7月26日は梶賀へ!底物デビューの片石氏と共にカガリへと上がりました。天気予報は雨で波高1.5メートル うねりを伴う・・と微妙な感じでしたが、朝からカラッと晴れてサイコーのお天気となりました。前日の昼前に誠丸に予約のTELをしたところ「行けてドンビ回りやのう・・今日も“南”から吹いとるから11時に撤収さぁ・・カガリは無理やと思うぞ」と船頭さん。「ドンビでいいよ!」で行く旨を伝え片石氏にGOサイン!となりました。そして一夜明けて南風は治まりウネリもマシになっています。「カガリ・・イケそうやな・・イクかぁ?」と船頭さん。「ウイっす!」でカガリに行くことに成功です。東の船付から上がり、道具一式を担いでいつもの高場のポジションに登ります。(濡れてるからメチャ滑る!今日もツルッといった!)僕は定位置のピトン穴、片石氏はその左隣にピトンを打ち込みます。ちょっと2人で並ぶと狭いですが、下の段は波で水没しているので仕方ないです。エサ入れのバッカンやら小物やらのポジションを吟味し、お互い邪魔にならないように配置しておき、竿を継ぎます。海魂HMHにDC3000のいつものタックルを組み、遠投天秤に捨て糸50センチ、オモリ30号を結んでセット完了です。片石氏は“白”のターナーに“赤”のシーラインの組み合わせです。準備ができたところでオペラ向き25メートルにトゲ付き・切れ目入りのウニで打ち込みます。このポイントは20~30メートル投げて、カウンター25前後でラインの出をストップさせてカーブフォールさせ、着底させてラインを手繰りゴツゴツ・スッ・・トンと溝?を越えたところのカケアガリの“どこか”に落ちつかせてアタリを探ります。僕の場合は“カウント23”との相性が良く、去年の1匹目の石鯛もこのピンポイントでウニに喰ってきました。(あっ!言っちゃった!)きっとエサが溜まりやすい地形なんでしょうね。だから今日も持ってきたウニ30個を手返し良く打ちこみ、底で切ってポイント作りに励むことにします。片石氏には底潮が冷たいこの時期に有望の、コナベ向き30メートルの根の上を狙ってもらいます。彼は先週水本氏と遊木の折戸に上がり、石鯛釣りのイロハとアロハ?を教えてもらったので、今日はスタートから底物釣りの一連の流れを順調にこなしています。底取りして根の一番高いところを把握し、エサの置き場をみつけたようですね。サザエを着けての投入を開始しています。さぁて、どうなることかしらん・・。そして僕は10分間隔でウニの打ち返しをひたすら続けて、やがて竿先に“コチョアタリ”が出てくる展開になってきてテンションが上がります。「ウニにアタリよんで!ほら、コチョってるやろ!」に「ホンマっすねぇ!石鯛っすかねぇ!」と片石氏のテンションも軽く上げておき、「ここでヤド!一発やで!」と5個だけ持ってきた“とっておき”を登場させます。そっと仕掛けを回収するとウニの芯のみを残して帰ってきます。「エサトリやな・・」で15号の針にセットのヤドを投入し、カウント25のゴツゴツの上に置いてみます。さっそくココン!ときました。しかしその後10分ほど我慢してみますが変化が無いので上げよっ・・根掛かりやん・・カウント25は何故か良く引っ掛かります。2~3度シャクると捨て糸が切れて回収に成功。ヤドは腹だけが盗られております。次は10個だけ持ってきたサザエを2個掛けで投入し、ゴツゴツ・スッ・・トンでカウント23に入れるとコツ・コツが早速きます。そしてククーッと竿先が引き込まれ「イクのかぁ?」と思わず声を発したところでフウゥ・・と戻ります。それっきり・これっきりでアタリが止まったので「もうエサ・・無いんか?」と竿を持ち、竿先を上げて様子を窺うと・・微妙・・エエイと回収するとサザエは赤身のみで帰ってきました。やっぱりエサトリですね・・しかし前回までの展開に比べたら全然良いです!エサトリに活気があるなら石鯛にも!のハズです。海の色も透明感の無い緑色から、澄んだ黒色に変わりました。水温も19度台だったのが21度に上昇!ついでにカラッと晴れてヒリヒリする暑さ!やっぱこうでないと石鯛釣りの雰囲気が出ないんです!「今日は潮も良いし、釣れてしまうかもしれんで!」に「ヤバイっすねぇ!“舞い込み”・・見たいっすわ~」と片石氏。(そんなに甘くはないのだよ・・)しかし“今日はいいで! 釣れるで!”と自分が発した半分冗談の言葉に、ついつい自分がその気になってきて、打ち返しに熱がはいります。(ある意味・・自己暗示?)そして“ハッ”と我に帰ったとき、全ては夢・幻(ゆめ・まぼろし)・・エサトリのアタリすら“まばら”になってきたし・・(泣いちゃうぞ・・)すこしダレてきた・・暑いし・・片石氏の携帯がリンリンリンで通話中・・どうやら水本氏からのようです。「アキマセンわ~・・エサトリもねぇ・・アイアイ・・アイアイ・・」で電話終了。何でも水本氏は昨日も遊木に行ったそうで、イケノシマに上がって1回舞い込んだそうです!掛からなかったそうですが・・11時には荒れてきて撤収となったそうな・・しかし彼も頑張ってるなぁ・・夏の終わりには燃え尽きるくらいのペースやなぁ・・負けてらんない!と再び大地に立ち上がり、大海原(陸と並行する向きですが・・)にウニで連続射出を試みます。しかし・・アタリがアリマセン・・やがて動悸・息切れ・めまい・・熱中症か?・・まさか・・舌を出して呼吸し、水分補給を行います。久しぶりに良い天気になったので暑さにマイッたみたいで・・まさか晴れると思っていなかったので半袖シャツでしたから日焼けで腕がウェルダン・・今夜のお風呂はヤバそうです。(夏磯をなめたらアカンでぇ)11時ごろに怪しいアタリ?がありましたが・・そのころからパラパラと天気雨・・背後の山の上空には真っ黒な雨雲が発生し、なかなか幻想的な虹がみえる光景に暫し見惚れます。(こうみえてロマンチック!)しかしゴロゴロ・・雷が鳴り出しソワソワ・・(こうみえて怖がり!)やがて誠丸がやってきて上物のお客さんが2人、半夜で上がってきました・・ってことは12時ですか・・残り3個のウニは置いといて、残すともったいない順にヤド・サザエと15分間隔で投入し、最後はエサトリのアタリに手持ち竿で対応し、「石鯛にっ!変われっ!」と念を送りましたがまったく通じることなく納竿です。片石氏の2度目のチャレンジも報われませんでした・・がっ!まだまだ甘い!せめて10回はいかんと・・連続ボウズ・・と言ったあと、僕って今日で何回目の?と聞いてはならんことを自問してしまい、すこしヘコンでしまいました・・ハイっ!6回連続ボウズだよっ!と発表させていただきます。まぁ去年は10回連続までいきましたからね・・これくらいじゃあ何ともないさ~!
片石氏・・混迷の道へと踏み込んだか・・ 海魂とターナー・・どちらが舞い込むか? 海の雰囲気 良くなってきたよ! スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,07,29, Wednesday
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