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1月25日は宮原氏と梶賀へ!前々日の土曜日は皆さんよく釣られていたようで、かなりの枚数が出たようです。しかし日曜日は一転して喰い渋り状態になったそうで、グレが喰ったタナは竿3本以上の超深棚だったそうです。出船時に船頭さんが「水温下がっとるからめっちゃ深ぁに落としていかなアカンでぇ!」と皆に告げていきます。6時半に誠丸は出船し、いつものようにカガリを目指して三木里方面へと向かいます。「高橋く~ん!用意して!」とマイク放送・・今日は南から行くようですが・・僕は一番に船を降りるのが実はあまり好きじゃないんです・・とくにお客さんが多い時は、背中に猛烈なプレッシャーを感じてしまいます・・磯付け開始の合図まで、舳先に立って揺られていると緊張してしまいます・・「行きますかぁ」の合図で船は前進、磯に当たる直前に宮原氏と一緒にタァ~と跳びまして無事に渡礁完了です。(毎度毎度のことながら、低い磯へ跳ぶのは怖いのだ)今日も凪です!沖のブイはほぼ定位置でフラフラしています。風は西から少し吹いているだけで釣りやすそうな雰囲気に「今日は釣れるんちゃうん!」とボルテージが上がってきたところで「どっち?」と宮原氏に尋ねます。しばらく悩んで“チョッとだけ高いとこ”を指差します。「オ~ライ!」で僕は“一番高いとこ”に荷物を運びます。あわただしくエサの準備を済ませ、いつものタックルをセットしながら、何とか朝の早いタイミングでグレを釣ってしまいたいな・・と、頭の中は本日の釣りプランで容量オーバーです。(脳天から湯気出てるよ・・冷却せよ!)前回の水本氏との釣行では“グレ坊主”を喰らってしまったので、まずは“黒いのん”をきっちり釣りたい・・と作戦を練り練りします。半遊動仕掛けできっちりタナをとって仕留めたい!と、カン付ウキ3Bでウキ下4ヒロ、ハリス3号2ヒロにボイルグレ9号からスタートします。ひと流し・・ふた流し・・サシエは無傷で“生還”します。(厳密には“生きて”ないけどね!オキアミのボイルは・・)更にウキ下を1ヒロ下げてみてひと流し・・ふた流し・・更に更に1ヒロ下げて・・ひと流し・・ふた流し・・ウキ下が竿2本を越えてきまして狙い目も少しずつ沖目になってきて・・開始から1時間、無言で釣りを黙々と・・いまだにサシエが一粒でイケてる状況です。マキエにはデッカいボラが群れてきましたが、こいつらは水温低下とともにやってきて、磯に居座る系の厄介者です。マキエをバクバク食べてくれますからタチが悪いです。磯際でギラつく奴らを気にしつつ、マキエを左右に散らして撒いて、少しでもグレに届けと回数も増やします。しかしダメダメな時間は刻々と過ぎていきます。宮原氏も同じ状況のようで、いつもは竿を置いて休憩してる姿なんか見たことないのに、座ってパンなんか食べてたりなんかして・・弁当船がやってきました。「どうやぁ?」とマイク放送に手を小さく2回振って答えると「なんや・・宮原君もかぁ?」に2回頷いて答えると「水温が14度ちょいまで下がっとるからのう・・昼が満潮やから・・これからやのう・・」と言って港へと帰っていきます。僕も腹減ったし・・でも“黒いのん”を仕留めるまでは!いや、“赤いのん”でもエエわ!この際・・でアウラ・ワイドのLサイズ000にスイッチし、大遠投を開始してしまいます。ひと流し・・ふた流し・・1クール10分を目安に投げて沈めて・・これを数回繰り返しましたが、投げたときにサシエがとれない限りはつきっぱなしです。しかしよく見てみると針に残ってきたボイルが潰されていたりしています!これは事件ですよ!ひょっとして喰い渋ったグレがエサを口にして、ゴニョゴニョしてブッて吐き出してるかも・・ボイルグレ9号の針を8号に変更して、小振りで身のしっかりしたボイルを慎重に選び丁寧に装餌します。トリャッとキャストして、ゆっくり右に流れる潮に乗せながら沈めていき、直感的にこの辺喰いそう!てな感じのとこで流すのを止めて竿先にテンションを与えて待ちます・・さぁ、どうだ!・・う~ん・・弾けませんなぁ・・コツっともこんなぁ・・で、結局サシエを触ってきたタナを見失い、気持ちが“ウロウロ”してしまいます。ウキを沈ませて釣るときの弱点は“釣れたタナ”を正確に把握するのが難しいってことですね!(釣れてないじゃん!)まぁ、アバウトな性格の僕には向いている釣り方ですがね!(実は緻密な計算?に基づいています。本人が気付いてないだけで・・って意味不明?)・・休憩入りま~す!で、いつもよりちょいと遅いタイミングの朝食を半泣きで頂きながら作戦会議を開きます。(脳内の会議室で)知恵熱がでるまで会議は続き(乳児かっ)“ワザの引き出し”(脳内の勉強机の)を開けて・・あ~でもない こ~でもないと・・収拾がつかないので(引き出しは五つくらいしかないのに)とにかく沈めることが先決やね!と、ベクター空カーマ Lの5Bに白羽の矢!「頑張れよ・・」とウキに一声かけて竿2本のタナから再スタートです。ハリス2.5号を3ヒロとり、ボイルグレ7号に針の号数を落とします。手前から沖へ、サシエが触られるタナと距離を探りまくります。そして気がつけばウキ止めはどこ?おおっ!ついに竿3本は越えたな・・たとえ5Bのオモリといえども・・たとえカン付ウキといえども・・これだけ深く落とすのには時間がかかります。普通のグレ釣りでは“ありえんタナ”でしょうが、寒の時期の梶賀ではよくあることです。そしてついに・・根掛かりしてるし・・グイっと引っぱるとブツッ!外れたかな?とリールを巻いて・・ウキのカンにセットしたSICラインスベルの穴を道糸がスルッ!と抜けた瞬間「ヤバッ!切れとった!」と慌ててタモを伸ばしましたが、あと“2センチ”届かない・・網でバシャバシャして水流を起こしウキをこちらに引き寄せようとしましたが・・逆効果であったことが判明しました。遠ざかっていくウキに「バーカ!」と言い捨て、とぼとぼと磯の上に登ります。(ウキとりパラソル・・買おっと!)すでに12時前です。やっぱり最後は遠投イケイケで何か喰うまで沈めるしかないのか・・とLサイズ00のウキにG5のガン玉を打ちキャストします。潮はまったく流れておりません。最大15分と決めて着水点から真下に沈めていきます・・そして15分ほったらかしてもサシエが付いて帰ってきます・・G2のガン玉を追加して沈めて・・適当に回収するとチョコッと重いぞ!・・魚?・・おっ!イソベラやん・・はるか沖目のベタ底まで行ってきた証拠ですね・・ある意味奇跡的な展開です。「もうエエわ・・」で宮原氏が納竿宣言。その10分後に僕も撃沈宣言です。ついに完全試合が成立したか・・って感じです。迎えの船に乗り込むと皆さん口々に「アカンかったわ」と・・「カガリ周りは昨日から1度も水温下がっとるのう・・まぁ安定したら喰いよるけどのう・・」と船頭さん。今週末はマリコン磯釣り大会です。それまでに復調していればいいのですがね・・ってアカンかったのは今日だけだったりして?(泣いてやる!)

 左1度さがるとこうも喰わんか・・と宮原氏

 左南でついに完全試合・・はうー

 左今日はえぶりぃばでぃダメでした・・

 左梶賀側の磯はどうだったんかな?

スタッフ 高橋

カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記  情報登録日: 2010,01,26, Tuesday


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