前回の“ごじゅうなっぷ”出現!の余韻も冷めやらぬまま1月16日も梶賀へ!今回は水本氏との釣行です。6時半に誠丸は出船し、カガリ東に4人・西に1人と上がり、南に我々が上礁します。今日もベタ凪です!風も穏やかな西風なので“完璧な朝”です。潮は・・沖のブイがかなり右寄りに張っていますので“間違いようがないじゃない!”って感じです。「高橋さん どっちすんの?」と聞かれ「右でも 左でも・・真ん中?でも!」「真ん中って???」で結局飽きたら場所交代しましょ!となり、最初は彼が左の“一番高いとこ”、僕が右の“ちょっとだけ高いとこ”からの竿出しと決まりました。「今日は“にぃにぃ ごぉ” 使うたんねん!」と水本氏はアテンダー2.25号を伸ばしています!(マジモードなのか・・おふざけ?なのか・・)僕はいつもの極翔1.7号にハイパーフォースの組み合わせです。水温が15.4度まで下がっているらしいので“渋い釣り”になりそうな予感もしますが、ハリス3号にボイルグレ9号、ウキはカン付きの空カーマ Mサイズの3Bをチョイスします。タナを竿1本に設定してスタートします。潮は予想通り、かなりの右流れです。数回流してみて、まったくサシエが盗られませんので、ウキ止めの位置がドンドン上がっていき、リールの中に入ってきたところでハリスにG2を足してみます。竿2本からさらにウキごと沈める作戦ですが、どうも潮が速過ぎてサシエがそこまで沈んでないんかな?と疑います。さらに結節部にBを足して、なじめばすぐにウキがしもりだし、適度な張りを与えて深く釣りたい・・みたいな感じでようやくサシエに“触りの跡”が見られるようになりました。あとは微調整で正解を探すだけ・・グレ釣りの難しいとこでもあり面白いとこでもある・・しかしなかなか答えにたどり着けません。水本氏は磯際からそっと仕掛けを入れて左にハケる筋からタナまでサシエを送り、右に流す釣りをしているみたいな・・真面目に釣りをしています・・2人とも・・しかし“お口”の方は止まりません!お互いがいつ“ボケる”かわからないんで“緊張感”も漂うのです。(うまくツッコめないとお仕置きだよ~ん!)開始から1時間がたちましたが、いまだにノーフィッシュです。「しゃぁないなぁ・・」で“遠投イケイケ どんどん沈んでいけ釣法”(ネームが長い!)の時間です。ベクター空カーマ Lサイズの00に交換し、3Bのガン玉を結節部に付けて、深~く深~くウキごとダイブさせて“未知のタナ”を探ります。サシエを丁寧に付けて“どりゃっ”と遠投しますと、沖ではさらに潮が速く“ガンガンモード”で流れていきよります・・「こりゃ口太の喰う潮とちゃうで・・タイの潮やで・・」で、ひそかに尾長が喰ったらいいのに・・とドキドキしながらバラバラと道糸を送りこんでいきますと、かなり遠いところから激信!「おっ!喰いよった!」でスプールを左の手のひらで押さえてフッキングします!ドン!と手ごたえの後、一気に沖へと走りますよ・・止めるとゴウンゴウンとタイでっせ~のサインです。ポンピングで優しく扱い抵抗感を楽しみます。足下まで寄ってくるとスウ~っと浮いてしまうのがグレとは違うところですね。いっきに抜き上げると磯にぶつけてしまいまして・・タイ失神・・人工呼吸?も虚しく虫の息・・(エラの動きが不規則・・ってこと)45センチ級の“ちょいマシサイズ”です。一応ブクブクONですが・・蘇生するのか・・まぁいいわ!で釣り再開です。「めっちゃ沖できよったでぇ~」と報告しておきます。弁当船が去った後、またまた沖の“未知のタナ”で弾けます!ゴンゴンの手ごたえで同型のマダイです。こんどは優しく抜き上げて、ピチピチ状態でバッカンINです。ひとつめのタイは息を引きとったみたいです。そして今度は少し手前の潮筋で喰ってきて強烈な突っ込みをみせましたが、残念ながらサンコ“大”でした。外道ですが3回も引っ張り合いができたのでまぁまぁ楽し・・竿を置いて休憩!水本氏は誠丸弁当特注品“大”をぺロリンとたいらげてしまいます。「場所交代しよっか?」で釣座を入れ替わります。僕が潮上ですが遠投してしまえば無問題か・・と思ったのもつかの間、急に南東からの風が吹いてきましたよ!「アカンでぇ・・この風・・」これでは高い足場からは不利やし・・真ん中の“一番低いとこ”に下りてやってみましたが、どうにもしっくりこないです・・(場所交代がアダとなったか・・)そして潮の流れも“あて潮”になってきおったし・・おもいっきり“あてて右”にはけるサイアクの潮向きです。そして交代後しばらくして水本氏の“にぃにぃ ごぉ”が曲がります!「あんまり大きいないでっ」といいつつも、ちゃっかり“よんじゅうなっぷ”の口太でした。一旦竿を上げてデジカメONでニューバージョンの“エェ顔”を要求。少しだけ考えていましたが、苦しんでひねり出したのは・・いつものバージョンでしたね。そんな時に携帯がブルルッ!「しまった!仕掛け入れてない!」と諦めて通話ボタンをピッ・・宮原氏からです。「どぉ?」に「アカンよ・・」で通話終了。携帯電話釣法が炸裂することはありませんでした。(ちょっとしたタイミングのズレってやつやね)その後も水本氏の一人舞台です!30センチ級を2枚しとめ、さらに今度は「あ~っ!入られたぁ~!」と・・どうも“右の先端”を回られてしまったようです。「ちょっと行ってくるわ~!」と低いところに飛び下りて、トテトテッと竿を持って磯の上を走っていきます。そして先端で4~5分の間ゴニョゴニョしたあと、「無理やわ!」と引き上げてきました。元の位置に戻り、道糸が磯に当たっていないのを確認してからグイ~っと竿を起こしております・・と、いきなりリールを巻いてますが・・竿が曲がってますやん!「魚! 出たわ~!」と慎重に巻き寄せてきます・・最後に禁断の根に向かって突っ込みましたが、水本氏の毒牙?にかかった魚に逃れようがないじゃない!「タモ取って!」「はいは~い!」でスルル~と良型のグレが網に納まりました。「おいおい!これ、“ごじゅう”ぐらいあるんちゃうん?」とメジャーを当ててみると・・「なっ!無いやろっ!」と水本氏。まん丸の体型で余計にでかく見えてますが、長さは46センチってところです。「でも・・よう獲ったねぇ!ハリスも道糸も傷まめしやん!」「いやいや・・俺・・やる男子(こ)やろっ!」「“やる”とは聞いてたがここまで“やる”とは・・」といった具合で10数分にわたる捕り物に終止符を・・「写真やっ!」で“よそ行き”のフェイスでパシャリと撮影に成功します。「このままでは僕の“やまば”が無ぇじゃん!」に「海に落ちたらエエやん!」と水本氏・・その意見はさすがに同意しかねます・・ってことで僕の“やまば”はその後も訪れることなく終~了~!ついに“南”でグレボウズになっちゃった・・連勝記録も途絶えたところでかえって気楽になりました!(負け惜しみ・・言ってるっ!)今度はカガリじゃないとこにでも行ってみよっかな?(そりゃ無いねっ!きっと次も・・ですぅ)
つれたらまぐれ! 場所交代してすぐに掛ける水本氏 よんじゅうなっぷだど~! 「ちょいと行ってくるわ!」と先端へ走る! 「やる男子(こ)やろ~!」 僕は・・グレボウズですわ・・ スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2010,01,18, Monday
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