10月30日もイシダイ釣り!今回も単独で梶賀へ。久々に天気予報では波高1.5メートルとなってますから、そりゃあ行くでしょ!ってことで張り切っておる次第で・・。5時45分に誠丸は出船です。港を出て左手の小杉の鼻をナニゲに眺めますと、波が打ちあがっておりますが・・「何なん? 波 あるやん!」・・小杉がざわつくってことは東よりの波向きですからカガリは何とかイケそうですが・・カガリに近づくと“そんなにでもない”状況ですね。「ちょっとウネリ入っとるなぁ・・高いとこからやって!」と船頭さん。波が無かったら下の段から正面向きをやり込もうと思ってましたので、かる~く予定変更です。いつもの“東の端の高いとこ”に陣取りまして、カナトコ向きに竿が出しやすいように“いつもよりひとつ右”のピトン穴を使います。(右足下がりで気持ち悪いんですけど・・)10月後半は正面寄りの深いほうが実績アリです。真正面向きは波でグジャグジャしててやりにくいので、沖を向いて左斜め45度に竿出しするポイントを選択します。カウント40のカケアガリが狙い目で、オペラ向きに潮が流れるのが本命!と聞いております。本日のタックルは海魂+海魂(DCのラインは巻き換えてきたし・・前回の“大”バックラッシュ!)仕掛けは遠投天秤に捨て糸30センチ、オモリは30号で鉤は“16号”(本気!と書いて“まぢ”ってやつですね)の石まつワイヤ仕掛け1本鉤を3本取り出します。エサはウニ40個とヤドカリ10個を持ってきました。まずは底取りをしてカウント40前後の底を入念に探り、何となく狙い所が絞れてきたところでウニの2個掛けで投入します。糸フケを巻き取り、底をズズズッと引っぱり、根掛かりしやすいカウント45を越して“40”で落ち着けます。潮は動いてないですね・・10分待って回収・・そのまま帰ってきました。次はヤドカリに変えてみます・・ガガガッ!で秒殺・・なんじゃそりゃ・・ウニで打ち返すこと数投目でウニにもガンガン当たるようになり、ある意味楽しみな展開ではあるが・・(魚はいます!あとはデカイのんがまわってくるかどうか・・)潮がユルリと当て気味に動きだし、アタリは一段と激しさを増してきます。鉤を仕込んだウニの芯を取り出して、餌巻き糸でグルグル巻きにして補強してやると“持ち”が良くなるかと思ったけど・・若干やね・・ヤドカリも足ごと束ねて餌巻き糸でグルグルにしてみますが・・こちらも若干です・・頭のカケラが残ってきました。潮が段々勢いを増し、当てながら右に流れ出しまして根掛かりの連続です。30号のオモリが1投ごとに消費され、このままでは帰りの荷物が軽くなることは間違い無し!「どうしよ・・オペラ向きにかわろっかな?」と・・この潮向きはそっちが無難か・・とかなんとか考えているうちに最干潮の潮どまりを迎えます。ピタッと止まりました・・潮もアタリも・・見事なくらいに・・休憩タイムです。遠く対岸の梶賀側の磯は波柱がたっております。前回上がった見張り下は“ドーン”てなってます。ちょっとした波向きの違いで変わるもんですねぇ。そういえばだんだん波が高くなってきたような気がします。カガリの“中”の船付きは完全にカブってますなぁ・・おぉ怖っ!磯の後ろから波が跳ね上がっています。ヤバいです・・。(あそこに居たら間違いなく終わってる)でもまぁ、この足場なら大丈夫でしょう!・・たぶん・・。誠丸が見回りにやってきます。「どうですかっ!」マイク放送に“バツ”っと全身を使って表現しますと「エサトリは?」と聞かれたので、右手を小刻みに上下に震わせてみますと「水温は下がっとるんやけどのう・・底は“ぬくとい”んかのう・・まぁ昨日も昼からやったってゆーとるしのう・・これから上げてくるから気ぃつけらぁあかんでぇ!」と言い残して去っていきました。さぁ!これからです!しばらくすると再び潮が動きだしました。ちょろっとオペラ向きにいってるみたいな・・仕掛けが左寄りに落ち着くようになりアタリが復活するか?と思われましたが、イマイチ激しさに欠けたチビチビしたアタリが、それも散発的に竿先を弾くだけです。そして昼頃にはウネリがかなり高くなり、3時が満潮ということもあって潮位が上がり、下の段の船付きは水没し始めました。(帰り・・船に乗れるん?)時折上の段まで磯伝いに背後から波が這い上がり気持ち悪い状態ですが、僕の釣座まではこないので大丈夫か・・荷物が気になるぅ・・釣座の横にまとめておきます。(ここが一番高くて安心?)・・オペラの方から泡が接近してきます・・流れがドンドン足下の磯に押し当ててきてシワシワが発生!・・あまりにもおいしそうな光景・・「こりゃあカナトコ向きの深いとこ、やってる場合やないやん!」で、オペラ向きに方向転換(いい判断だ!)してヤドカリで一発勝負!とカウント25に入れるといきなりガガガッ!とアタって秒殺されてしまいます・・エサを入れてなかった場所なのにいきなりのエサトリのお出迎えに???・・ですが、小さい目のウニの3個掛けでもう一度同じ数字に沈めると、ガン・・ガガガン!とひときわ強くアタったあと、ギュン・ギュン・ギューン!と舞い込んだ!「イシガキやな!」落ち着いて竿尻をピトンから抜いてアワセよっかな・・の瞬間にスンと軽くなってしまいます。「あっ・・離したか まだエサ あるやろ・・」手持ち竿のまま次の動きを待ってみますがコツッともしません・・そっと竿先を持ち上げてみるとジンワリ重いし・・再び置き竿に戻して竿先にテンションを強い目にかけて待ってみますが・・アタってこないです。回収します・・あれれ?仕掛けが変なことになってる?・・ウニが1個だけ丸まんま残って帰って来たけど・・何とコークスクリューサルカンにブッ刺さってますね!(どんな喰いかたをすればこうなるのか・・)これって・・エサをくわえて鉤と反対向きに走ったのか?・・まぁ、いろいろありますなぁ・・気を取り直して新しいウニを投入しますがアタリ無しです。(逃げたんか?警戒してんのか・・それとも2個喰って満足したか)1時半まで竿を出していましたが・・ハーイ・・残念・・今回もイシダイは釣れませんでした・・45分に背後から聞きなれたエンジン音が・・誠丸が少し早い目にやってきましたが、今日はすでに片付け完了しております。波の合間を縫って船付きに下り、タイミングを計って飛び乗ります。(荒れてくると・・この瞬間、毎度毎度の緊張感・・)「どうやぁ?」と船頭さん・・「まだまだエサトリ多いですぅ・・」と告げますと「21度まで下がったから“これからが楽しみ”やのう!」とのことですが・・僕的には12月からはグレ釣りしたいし・・“これから”あと何回底物釣りが出来るのか?ラストひと月!大逆転の“ろくじゅうなっぷ”で有終の美を飾りたいもんです。(“ごじゅっせんち”でもいいよ~!・・ってゆうかイシダイやったら許す!)
今回はカナトコ向きに・・ 潮目接近注意報発令! 波は無い予定だったのに・・ スタッフ 髙橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,11,03, Tuesday
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