11月7日の土曜日は水本氏と梶賀へ!もちろん今回もイシダイ釣りです。彼は今年のラスト底物にしよっかな?というわけでウニ50個にサザエ3キロを持参で、気合いと根性が入った2本竿勝負に出るそうな!「正面の船付きからカナトコ向きに“遠投”と、もう1本“遊び竿”出したいねん!」とのことです。(どうなることか)午前6時に誠丸は出船します。15~16人ほどかな、今日のお客さんは。カガリ東から行くようです。最初に名前を呼ばれます。「ちょっとウネリあるけど“3人”で行くで」と船頭さん。正面の船付きに僕らともう一人の底物の方が上がります。満潮が9時半です。ちょっとカブってきそうな雰囲気ですが、下の段から何とか竿を出せそうです。水本氏は宣言通り正面船付きの“コブッ”とした足場にピトン2個を打ち込みます。僕はしばらく海の様子を眺めて思案します・・もう一人の底物師は上の段からオペラ向き~微妙にカナトコ向きに早速竿を構えておられます。(はっ・・はやいっ!)僕は東の船付きからカナトコ向きに(必然的にそうなります)竿を出すことにします。波のタイミングをみて素早くピトンを打ち込み、いったん磯の上段に上がってタックルを組みます。海魂+海魂にオモリは30号、針は14号!(ちょっとだけ弱気?)の石まつワイヤ仕掛けを取り出し、ウニを装着してカナトコ向きにキャストし、カウント40に置いてみます・・竿の角度が気に入らんなぁ・・しゃがみこんでピトンの角度調整ネジをいじっていると・・いきなりお尻が冷たっ?背後からの無音の波でいきなり自動洗浄?当然ブーツの中にも海水浸入で朝イチからサイアクです。(まだ序章にすぎんのだよ・・これからもっとヒドイことになるよ~!)ちょっとだけ高くなった狭い足場にウニ50個が入ったエサバッカンと、ウニ通しやら何やらのイシダイ小物を並べ、更に僕もそのスペースに収まります。(しんどい姿勢です)そして忘れたころに投げ入れた仕掛けを回収しますが、ウニがそのまんま帰ってきたので再び飛んでもらいます。カウント40でストップをかけて置き竿にしたとき、波が来る気配を感じて素早く基地に戻ります!(間一髪セーフ!ですが一度濡れてるからどぉでもいい感じです)波の合間に糸フケを巻取り竿先にテンションをあたえます。しかしどうにも落ち着かないので荷物基地にピトンをお引越しです。さらに狭くなったスペースにこじんまりとおさまります。今回はウニを50個も買ったので贅沢?な気分でフンダンに使うぞっ!と打ち返しのサイクルを早めることにします。そして根掛かりですか・・それも連続で・・一気にペースダウンです。水本氏の左の竿、“サザエで遠投”にウツボさんらしきアタリが頻発!ハリスワイヤがグリングリンにされてます。しかしもう1本の“遊び”の竿がガチャ!ガチャ!ポン!で舞い込んでしまいます!「掛かっとるっ!」とアワセを入れて軽やかにハンドルを回しておりますが・・僕は横目でそれを見ながら、切れた仕掛けをやり直してる最中で・・30センチほどのイシガキがスコン!と抜き上げられました。こちらも釣るでっ!と再び仕掛けセット完了し、ウニ3個掛けで沈めておきます。(手返しより一度の物量にモノいわす作戦)時間の経過とともに波が打ちあがってくる間隔が狭まります。心身ともに落ち着けない状況に疲れてきたし・・いきなり弁当船が来ました。(時間経つの早っ!)「どぉや~?やれるかぁ~?」とマイク放送に一応○印で返しときます。しかしやれるんはやれるけど・・全然アタリが無いじゃん!僕だけ・・か?水本氏の“遠投”にはウツボのサワリが続きますが・・そして「きゃぁぁぁ~!」とウツボを釣り上げました!「これは撮るでっ!」でデジカメON!「それ、首に巻いてみ!」とポーズのリクエストですが、見事に却下されてしまいました。しかたなく普通の画?で我慢しといて竿のもとへと戻ります。パンをかじりながら竿先を眺めております・・アタらんナァ・・波がザーッと竿の上を越していきます。リールもドボドボで大丈夫かいな?このまま“ノーメンテで”と、心配してあげます。(心配するよりメンテしろ)そろそろ最満潮の9時半です。ここからは潮位も下がり、ちょっとは落ち着けるでしょう!しかしここで“あること”を思い出します・・満潮からの折り返しで、“下げ”にかかるときに大波一発が来る!ということを・・(毎回怖い目にあってるねん!)今のところ海は落ち着いておりますが、どうなるかワカリマセンし・・とりあえず小物は高いところに移しておき、海水たっぷりのエサバッカンは重いので高いとこまで運ぶのが面倒になり、いざとなったら足で踏むなりして守ってみせよう!と男らしい?一面も見せときます。(誰にみせる?)そしてしばらくは静穏の海・・もう大丈夫かな・・と思ったのもつかの間、再びざわつき出します。ドーン!パーン!と波が打ちあがり出します。そして一段と磯が広く感じた直後、さっきまで南東からの波だったのが、突然真っ正面から一気に磯に這い上がってきたっ!ヤバっ!“波”ではなく“海”が膝の上までやってきた!咄嗟にバッカンを掴み、もう片方の手で磯を掴みます!しかし波の力とは恐ろしいもので・・このままバッカンを守り続けることは・・僕には出来ない・・ごめんよ!とアッサリ手を放して両手で磯にしがみつきます。波はそのまま後方に抜けたので身体は平気でした。斜めの磯では上がりきった波が“返し”になって引いていくときに足をすくわれることが多く危険ですが、今の立ち位置は返しが来ない平らなところなので、耐えることに成功しました!(いやいや・・充分危なかったですって!)いやぁ・・しかし・・冷や汗もんでした・・バッカンと心中するとこでした・・流されたバッカンは船頭さんにTELして回収してもらいましたが、エサがスッカラカンになりました。水本氏にサザエ4個を分けてもらいます。「ウニも使うたらエエでぇ!」とのお言葉にゴロゴロニャーンと甘えさしてもらいます。(足にスリスリ~・・って猫かっ?)可愛さアピール攻撃をしかけながら、ウニを遠慮がちに失敬します。(怒られるかもよ!)何とか釣りを再開します!僕のウニが大量に足下に撒かれたんで、いいマキエになっているハズ・・と足下19メートルにチョイ投げしておきますが、アタリは皆目ありません。潮も止まっているみたいなのでオモリを10号と軽くして、落ち着く場所で“15分間放置する作戦”を遂行しますが・・マジにアタリが無いんです・・水温が下がったのか・・ウニが思いのほか流されて、魚ごと何処かに行ってしまったのか・・気配が無いです。・・余談ですが翌日同じ場所で宮原氏はイシガキの“入れアタリ”だったんだそうで、30センチ台を10匹ちかく掛けたそうです・・(何なんだ!この差は・・)結局このまんま2時の納竿までダメダメ状態が続きました。最後に水本氏のイシガキを撮影しておきました。(BASS持ちで)全体の釣果もイシガキチョロチョロにグレは小さい・・みたいな感じですが、イガミはホンダワラをエサに専門に狙うと良く釣れているみたいです。(地元では高級魚?)気分転換にイガミでも釣りますかね・・次は・・。(絶対“やらん”でしょ!)
波高い中、2本竿の水本氏 ウツボに「ひぃえええ~っ!」 アタリ・・遠いんですけど・・ これで終われるのん?今年の底物・・ スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,11,13, Friday
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