大型台風が通過しましたが、その翌日には北西からの“吹き返し”が強く吹き、海況はいっきに落ち着いた!とのことです。尾鷲~熊野にかけての各磯では、荒れ後に良グレが結構喰ったとか・・。台風一過の10月10日は水本氏と梶賀へ行く予定でしたが、エサのウニの手配がつかずに断念。台風の間は海に潜れませんのでエサが獲れません。釣りエサ吉野さんとこのウニのストックも全滅してしまったそうです。(ツライねぇ・・)翌11日は宮原氏が単独で梶賀入り・・イシガキ2枚の釣果でした。そして12日は水本氏が遊木へ・・結果はまだ聞いていませんが、連絡が無いってことはダメだったんでしょうね!そして一日空けて14日、僕の出番!となりました。10月最初のイシダイ釣りです!ついに“秋磯”ってやつです!早くエサトリが減って“一発!”が欲しいところです。(イシガキは、居たら居たでウザいけど・・何もアタらんのもツラいのは確か)誠丸の出船時間は5時45分、終了は2時までとなりました。港を出ると、いい凪です!今回もカガリに直行です!いつものポジションに陣取ろうと荷物を担いで“高いとこ”を目指していると、船頭さんからのマイク放送開始です。「オペラ向きもエエけど、そろそろ“正面向き”がエエとおもうんさ!時期やからのぉ」とのことです。僕は「了解です!“正面”ですね。やってみます!」とテレパシーをおくりながら、正面の船付きにピトンとハンマーを持って斜面をズルズルと滑り下ります。足場の良い“コブっ”としたとこに“いい穴”があるのでそこにピトンを打ち込み、再び斜面を登って“海魂+海魂”のいつものタックルを組みます。オモリは30号で捨て糸30センチの天秤仕掛け、瀬ズレワイヤは無しで・・と、仕掛けもいつものパターンです。さて、正面向きに竿を出すのは久しぶりです。エサのウニが40個入ったバッカンは上段に置いておき、14号の1本鉤仕掛け“石まつワイヤー仕掛け”を3本取り出し、それぞれにウニを装着したハリスを手にぶら下げて釣座へと下りていきます。“コブっ”は足場が低いため満潮時は波が上がってくるので、面倒ですがこうして上と下を幾度となく行き来することになります。(しんどいです!)ドキドキの1投目を30メートルほどキャストしてスプールフリーで着底を待ち、糸の出が止まったところで糸フケをとります。竿を煽りながらオモリが落ち着くところまで引っぱってくるとやはりカウント35でおさまりました。正面向きは階段状に深くなってるみたいで、おそらく“35”が一番“底の段”になるんだと勝手に思っています。(潜って調べてみたら、恐ろしく違った光景が広がっているかも)竿をピトンに委ねて時折右側から這い上がりそうになる波を気にしつつも、竿の傍らに腰を下ろします。若潮で干潮が8時半頃。お昼に向かって潮が上げてくるので状況を見て上段に避難しないといけませんなぁ。置き竿で待ちます・・う~ん・・アタリ・・ありません。そっと竿を煽ってウニの重さを目ぇ一杯に感じたところでリールのハンドルを回します。(ウニが付いたまんまだと重いんだよっ!)カポッと水面を割ってウニが生還です・・無傷で。「仕事してこい!」とそのまま投げ返し、同地点に落ち着きますが、やっぱり生命反応がありません。「まぁ、潮 動いたら来るでっ!」と、その時を待ちます。打ち返しを続けているとやがて、潮が左から右へジワジワと動き出したようで、落ち着く糸の角度が右に振ってきました。「さぁ!来るでっ!エサトリが居らんのは・・“デカいのん”が居てはるからやでっ!」と心がたかぶります。しかし・・この高揚感・・一瞬でしたね・・潮がね・・メッチャはやくなってん!仕掛けが止まりませんわ・・おまけに根掛かりの連続にかなり嫌気が・・“もっと頑張らなっ”VS“オペラ向きに変わろっ”・・心の中の2人がバトっておりますが・・結局、いつものポジション“オペラ向き”にお引越ししてしまいました。アタリがないのは我慢できても、根掛かりばっかは嫌だもん!ってことで・・そそくさと移動です。2時間ほどですが竿を出した“正面向き”には何の未練もゴザいません。こっちの方が落ち着くねん!と、飽きもせずにオペラ向き25メートルを狙いだしました。潮がイイ感じで足下に突いてきています。磯に当たって右へハケるみたいな・・イイやん!この感じ!ウニをポイントに連続で切ります。手返しが早くなってきた!やっぱり慣れている場所は“やりよい”です。そして8時半の“ソコリ”で潮止まりを迎えます。いまのところ“これは”ってゆうアタリはありません。「休憩やな」置き竿のまま竿から少し離れて朝食をいただいておりますと、絵に描いたような?竿先を押さえ込む重いアタリがっ!(食事中は高確率でアタるんだなぁ)食べかけのパンを口の中に無理やりねじ込んで、アワアワしながら竿のもとへ接近します。(後で落ち着いて食べたらエエねん)押さえて・・押さえて・・・静止・・一呼吸してからさらにゆっくり押さえ込んでいき・・そのまま完全に竿の根元まで絞り込まれます!「これって!舞い込んでるっ?まだ走ってないんか?」アワそうかどうか躊躇します。中腰の体勢で両手を伸ばしては縮め・・これを3セットこなしたところでフッ・・と竿が戻ってきたし・・(エエ~ッ!)アカンかった・・また・・アカンかった・・しばらく待ってみても進展無し。竿を上げると虚しく素鉤が帰ってきました。「今のはイシダイやで・・間違いないわ!」まだ居てはることを願いつつの再キャストを小振りのウニ1個掛けで投入しましたが・・“2度目”はありませんでした。(シラこい奴めっ!)その後“上げ”の潮が動きだしエサトリのアタリが出だしましたが、本命の気配は一向に感じられません。やがて潮は右へ左へ・・フラフラとして定まりません。エサトリのアタリも散発になりました。ためしにカナトコ向き45~55メートルをやってみましたが、まったく何もアタりません。おまけに根掛かりしてしまい30号のオモリが切れてしまいます。再びオペラ向きに構えなおし、オモリを20号に変えます。(理由?・・30号が在庫切れだから・・)10時を過ぎました。潮は止まっています。のんびりモードで1曲ごとの打ち返しです。(歌ってるの?)11時・・12時・・まったく何もアタりません・・アカンなぁ・・と思ってたら、お昼を過ぎて突然アタリが!ガッガッ・・ガガガ~ッ・・イシガキっぽい激しさです。ウニが食べつくされています。エサの残量は10個ほど・・「まぁこの際、イシガキでもいいやん!」とテンション“上げ”でラストスパートをかけます。しかし14号の鉤に掛かってくる奴はいなかったのか・・?2度舞い込みかけては返品されてしまい、ラスト1投は手持ち竿で構えてコンコンくる感触だけ楽しんで、1時45分に「セイっ!」と気合のこもった“カラ合わせ”を入れて“スレ掛かり”を狙ってみたけど・・まぁ、狙って掛かる訳無いですね・・納竿です。今回もイシダイを手にすることは出来ませんでしたが、まだまだこれからデ~ス!(イシガキでもいいから釣りや・・いいかげん)
結局いつものポジションに・・ あのアタリはイシダイでしょ! いつもの仕掛けです スタッフ 髙橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,10,20, Tuesday
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