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12月5日は大原氏と梶賀へ行く約束になってました・・が、前日の尾鷲の天気予報は波・雨・雷と荒天マークです。自分ひとりなら絶対に行かない状況・・ですが大原氏は「湾内でもエエから行きたいエ~!」とハリキッてるご様子です・・で、とりあえず船頭さんに明日行く旨を連絡します。(よせばいいのに・・)11時に橿原を出発。深夜の山道を鹿・タヌキをかわしながらゆっくり走り、つりえさ吉野で予約しておいたボイルオキアミを受け取りに寄ります。「エラい日に行くねんな~!」と吉野さんに言われてしまいました・・(しゃあないやん・・)午前3時に誠丸の駐車場に到着すると、すでに車が数台止まってます。まさか他に来てる人がいるとは・・ある意味安心!無料の仮眠所で一眠り・・「おはよう!起きてよ~!」の船頭さんの声でハッ!と目が覚めまして、急いで着替えて事務所へ・・テレビの天気予報を観て「前線が通るなぁ・・昼前か・・昼過ぎか・・アカン思たらすぐ電話してな」と船頭さん・・(携帯電話・・濡れるやん)6時15分に僕らをいれて5人で出船です。南からの波ですが今のところはたいしたこと無さそうに見えます。港を出て船首は右へ・・ドンビ回りに行くようです。エンジンスローでドンビ正面へと磯を回り込むと、結構うねってます・・「行くかぁ?」と聞かれてもちろんパスさせてもらいます。「大原さんもおるから・・湾内でいいよ~」で、「竜宮でエエかぁ?」にOKサインです。ドンビのひげに一人、に一人と下ろして、ここで誠丸はエンジン全開で湾奥へ向かい竜宮へ・・大原氏と僕と・・さらにもう1名が上がりました。“船付”に僕、“ハナレ向い”に大原氏、もう一人は“船付横のワンド奥”に釣座を構えます。今のところは雨も降らず風も微風です。やりやすいうちにチャチャっと釣ってしまいましょう!(すごい自信だ・・)「何センチからキープするン?」大原氏に聞いてみます(釣った魚を料理してくれます)「25センチあったらおいといてよ!塩焼きにして持っていくからエェ」食材確保の為にまずは“25センチ”を狙います。1.7号の竿に道糸2.5号・ハリス2号の“湾内仕様”の細仕掛(梶賀ではこれで“細い”んです・・)をセッティングします。ウキをカン付SのB、2ヒロにタナを設定し、磯際にマキエをしてその先に仕掛けを投入します。潮はゆっくりとハナレ方向に動いているみたいな・・アタリ無しです・・回収するとサシエが盗られてます。繰り返しますが・・結果はサエません・・“コッパ”の姿は見えないのでエサトリはカワハギ・キタマクラの類かな・・?仕掛けをMの3Bに、タナを3ヒロにしてマキエを風に乗せて遠投し、竿2~3本沖に狙いを変更・・しばらくの間はサシエが帰ってきましたが、直に通らなくなりました。我慢強く沖目を続けてもいいんですが、カモメっちが集団でやってきて目の前がヒッチコック・・ボイルを空中でキャッチすることが出来るツワモノもいてお手上げ・・カモメ用のマキエを沖に撒いて磯際をそっと狙います。(ある意味分離作戦!)弁当船が来ました。「わっハッハ~ カモメだらけやの~!」とマイクでチクリと・・港に帰っていきました・・。ハナレの水道狙いの大原氏も「エサが通らんエ~」とのこと・・久々の磯釣りとあって黙々とがんばってらっしゃる御様子です。その頃から“南”の風が段々と強くなってきて湾内に風波がたつ程に・・時折吹く爆風に体が持っていかれます。とても釣りを続けれる状況ではないので磯のワレに竿を置き様子を見ます。“ワンド奥”の人も竿を置いてこちらの方へ・・「雨降るだけや思ったのに・・風吹くなんて聞いてないで!」と話しかけられ暫し雑談・・“ハナレ向い”の大原氏は・・がんばってるなぁ!(結構“変な時”にがんばって、肝心な時に休んでる人です・・残念!)30分ほどの我慢で風がマシになり、釣りを再開します。Mの3Bのまま磯際へ・・マキエをパラッ・・カモメは・・どっかへ行った・・足下・沖・右・左・・交互に釣って、ようやく1匹目!25センチあるか・・無いか・・ええいキープじゃ!とキーパーバッカンに入れてブクブクON!「ひょっとしたら今日はもう“無い”かもしらんからキープしたでっ!」と大原氏に申告します。その後パラパラと“コッパ”が喰ってくる展開になりました・・大原氏もイソベラ・コッパを釣り上げています。しかしここから“ド”えらいことに・・にわかにたちこめる雨雲・・風向きが北に変わり・・ただならぬ気配に竿を置き身構えると・・“どっしゃ~”いきなり降り出した~!そして超突風!稲光りがそこらじゅう!まさに前線の真っただ中!3人でダンゴになってやり過ごします・・1時間経過・・(長いですよ~・・こんな時の1時間!)ようやく雨が上がり、そして風・雷の順に治まりました・・11時です・・もう帰ってもいいねんけどここまで我慢したんやから最後までやろっか・・ということで再開!マキエが切れてエサトリも消え(雷にビビッた?)3ヒロ・4ヒロとサシエが通り、底でイソベラが掛かってきました。沖目を釣るとエサトリで際~竿1本までは通ります。仕掛けを軽くします。SのBで結節部にBのガン玉、針の5センチ上にG5を打ちます。マキエと合わしながら竿1本沖を4ヒロで流した1投目にユルユル~とウキがシモっていき、やがてビューッと見えなくなりました!ソフトに大きくアワセをいれるとドーン!と手ごたえです。そしてグワン・グワンと手元に“チヌですぅ”のサイン・・結構強いっ!横走りをはじめたっ!でもグレじゃあないので余裕のやりとり?(内心は焦ってたのよ~!)で竿を寝かして少し糸を出しつつ対応し・・やがて姿を現したのは良型のチヌ!タモに入った途端に波が来て網が貝に引っ掛かりモタモタしましたが無事キャッチ!大原氏に写真を撮ってもらいます。50センチ・・う~ん・・無いね・・46センチでした。キープです!(塩焼きにしてもらうのだ!)その後はエサトリが復活・・“ハイペースでマキエを撒いてエサトリを殺すサァクセン”を展開します!(エサがいっぱい余ってたからね!)しかしお腹を空かした食いしん坊のエサトリたちの食欲を満たすには・・全然足りないです・・1時40分に納竿(いつもより早い目に誠丸が迎えにきました・・ちょっと焦って片付けます・・)結局キープはチヌとグレがそれぞれ一匹・・翌日“チヌの塩焼き”が届けられました。今度は“グレのタタキ”でお願いしますネ!

 左こんな日に行かんでも・・

 左嵐が去って・・再開!

 左竜宮に上がるといつもチヌ!

 左46センチ!・・ここでは60オーバーのチヌがマジィに狙える!

スタッフ 高橋

カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記  情報登録日: 2008,12,07, Sunday


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