屈しのぎを開始です。(本当は真剣に魚を狙っているのですよ)2時間弱をこのまま磯に腰をかけてだらだらと過ごします。(釣れる気しねぇ)おおっと!弁当船がやってきましたよ!すばやく立ち上がり“真剣モード”へシフトします。(演技で)「どうやぁ?」「ダメですよ~」・・「どうするぅ?替わるかぁ?」に「こ・こ・で・・・」と意思表示。「いつでも替わりたかったら電話してなぁ」で去っていきました。どうせ湾内へ逃げてもチビの数釣りになるんやったらカガリで玉砕するのも乙なもんです。しかし一応釣る努力はしてみましょうか・・沖で沈めても潮がふらつき安定しません。手前のサラシの下~サラシの先端の底と張り出した根が交わるところが“出そう”ですが・・タナプロ“もどき”を使ってみましょう。単体ウキで沈めても道糸がサラシに押されて“いい感じ”にならないので、水中ウキで底潮を捉えてもらい、アタリウキから竿先までのラインを空中に保つように竿操作してみてはどうか?とビジョンが見えてきました。マイナス3Bのセットでタナを6ヒロに設定します。サラシが落ち着いたタイミングでマキエを2杓撒いて、右に磯伝いに流れる筋を確認してから仕掛けをサラシの切れ目までキャストします。しばらく待ってサラシが落ちついた瞬間に手前に引き戻し糸を送ります。黄色の水中ウキがススーっと沈み、アタリウキとウキ止めが当たったところで竿を立て気味にかまえてラインを持ち上げ潮にとられないように気を配ります。さぁ、この一手・・どう出る・・ラインを操る左の人差し指にププッときた!少し送りこんでからセイっとアワすと重量感!そしてギューン!「よっしゃ!」竿を溜めてリールを一気巻き!「それそれそれ~!」と有無を言わさず寄せて浮かすと・・「いいグレやん!」サラシでグシャってる中で苦心のタモ入れに成功です。“よんごぉ”はあるか?・・無いか・・ぼってり体型の良い型です!デジカメONでポチっと撮影しておきバッカンINでブクブクONです。「奇跡の1匹や・・」と呟きながら即、同じポイントを同じ攻めで狙います。しかし数分後には今の1匹は確かに奇跡であったことが判明致しました。6ヒロ~8ヒロ~10ヒロと深く深~く攻めてみたけどサシエが盗られることなく、時が経つのは早いもので12時を過ぎました。(のんびりモード→あせあせモード)そして沖から緑色の海がやってきます。これはイケてない潮色ですよ・・結構な“当てて右”へとハケる流れです。こんなときは磯の右先端の根際に沖から仕掛けを流し込む作戦が有効です!(それしか出来ん・・とも言うが・・)ウキ下を竿2本に上げてタナプロもどきを正面のサラシの切れ目のさらに向こうに投入し、マキエはサラシの付け根にパラパラと入れていきます。沖から当ててくる潮と足下から伸びるサラシの合流付近で仕掛けがいい感じに入っていき、水面直下で揺らいで見えているアタリウキが右へ右へと力強く引かれていきます。このまま流していって魚が喰うのは右端のサラシの下だろな・・絶対に!(すごい自信だ!)しかし“ココ”って場所で張りを強くすると仕掛けが浮いてしまっている感じです。ハリスにBとG2のガン玉を振り分けて打って、浮き上がりを抑えてみようと・・これがハマりました!(二カッ!)潮下の“ピン”で沈めた仕掛けを張り戻すイメージでアタリを待っているとコッツン・・微弱なシグナルですがアワせてみるとギュン!で40センチ弱のグレでした!「もうひとつ!」と同じパターンで狙い、まるでウソのように連発でコツン・・ギュン!ですからたまらんわ~!35センチってところ・・「まだイクでっ!」と再び同じ潮筋を通します・・さすがにもうナイか・・アタリがないので回収・・あれっ?根掛かりですか?強引に引くとズポッ!て感じで外れた・・何か付いてる?・・「おおっ!サザエじゃ~!」これにはビックリ!針を飲み込んでますし・・しかもデカいし・・ボイルオキアミに喰い付いたんでしょうか?(なかなかの珍事である)そしてその後も執拗に同じコースを狙い連発を続ける・・予定でしたがマジの根掛かりでウキごとトンでしまいまして・・「ナンか・・もぉエェわ~」で早々と竿を仕舞います。船が迎えにくるまで30分ほどありますね“余裕を持ってお片づけ”も、たまにはいいもんだ!“喰ってない”状況の中では満足のいく結果です。しかし分からないもんですね・・緑色の“悪そう”な潮が来てから連発するって・・後で船頭さんに確認したところ、朝は12度台の水温が、昼には14度近くまで上がっていた・・ということです。緑の海でも喰うときは喰う!ってことですね!
今回も一番高いとこ・・から・・ 真ん中の凹みからタモ入れします。 ひとつめ~!のグレ・・ ・・ってサザエてか! 満足満足~! スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2010,03,22, Monday
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