5月10日、梶賀へグレ釣りに・・前日誠丸に予約のTELを入れると例会が入っているとのことで大黒回りは満席状態・・カガリでええかぁ?とのことですが、もちろんOKです。午前2時に梶賀着。当然誠丸の駐車場は満車で、しかたなく港に車を止めて仮眠します。4時前に携帯のアラームがピピピーで起床。事務所に顔をだすと「今日は多いで・・平日に来たらエエのに・・」と船頭さん・・たしか金曜日に行くって電話したら波高いから日曜にしたら?といわれたような気が・・気のせいだったかな?・・。先に港に下りて、着替えを済ませて待機していると他のお客さんたちが続々登場!30人はいるか・・4時45分に釣り人満載の誠丸は出船します。通称“大黒コーナー”をエンジン全開で回り込みダンゾのシマ・ソコブ・ダンゾの地・地の地と例会組が上がり、船カクシに数名下ろしたあと再びエンジン全開で内磯へ向かいます。他船がオペラ方面に向かっているのを見て船のスピードが更にアップしたような・・しかし無事にカガリをおさえることに成功です。“東”に3人下ろして「“南”かぁ?“西”かぁ?」と船頭さん。迷わず“南”と答えて舳先へ上がります。そして一人でカガリ“南”へ上がることに成功です。お客さん多い中、ラッキーです!早速タックルを組み釣り開始です。波はほとんど無く、ちょっとウネリがあって左右からサラシが出て正面に潮目を形成・・“こりゃあ絶対釣れるやん!”みたいな状況にウハウハです!ハリス3号にBのウキ、タナ3ヒロでスタート。左からのサラシにマキエをのせて沖に運びダイレクトに潮目を直撃!(あまりにも釣れそうな潮目だったもんで・・いきなりやっちゃいました!)さぁ、くるで!・・もう、くるで!・・時間経過・・もう、きそうやな・・更に時間経過・・ダメじゃん!なんとサシエつきっぱなし・・なんもおらん・・6時を回りました。この“朝イチのエエ感じ”のときに釣っとかんと・・マイナスのウキで遠投して沈めてみますが、3回投げて“無い”と判断。磯際近くに狙いを変更しますがここにはエサトリがいるのかサシエが盗られます。2~3ヒロのところに茶色の奴がパラパラと・・ハゲさんか?今度は右のサラシの更に向こう側にマキエをして仕掛けを投入。暫し流してやっとこさウキが沈みます。糸フケを巻き取りアワセますとなんとも微妙な手ごたえです。足下まできて軽い突っ込みをみせますが、あくまでも軽~い・・です。ヒョイと抜きあげたのは30センチほどのグレです。勢い余って磯の後ろまで飛んでいって裏のワレで再びやり取りしてしまいました・・(サービス!サービス!)とりあえずブクブクONでキープして同じポイントを狙いますが次に喰ったのは25センチ級・・次は20センチ・・段々小っさくなりますが・・状況は良いのに釣れない展開にちょっとイライラ・・潮は右へ流れだします。浅いめのタナでガンガン流すがダメ・・ウキを沈めて深く釣ってみてもダメ・・8時の見回り船がやってきます。「どうですか?」とマイク放送に手を振って答えます。「・・ったく・・ダメ!」誠丸は遠ざかります。ここで一息。朝飯をいただきながら海を眺めます。そして改めて「エエ感じやのに・・魚おらんわ!」とボヤキます。(よー釣らんだけとちゃいますん?)釣り再開。しばらくして潮が止まりました。サラシも無くなり雰囲気も消えて無くなりました。惰性で仕掛け投入を繰り返します。そして沖目の泡溜まりを漂っていたウキがいきなり水中深く消えていきます。「キタのか~!」とアワすと強烈な“返し”が襲い掛かります!間違いない・・この手ごたえ!このビート!いつもより余計にヒキを楽しんでます!(“釣れない日”だと薄々感じていたから・・)寄ってきた!浮いてきた!見慣れたお顔と3つの黒いブツブツ!タモを伸ばしてすくい上げ、タモを縮めて速攻で針を外し、網をひっくり返して海へお帰り願います・・さよなら・・サンコ・・また遊んでな!(釣れない時は引っ張り合いが出来れば何でも楽し・・たとえサンコでも、ババタレでも・・)しかしサンコが居るんならグレも居るやろ!とヤル気をだして(かろうじて・・)潮どまりの海と戦います。その数分後・・状況は更に悪化・・緑色の海が近づいてきます・・沖から・・大量のゴミと共に・・恐ろしい程の“当て潮”となります・・底物狙いならテンションが上がる光景ですが、あいにく今日はグレ釣りに来てんだよっ!おまけに潮に乗ってきた赤潮まじりのゴミ溜まりが磯にぶつかった後、右にも左にもハケずに目の前に溜まり、やがて埋め尽くされてしまいます。そして仕掛けの投入点を失った釣り人は、ただ呆然と立ち尽くすのみ。この時点でヤル気のゼロ地点突破です。(帰りたい・・グスッ)竿を置いてボ~ッとしてると携帯に着信!水本氏からです。「行ってんねやろ 梶賀 アカンやろ!」といきなり見透かされていますが・・「そんなことないで・・たんのしいよ~」と答えると「めっさ当て潮やろ?」と・・何で知ってるの?・・と聞くと、「熊野におんねん!」とのこと。熊野のキハチという磯に上がってて、同じく当て潮に苦しんでいると・・「12時で上がるわ~ 今日は“無い”とおもうで~ バーイ!」で切れました・・こっちも帰りたいよ・・でもあと1時間ちょっとやし・・1時までとりあえずがんばんべ~と竿を振り続けましたが、当然のことながらドラマティックな展開は訪れることもなく刻々と時は過ぎ、「ラスト1投!」と大遠投・ダダ流しで、糸フケを巻き取りながら手前に戻ってくる仕掛けをコントロールしていると待望のアタリ!しかしゴンゴン!の手ごたえにハァとため息・・30センチほどのチャリコでした。終~了~!キーパーバッカンの中にはたった一匹のグレ・・元気そうなのでリリースしておきます。道具をすばやく片付けて船をのんびり待ちます。大黒方面に行った例会組を乗せた誠丸がやってきました。波で舳先が上がりきったタイミングで跳びのります。沖磯もあまりパッとしなかったようで・・撃沈ムードが船上に漂っています。「どうでしたん?」と聞いてみたら朝イチの潮で30センチ前後がパラパラ喰って、その後“当て潮”になりゴミだらけで釣りにならなかったと・・まあ似たようなもんですな。船頭さんから「今日の潮やったら底物がオモロかったなぁ!水温も20度以上あるしのう」といわれ、「いやいや・・5月いっぱいはグレ するからネ!」といいながらも春の乙女心?は揺らぐのであった。(早く6月になればいいのに・・ってもう本音は底物モードでやんすね)
これ一匹だけ・・ みなさん頑張ってますが・・ 最後にきたチャリコ・・これではね・・ スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,05,15, Friday
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