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7月18日も水本氏と石鯛釣りです。今回は「たまには雰囲気 変えよっか!」とのことで遊木の磯へ行くことになりました。というのも一週間前に遊木に釣行した水本氏、折戸の底物場で良いアタリがあった!のと、7月に入って紀東方面の海水温が冷水塊の影響で激下がり!梶賀に至っては18度台まで急降下して、上物ですらサシエ残りっぱなし・・みたいな状況ですが、遊木周辺の水温は若干高くて19~20度くらいあるそうで、潮の色も“まだマシ”なので少しは期待できるかな?というわけで決定しました。午前1時に橿原を出発し、つり餌吉野で予約分のウニ30個とヤドカリ25個(2人前です)の代金を支払います。そしていつものようにR42を左折し、間違って梶賀まで行ってしまわないようにと気をつけながら新鹿方面へ右折。峠道を下り突き当たりを左折で海水浴場をぐるりと回って遊木の港へ4時ごろに到着です。海に浸けてもらっていたウニカゴを引き上げバッカンへ移したところで、今回お世話になる西口渡船の船頭さんが到着です。着替えを済ませて乗船し、4時半には出船してしまいました。お客さんは僕らと底物狙いがもうひとり、残り2人は上物で計5人です。今日の西口渡船の当番は遊木戸ですが・・どこに上げてもらえるのかな・・「ソコもんの人!“イケノシマ”か“フネノトモ”どっちするか?」と船頭さんに聞かれ、僕らは“舟の友”に上がることになりました。さて・・まったく初めての磯ですが、水本氏の予備知識によると磯の東端からタカムギ向きがよかろう・・ということでピトン穴を探します。まともに打てる穴や割れがそれなりにあっていい感じです。相談の結果、僕が足場の良いワンドの奥側に、水本氏は正面寄りの高いところから2本出し(足場悪そう・・近寄らんとこ!)に決定です。てきぱきと準備をして底取りを開始します。たち位置正面のウマノセタカムギ向きにキャストして探っていきますとカウンター30前後がカケアガリで根掛かりも苦にならない程度だろうと睨んでポイントを決めました。さぁ、ドキドキの1投目!ブリブリのヤドを15号の針に装着してウマノセ向きに30メートル程投げて、糸を送って着底させ、糸フケを巻き取り狙いのカケアガリに誘導します。オモリの感触がグッと重くなったところで止めてピトンに竿をセットし、糸を張って竿先に少しテンションがかかるくらいにして反応を待ちます。遅れて水本氏も連発で投入開始!タカムギ向きに遠投とウマノセ向きに軽く投げ込んだみたいです。さぁ、落ちついたぞ~とペットボトルのキャップをひねると同時に雨が降ってきたし・・やがて本降り!当然カッパなんか持ってきてないし・・(天気予報って・・)水本氏のパラソルに入れてもらい、ダンゴムシになった気分で丸くなって雨をやり過ごします。当然のことながら投入中の竿は放置し放題!でもちょっと気になる・・ひょっとしたらグワングワン揺すられてるかも・・やがてすこし雨が小降りになった瞬間にパラソルから抜け出し仕掛けを回収します。さぁ、どうかな?・・ヤドカリさん、“そのまんまやん!”しかも冷たっ!オモリもエサも“キンキン”に冷やされて帰ってまいりました!「冷やすのはビールだけ!」とそのまま投げ返し、今度はカウント20に置いてみます。水本氏も同様でヤドが2つとも“ギンギン”なのだそうです。雨は再び強く降り出し、僕らはパラソルから出るに出られず、まるでパラソルという殻に閉じこもった“ヤドカリ君”なのである。ヤドカリ気分を思い切り堪能しているうちに雨は上がりました。さぁ!打ち返すぞ~と回収・・やはり無傷で帰ってきたヤドカリ。このままではヤド1個で足りる展開である。それはあまりにも恐ろしいことである。「気合い入れたる~!」とウニを装着し、ハサミで切れ目を3~4箇所入れて同地点へ投入!仕掛けが落ちついたらすぐに次のウニを準備しては即、打ち返しで濡れた身体の気色悪さを紛らわす為の行動に出ます。ヤドの腹も盗られない状況で、ウニにアタるなんて全然期待していません・・ただ打ち返していればひょっとして・・と淡い期待で・・ということです。そして3投に1回はヤドで様子伺いをしていきます。しかし相変わらず最初のヤドは帰ってきます。ウニ・ウニ・ヤド・・ウニ・ウニ・ヤド・・リズムよく打っていきますが、さすがに疲れてきた。切れ目入り・トゲ付きのウニをカウント29に置いたかな?竿から離れて磯の乾いたところを探して「どっこらせ」と腰をおろし飲み物に手を伸ばします。空には晴れ間も・・そういえば少し暑くなってきたし・・と、何気に竿を眺めていると、いきなり“バン”と竿先が叩かれた?「何や?」と竿先をガン見してるとバン・バン・・バババン!と舞い込んだっ!「まっ・まっ・・・まいきょんだ~!」と思わず噛んでしまいながらも竿のもとへ跳んでいこうとしたところで無情にも戻ってきました。しばらく待ってみて進展が無いのでそっと上げてみると、ウニの芯まで綺麗に盗られています。「おっ・おるで!」と水本氏に声をかけて、トゲカットしたウニを切れ目無しで投入。大体同じところに置きますがピクともきませんし・・無傷で生還です。「ここでヤドでしょ~!」とスタート時のヤドを投入!ココン!と竿先が震えますがエサトリっぽいです。上げてみると尻尾が盗られていますが頭は無傷です。ここで時計をみると8時です。さっきの舞い込みは7時40分頃か・・下げ潮の止まりっぱな・・やったんかな?ん~ん・・残念・・その後はアタリも無けりゃ何もありません。水本氏が持ってきた冷凍トコブシも消費できずに困っています。・・暑くなってきました・・ウニの残量が乏しくなってきました。30個持ってきたウニのうち10個は水本氏が使う予定でしたが、ウニでアタった為どうしてもこだわりが出てしまいます。「ウニ・・全部使っていい?ヤドとトレードしましょ!」で等価交換?に成功です。再びはりきって打ち返していきますが、明確なアタリはもらえません。11時頃に久々のアタリが竿先を揺さぶりましたが食い込む活性はないようで・・そこで2個目のヤド+1個目の頭を投入するが、全く反応ナッシング。ウニは時折盗られるのに(とれてるだけかも)不思議な展開です。ヤドカリを大量に手に入れた水本氏は10個のヤドの殻を割って強制退去させ、まる裸状態で水汲みバケツに活かしておき、その集団の中にサザエの殻を1個だけ入れてマイホーム争奪戦をさせる“ちょいわる”な遊びを始めていますが・・というわけで残り時間を楽しく遊んで1時すぎに納竿しました。イケノシマに上がった底物師はエサトリ多い・・ウニでももたんわ!と・・磯によってエラい違いやなぁ。毎日エサが入っているところはサンバソウやミニガキダイがたくさん居るみたいですね。次は梶賀にいってカガリにウニをガンガン入れてこようと思います。そしてエサトリだらけにしてやります。(わるいやろ~)だって何も居ないよりエサトリでも居るほうが“幸せ”ですよね~。


 左今回も登場の水本氏・・ちょいわるやな~

 左舟の友からウマノセ向きに竿出しです。

 左ウニでアタる幸せ・・

スタッフ 高橋

カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記  情報登録日: 2009,07,22, Wednesday


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