10月21日、今回も単独で梶賀へイシダイ釣りです!フィリピン沖に停滞中の台風20号の影響でまたまた海が荒れだしたようです。前日に船頭さんが「カガリは波柱がたっとるでぇ!明日は湾内覚悟で・・竜宮かぁコムケかぁ・・出たとこ都合やな」といっていましたが、お天気は良さそうなので湾内了解での出陣となりました。5時45分に出船です。港を出るとかなりウネっています。どうやら南西からのウネリのようで、オペラ方面はエラそうです。カガリは波シブキで煙って見えていますから、裏から竿を出すにしてもヤバい雰囲気・・「ドンビ回りは何とかイケるのう 見張り 行ってみるかぁ!」と船頭さん。今日は誠丸が当番?のようで、他船の先頭に立ち神津方面に向けて爆走していきます。やがてお目当ての磯の前で一旦停止、「行こっ!」の合図で磯着け開始です!久々に見張りに上がりました。底物で上がるのは初めてですが、ピトン穴の位置は上物の時に何度も確認しながら想像を膨らましていたので(グレ釣りしててもイシダイ釣りのイメージは忘れない人)高場の先端の角から大黒の方に竿を構える向きにピトンをセットしました。いつものタックルを取り出し、海魂DCを海魂HMHのシートにしっかりと固定し、ドラグを緩めてラインを引き出します。(タックルを準備するとき、焦るのは何故?)足場が狭いので竿を継ぐ前に全てのガイドにラインを通しておきます。丁寧かつ素早く全てのガイドに通し終え、竿を継ごうと元竿を移動させた時・・リールのクラッチレバーが磯に当たったのか・・いつの間にやら完全フリーに!そうとは知らない僕は竿を継ぎ終え「仕掛けしよっ」とラインを少し引っぱったら・・ファッサァ~てなったよ・・ラインが・・“大”バックラッシュ!懸命に直そうとしましたが、重症すぎて手に負えません。「もぉエエわ~」で折角セットしたタックルを仕舞い、予備のタックルを取り出します。極翔石鯛540MHに海魂3000Tの組み合わせ・・今季初登場です!慎重に組み上げいつもの仕掛けをセットします。まずはしっかりと底どりをしたいので40号のオモリを付けて扇状にキャストし、海底の地形図を頭の中に作製していきます・・そして出来上がったのは異次元の世界?潮が速くてサッパリわかりません・・。まぁ狙い目は大黒向き20~30メートルと聞いておりますから、とりあえず方向と数字を脳内に入力して“そっちらへん”にキャストします。おぉ・・湾内に向かってガンガン流されますかぁ・・そして確実に根掛かりですかぁ・・3回投げて3個の40号を失いました。投入点を右寄りにしてみますが足下でやはり引っ掛かります。(どないやねん!)遠くへ投げても足下に帰ってきての根掛かり100%なので“逆に”軽いオモリで落ち着く場所を探そう!ってことで20号に替えて足下左側から伸びるハエ根の先端にモタれさせるといきなりゴン!とアタリです。そしていきなり舞い込みます!そしてすぐに竿が戻ってきました・・何だろ?イシガキかな?回収しようと竿を煽ると根掛かりしてるし・・もぉ嫌だっ・・ヤケになって強引にシャクルと外れたみたいな・・何か重いし・・ピンクちゃんがぶらさがっていました。「“イラ”は“イラ”ん!」と絶対口にしてはいけない超低レベルの親父ギャグを吐きながらリリースします。(ちなみに“イラ”にまつわる持ちネタは10個ほどある)気を取り直して(久々に魚が釣れたので気分が良いのでは?)次のウニを同ポイントへ投入しますと、思ったよりも落ち着きが早いです。おやっ?まさかの状況変化?潮が緩んだ瞬間のチャンスタイム的シチュってやつ?ここでヤドカリの準備をします。(10個も買ってきたし・・“使い時”を逃がすと捨てるだけですよ)15号の鉤に装着して速攻で打ち返します。着底するなりゴンゴンくると読んでいましたが、意外にも静かです。ひょっとしたら“デカいイシダイが居るんかも!”(毎回言ってるよ・・もぉエエって)10分待って回収するとプリプリの腹だけ盗られてました。そのままちょいと右寄りに投げると綺麗に足下に落ち着きます。カウンター35です。そしてゴンゴン!と強いアタリで今度は全部盗られます。次もヤドで投入しますが秒殺に近い状態。潮は完全に緩み竿下にラインが真っ直ぐ垂れるようになり、今度は右に振りだしたところでアタリが連発するようになり、ウニに変えた途端にコチョコチョ・・ゴン!バ~ン!と弾けるような舞い込み!竿をピトンから抜いて“コリャッ”とアワすとギュギュッ!と手ごたえです。しかし軽いです・・浮いてきたよ~イシガキダイ!スコッと抜き上げてキャッチです!やっぱり鉤が小さいと掛かるなぁ!いつも14~16号メインで狙っていましたがイシガキには“12号以下”が良いと聞いて、ここは素直に“11号の1本鉤・ケプラーワイヤ仕掛け”を忍ばせておいたのだっ!(大モノにしか興味無い!って言ってなかったっけ?)獲物をストリンガーに通し、どこにぶら下げとこ・・と考えて、結局船付きのサラシ場にほり込んでおきました。(グッチャグチャにもまれて死んでしもたし・・ゴメンね)続いていこう!と再度11号での投入です。そして数投後、またまた舞い込み~!で今度はスカしてしまいましたが、次の舞い込んだ!は勝手に掛かってしまいました・・同型のイシガキが・・しかも鉤を丸飲みで。エラから出血してますが、一向に構わずストリンガーを通そうと・・しかし飲んだ鉤が邪魔して通らないのでハリスワイヤで輪っかを作り、ここにストリンガーを通しておきました。(ゴメンね・・)その後もアタリは続きますが、だんだん喰い方が賢くなってきて完璧な舞い込み!なのに掛かっていない・・みたいな苦しい展開に。とにかく2投に1回は舞い込み寸前までいくので見てて楽しいのですが・・胃がキリキリします。・・しかしそんな夢のような時間は長続きしないもの・・満潮の折り返しから海の色が緑っぽくなってきて、魚たちの活性は一気にダウンです。ウニにはほとんどアタリ無しで、ヤドはガチャガチャされて根こそぎいかれてしまいます。そしてお昼頃からまた湾内に向かって流れる潮が速くなり、根掛かりの連発ですから“ダルっ”てなります。風も背後からの強風で“サブっ”て感じ・・あ~ぁ・・帰りたくなってきた・・1時になりました。ヤドカリは使いきりました。ウニの残量を数えると12個もあります。2個だけ残して撒いてしまいました。そして1時半まで竿を出していましたが完全なる消化試合です。お片づけモードに突入し、船付きに吊るしておいたストリンガーを回収しようとロープを引くと、上がってきたのはグルグルに絡み付いた2匹のイシガキでした。解くのに一苦労です・・おもむろに竿も仕舞います。(はっきりしない終わり方やな)片付け完了!後は船がくるのを待つだけ。・・そういえば今日は誰からも電話がかかってきませんでしたね・・ポケットから携帯を取り出しパカッと開くと“電源切れとるっ!”・・電話壊れた?船に乗り込むと船頭さんが「留守電になってたでぇ」と・・「すぐ修理出すし・・」で、ちょいと急いで帰るのであった・・。
見張りで底物! 今回は極翔石鯛を使います・・ 11号にしたら掛かるやん! オペラ・カガリは・・キツそうな状況ですね・・ スタッフ 髙橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,10,23, Friday
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