3月18日は晴れ!しかも尾鷲の波高1.5メートルと“凪”の予報ですから「こりゃあ行くでしょ!」で梶賀へ。誠丸は5時45分に出船です。今日はお客さん、4人です。「ど~するぅ?昨日はカガリ あまり良くなかったで~ 見張り 行ってみるか~?」と船頭さん。前回は見張りで9時に撤収となったのでもう少しやり込んでみたいかな?とも思ったけど、前日に見張りの先端に上がった吉村氏から“潮向き悪い・・磯際はコッパが多い・・”と聞いとりますからイマイチ乗り気には・・同じく前日にカガリの南に上がった宮原氏によると“潮動かん・・サンコばっかり・・”との報告を受けました。うーむ・・と悩んで僕的にはコッパよりサンコのほうが与しやすいやろ・・と考え「カガリの南!行きます!」と船頭さんに告げると「よっしゃ!」で決まり!カガリ“西”に一人、続いて“南”に僕、そして“東”に一人、最後の人はアオリイカ狙いでオペラ“奥”へ上礁です。ちょっとだけ久しぶりのカガリ(・・といっても2週間ぶり・・なだけやね!)に、ノスタルジア・・しかしサッサと釣り開始!“一番高いとこ”に釣座をかまえ、マキエをパラリ・・潮は右!いいねぇ!釣れそやねぇ!いつものタックルに3Bのウキ、4ヒロでスタート。凪なのでサラシが小さく磯伝いにゆっくりと仕掛けが流れていきます。しばらく流して回収するとサシエは綺麗に付いています。1ヒロほどウキ下を下げてもう一度同じコースを・・反応ナシ。更に深くしてちょいと沖目を・・潮はいい感じなのに何も触ってきません・・竿2本のタナまで攻めて気(ケ)が無いので遠投するか・・下に降りて“禁断の根”の先端を狙うか・・思案します。潮の流れはアルけど遠投向きでないし・・かといって“禁断の・・”は掛けても獲れんし・・で、たち位置はそのままでウキ下を4ヒロと浅くして磯際の足下~“禁断の・・”までの間を狙います。その2流し目にウキがユララ~っと沈んでいきます・・根掛かりか?やがて沈む速度が加速します!「アタ~リ~!」と竿を沖側に向けて真横にアワセを入れます!(真上に行くと根にゴリッ!は必至)ズン!と重い手ごたえです!根を回ろうと魚も必死ですがアワセがパーフェクトでしたので主導権はこちらにあり!強引に足下まで連れてきて竿を真上に上げて浮かせにかかりますと・・ボコッ!と浮上・・良型のグレです!今日は波が無いのでタモ入れも楽勝で決まり「ひとつめ~!」と快調なすべりだしです。45センチくらいか・・腹パンの口太くんです!(後に腹を割ると卵が・・口太ちゃんでした)キーパーバッカンに入れてブクブクONです。「この潮向きならまだまだ頂くでぇ!」とすごい自信です・・(“スミイチ”ってことも視野に入れときましょう)上機嫌で次に仕掛けを入れてみると・・潮・・止まってます・・(ホラねっ!)やはりそうか・・と落胆するのがいつもの僕ですが、何故か今日の僕は一味違います!「ここで“逆にぃ”沖を釣ったら喰うでっ!」と全く何の根拠もなく沖目の泡を同じ仕掛け・同じタナで直撃しますと、アラアラ不思議・・ウキがドンドン沖向きに流れていきます!「コレもアリやなぁ」で一旦回収して、サシエをしっかりとつけ直し、マキエを多い目に左右のサラシの先端に撒いて、改めて投入します。いい感じだ・・随分沖までウキは流れて・・そしていきなりオレンジ色を見失ってしまいます・・「沈んだんか?」大きくアワセを入れますが、糸ふけをとりきっていなかったので何とも中途半端な手ごたえです・・ダッシュでリールを巻いて竿に重みが乗りきったところで大アワセ!ギューンと突っ込んだ!尾長っぽすぎるう~!足下でやはりお約束の右に突っ込み!これも手馴れた?もの・・難なくかわして(調子にのるでねぇだ~!)タモ入れもサクッと一発で決めます!42センチの尾長グレでした。サクッとバッカンに移して「まだアルでしょー!」とノリノリです。そしてそして、またまた同じ筋でウキがシモシモ~「今度はブトかぁ~!」で糸ふけを巻取りフッキング!今度のはシャープさに欠けますが重い手ごたえ・・イガミか?浅ダナやで・・でもでも~姿を見せたのはグレっ!これまた40センチちょいの口太くんです!(後にこれもメスであることが判明・・“ブトちゃん”でした)「も~とまらんぜぇ!」と久々に絶好調なのです!「まだアルか~?」で再開しますが、ここで潮は完全停止。唯一エサを触ってきてた4ヒロのタナも沈黙です。ここで携帯に着信・・宮原氏です。「どう?サンコ釣れた?」 「サンコはアカンわ・・でも“グレ”釣れたでっ!」に「マジでっ!」・・と。「じゃあ・・がんばって・・」で電話終了・・この“流れ”で自動的に休憩です。そして再び竿を握ったとき・・なんと“逆潮”・・左向きにコンコンと流れていきます・・この潮向きは苦手です。これなら“東”からオペラ向きに釣ったほうが・・です。めったにこの潮向きになることは無いので色々試しますか・・と足場をあっちこっち・・だんだん釣れる気がしなくなってきました。波が無いので一番右端まで歩いていって根の出かたを確認したり、“西”の釣り人を見学したり・・海の色が段々緑色になってきました・・「こりゃ絶対 ナイなぁ・・」船頭さんが朝に言ってましたが、磯によって水温が13度台~16度台とバラバラなんだそうで、冷たい潮が入ってきたら何も喰わんようになる・・とのことです。「これが“冷たい潮”ってやつですな・・」12時を回り、ますます海の表情が曇ってきます。「こんなときこそ“禁断の・・根”を直撃やで!」で“チョットだけ高いとこ”から4ヒロのウキ下で正面向きの張り出し根・・その先端にマキエ・サシエを入れ込みます・・と、やっぱり喰った!少し右寄りでウキが入ったので右向きにアワセを入れて“禁断の根”を何とかかわそうとしますが・・ゴリッ・ゴリッ・・と嫌な感触が・・そしてあっさりとブスッ・・3号ハリスの真ん中でズタズタっと・・「やっぱ“禁断の・・”は禁断やな・・手ぇ出したら痛いこと・・なるなぁ」ってことで今回もバラしたよ~!朝が調子良かったから、今日は獲れるっ!と思ったのに・・甘かったね・・1時半に納竿します。(まったく雰囲気・・良くならないので・・“あ~きら~めた~”・・です)港に戻ると“東”でも良型尾長が2枚出ており、やっぱり今年は尾長・・多いねぇ!と意見が一致したところで「じゃあまた~!」と梶賀をあとにしました。(今回もカガリは正解でした!やっぱ裏切らんのぉ!)
朝イチに連発!型揃いです! カガリの西を見学に・・ 尾長42cm! 口太45cmと41cm! スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,03,20, Friday
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