5月31日は宮原・水本両氏と共に、3人で梶賀の磯へ半夜釣りです。このエリアの半夜釣りとは、昼の12時から夕方6時まで磯に渡るシステムです。朝7時半に橿原を出発し、ゆっくり走って11時に誠丸に到着します。ちょうど沖から見回りに出ていた誠丸が港に戻ってきたところです。着替えを済ませて暫し待機し、やがて12時に出船し大黒回りを目指します。「ダンゾが昼から空くから・・3人で行ってみるかぁ?」と船頭さん・・「イエッサー!」でダンゾのシマへ。南東~東の波があり、正面向きの好ポイントはおもいっきりカブっています。「ウラから着けるから・・濡れてて滑るからアワテんなよ!」との声を背に両氏は身軽にぴょんと飛び渡り、僕も続いてぴょん・・“ズルッ”・・スベった!両手で磯にしがみつきプルプルとチワワのように震えていると2人が荷物を取りに来てくれて、何とか落水だけは免れました・・(オ~怖っ!)朝釣り組は1時上がりなので皆様の邪魔にならないところで暫し待機します。しかし暑い・・天気予報は曇りで東風が強く吹く・・みたいになってましたが、カンカン照りで無風!じっとしているだけで汗だくなのです・・やがて1時になり迎えの船が来て朝釣り組が引き上げていきました。「さぁ!やるか!」で我々は店開きです。キムラ~繁島向きに僕・宮原氏・水本氏と並んで釣り開始!今回の僕のタックルは前回の釣りで弐号機(極翔2号)は小破し、現在自宅待機を命じられていますから、初号機(極翔1.7号)を使います。道糸2.5号・ハリス3号で先発のウキはMサイズのB、タナは2ヒロで開始です。竿1本沖に仕掛けを入れてマキエをパラリ・・速攻でサシエを盗られます。そんな調子で2~3投やって手前を早くも見切り?遠投作戦に切り換えます。BIGの00のウキにオモリ無しで右側の大きなサラシの先端にキャストします。そしてサシエが残って帰ってきたのでBのガン玉を打って沈めていきます。「ここ・・喰いそぉ!」と遠投を繰り返すがおもったように弾けません。オモリを変えたり、ウキをLサイズに変えたり・・と作戦遂行中に、左端の水本氏のインテッサ(あえて竿に名前をつけるとしたら“ロバート”)が曲がり、30センチの尾長をキャッチします。そして再びロバートが弧を描き同型の尾長が続きます。僕の作戦と同じく“かっ飛ばし”で沖の潮目狙いですネ・・ただ僕との違いはきっちりタナをとってウキを水面にキープしているところか・・そのことを察知しすぐに残浮力のあるウキに変えてみますが・・やはりしっくりこないので、前回大活躍したアウラ ワイドの000で超遠投し、ドンドン沈めていきます。そしてかなり深く入ったとおもわれるあたりでようやく糸が弾けます。「うっしゃあああ!」と声をあげガンガンリールを巻き取ります!(ガンガン巻ける・・ってことはそんなに大きくないね!)サラシの中にこげ茶の魚が浮上・・イサギの40センチオーバーです。タモ入れしてもらいキャッチ成功!ブクブクONで日陰にキープしておきここで一服・・(暑くて・・汗が・・喉が渇いて・・)宮原氏は黙々と釣りを続行中で、水本氏はゴソゴソしています。時折大きな波がやってきて、磯の右側から駆け上がってきます。注意していれば対処できるのですが、このときちょうど釣座から離れてグターっとしてた時だったので「来る!」と感じたときには僕のバッカンが磯の上をひとりでに移動開始!流されてしまう!「ヤっばぁ~い!」とダッシュで救出に向かいます。まずは玉の柄を安全圏に避難させ、流されたバッカンを探すと、ラッキーなことに磯の割れ目に挟まって助かっていました!杓も無事です。エサも半分くらいは残ってましたから問題無しです。一旦釣りを中断し、しばらく海の様子を伺いますが・・大波はあれ一回きり・・大丈夫・・やんな?でそれぞれ釣りに戻ります。ちょっと空が曇ってきて、東風も吹きだし涼しくなってまいりました。そしてサシエが残って帰ってくる回数が増えだしました。夕方のゴールデンタイム突入か!目の前のサラシが!潮目が!何かでかいノンの気配をムンムンとかもし出しておるではないか!そして皆がちょっと無口になったとき、水本氏の“ロバート”がグンニョーンと曲がり“よんじゅうなっぷ”の尾長と磯際での攻防を繰り広げております!僕がタモを手渡すと一発でサクッと決めてしまいますから“やっぱ達者よのう”です。デジカメONで撮影完了。僕もやるでっ!とウキ・仕掛け・タナをめまぐるしく変えながら正解を探します。そして軽い仕掛け・3ヒロのタナでシュン!とウキ入れです。竿を寝かして右の根をかわしながら身体は左の取り込み位置へ移動・・したつもりが魚は右の出っ張りを回りこんでますやん!慌ててもとの位置に戻り、右手を高く掲げ竿を上方に突き上げてひっぱり出してからもう一度取り込み位置へ・・宮原氏の差し出すタモに納まったのは30台後半のクチブゥトォ!(てこずった割りに・・魚が小っさいねぇ)バッカン投入で次を狙うぞ~・・って時計をみたらもう5時です。「ご・ご・五時~!」6時には迎えの船が来ます。「夕方って・・焦るよねぇ・・」と独り言・・でかい奴を狙ってサラシ脇にウキをシモらせていきます。「喰ってぇよ~」しかしアタリがアリマセン・・回収すると“ズン”ときた!ヤッタか?巨大魚・・竿をあおります・・100パーセント根掛りの感触・・「最悪やわ~根ぇかいたわ~」で強引にシャクると(また折るでっ!)無事回収できました・・と、ここで宮原氏も竿をシャクっています・・どうやら根掛りのよう・・「こっちも根掛りや・・」と竿をおこす宮原氏。僕はもう一度針を縛ってもうワンチャンス・・あるか?と思案していると・・宮原氏の様子がおかしいぞ・・竿を曲げてリールを巻き巻き・・ウキが見えだしたぐらいから、どうみても魚とやり合っているアクションに「何の冗談で?」と様子を伺うと「グレやっ!」とクールに一言!「なんですとぉ!」とタモを持って駆けつけると良型のクチブトがボン!「わたくしめにオマカセあれ」でタモIN!44センチってとこです!今日イチを最後の最後で持っていかれたかぁ!です。デジカメONで魚バサミでガシッ・・グレ流血・・そして死亡。(挟みどころが悪かったのかな?)「もう・・エエやろ・・」で納竿とします。最後に僕のも撮って~と両手に魚でパチリ!の瞬間イサギが跳ねて変顔に・・。も・・もう一枚・・お願い・・で撮りなおしてもらうことに成功です。迎えの船に乗り込むと船頭さんが「朝釣りで51センチの尾長が出たぞ」と・・“ご・ごじゅう”の“お”・“な”・“が”って・・「アカンでアカンでぇ!」ということで、3人ともしばらくは底物をおあずけし、グレ釣りをすることとなるでしょう。
入れ替わりの待ち時間・・「暑っ!」 水本氏の尾長!(今回の撮影ではボケませんでした・・) 宮原氏の口太44センチ!(流血しててゴメンねゴメンねぇ!) 僕のイサギとグレ・・なかなかなり(中途半端な・・ってこと) スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,06,01, Monday
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