11月に入り8日は立冬と暦の上では冬ですが、まだまだ暖かい日が多く釣りの絶好シーズンです♪
釣り物も多い季節ですが、串本の船釣りで青物が釣れているらしく、お客様の福田さんがブリメジロを釣って来られました。 道糸のトラブルやバラシも有り、納得出来る釣りが出来なかった言いながらも4本の青物を釣って来られていました。 悔しいからリベンジに行くから一緒にどうか?とおっしゃって頂き、10月6日に串本にご一緒させてもらいました! 当日は串本大島の『フィッシング隼』さんを利用、午前5時半に到着、準備をして6時前に出船です。 串本の青物釣りですが、仕掛けは天秤ズボ釣りで、撒きエサはサンマのミンチ、ハリに付けるエサもブツ切りにしたサンマを使用します。 撒きエサのサンマのミンチはカゴに入れるのではなく、この地方独特のコマセ袋を使用して、海水でミンチを薄めたものを水撒き杓の様なものを使い入れます。 オモリは150号、ハリスは16号とかなりヘビータックルです(笑) 釣れだすと船内あちこちで竿が曲がるのでゆっくり掛かった魚とやり取りしていると他の人とオマツリしてしまうので魚が掛かったら強引にゴリ巻きで取り込むために太目の仕掛けになっています。 串本の湾内を出てすぐの水深60mほどのポイントに到着、他の青物狙いの船も集まってきています。 到着してすぐに釣り開始、青物の時合いは朝イチんもみ、午前8時くらいには食わなくなるそうです、朝イチに数匹は確保しておきたいので気合を入れて釣り開始! 水中の天秤に付いた150号のオモリと、コマセ袋が重いのなんの(笑) 撒きエサを袋から出そうと竿をシャクリますが結構大変です… この数日、ずっと釣れまくっていた青物だったんですが、この日は沈黙… 3投目にご一緒していた福田さんのお友達が1匹メジロをキャッチしてそこから爆発するのかと期待が高まりましたが続かず、ポツンポツンと単発でヒットするのみ… それでも掛かった青物を強引に巻き上げ引きを堪能しましす。 青物とのファイト中の福田さん(笑) みんなで協力し合って取り込みです♪ 結局、爆発は起こりませんでした。 しかし多い人で4匹、船に乗っていたみんな何とか1~2匹は釣ったので9時に青物狙いは終了… なんと『フィッシング隼』さんでは朝の乗合船に乗った人はそのあとサービスでカセに乗ることが出来ます。 いったん港に戻り、カセの準備をして串本湾内のカセに乗せて貰います。 第2部は真鯛狙いです(笑) 大島よりのカセは水深20m弱でした。 天秤ズボで狙いますが潮があまり動かず、底から水面近くまでエサ取りが多くエサのオキアミが持ちません… すこし潮が動き出すまで真鯛狙いを諦めてカワハギ釣りをしますが思うほど釣れず時間だけが過ぎて行きます。 しかしその間も福田さんが朝釣れたメジロをサバいてくれ刺身を弁当と一緒に頂いたり楽しくのんびりとした時間です。 弁当も美味しいですが、釣りたての魚の刺身はサイコー!! そうこうしている間に残り時間が3時間も無い状況となりましたが、思い切ってポイント移動させてもらいます。 大島の対岸側、浅海(センカイ)側のカセに移ります。 先ほどのカセよりは水深があり、40mほど…まず、天秤ズボの仕掛けを下ろします。 潮はやはりあまり動かず、ほんの少し右に動いているかなといったところ。 ここはエサ取りが底にしか居らず、棚を上げるとエサが残ってきます。 しかし、本命のアタリは有りません。 魚らしい魚は全然釣っていませんがあと1時間を切ってオキアミも残り僅かになって来ましたが、右に流れていた潮がゆっくりと左に流れるようになって来ました。 やっと潮が動き出し、福田さんが浅海のポイントは左に流れる潮が良いと教えてくれていましたので、残りの時間を完全フカセをやってみます。 フロロカーボンの道糸にオモリを付けずにハリだけの仕掛けで流し込みます。 パラパラとオキアミを水面に撒きながら道糸を送り込みますが、数投は反応無し…エサは付いていたりエサ取りに取られていたり… 何投目かに一瞬穂先が弾かれました。 何かが食いついたようですがハリ掛かりしなかった様です。 少しづつ魚っ気が出てきました。 残り1時間ほどですが天秤仕掛けのタックルは片付け、完全フカセに集中します。 すると50mほど流し込んだところ、ほぼ仕掛けは底近くまで入っているだろう所でリールからラインがシュルシュル~と勢い良く引き出されます! 来た!! 少し走らせたところでリールのハンドルを巻きフリーになっていたスプールのクラッチを入れます。 するとしっかりと竿に魚の重量感が伝わります。 そこそこありそうです♪ フロロの道糸は3号、仕掛けのハリスも3号です、串本のカセではかなり細めのタックル、無理は出来ないので道糸はかなり引き出されました。 しかし養殖筏に設置されているカセなので至るところにロープが張ってありあまり糸を出すと擦れてラインブレイクしてしまうので慎重になりすぎるのも良くありません。 ヒヤヒヤしながら何とか水面まで浮かせた魚は何と本命の真鯛でした♪ 60㎝級のきれいな真鯛、最後残り時間わずかで仕留めた本命はとても嬉しかったです。 まだ少し時間があるのでもうひとつ釣れるかも?と仕掛けを投入、糸を送りながらフカセ以外のタックルを片付けもしつつで釣っているとまたまたラインがリールから出て行きます! また来た!! 先ほどよりはラインの出方に勢いが無かったものの竿には先ほどよりも重い重量感! またやってしもたぁと思いながらも真鯛とは違う引きやな…と思ってはいましたが水面まで浮かせると… 残念…エイでした… 万事休す、もうこれで止めようかと思いましたが、オキアミがほんの少しだけバケツの底に残っています、仕掛けにオキアミを刺して仕掛け投入、最後ほんの少しのオキアミが残ったバケツを水面にひっくり返してほんとのラスト1投です… バケツも洗い、カセの上も水を流して掃除し、竿受けなどフカセ竿とリール以外のものは全てバックに収め帰る準備は万全にしながら仕掛けを送り込んでいきます。 真鯛が掛かったあたりの引き出されたラインの50m付近、来るならそろそろという所になりますが、リールのスプールは時折ゆっくりとコロ…コロ…と少しずつラインが引き出されているまま… そろそろ諦めてフカセ仕掛のタックルもしまおうかどうかと考え迷っていましたが、他の道具はしまってあるので迎えの船が見えた時点で止めよう!と自分で決めた時に、シュルシュル~~ 来ました~♪ 最後の最後、ヒットしました! 1匹目の真鯛ほどでは無いですが引きはエイとは違います(笑) 上がってきたのが45cmほどの真鯛でした♪ ラストで来た真鯛は最高に嬉しい1匹でした♪ カセの最後の少ない時間で何とか釣り上げた真鯛2匹を持って… 迎えの船で港へ戻り、朝のメジロとカセのマダイを並べて記念撮影♪ 丸1日釣り三昧で大満足♪ 青物に真鯛、どちらも狙える贅沢な釣りでした。 しばらく青物は釣れ続くと思われますがいつ釣れなくなるかは予想しずらく船によっても釣果にムラが有るようです。 串本の青物、狙われる方はお早めに! カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2015,11,07, Saturday
|
次の記事 前の記事 |