すこしづつですが厳しい寒さも緩んできたように感じますね・・
釣れる魚も少しづつ変わってきます。 寒い時期はどうしても釣物が偏ってしまいます。 はっきり言いましょう、メバルばっかりです(笑) たまには違うものも釣りたい、と言うか釣りに行かないといけません。 だからといってむやみに行って厳しいこの時期に何も釣れなかったというのは避けたいので何かいい所は無いかと探していたら… 串本のカセで真鯛が釣れだした♪時折青物も回っているらしいとのこと。 取引先の増田さんが、昨年の夏に一緒に行った伝馬船が気に入ったらしく伝馬船はいつ行くんですか??と度々聞かれていたので、場所は印南より遠い串本やけど釣り方変わらへんし、デカイ真鯛くるかもよ~と声を掛けると即OK!!付き合ってくれることになりました。 3月8日、前日の仕事終わりに待ち合わせをし車で3時間半、港で仮眠をとり増田君と2人、朝6時串本の出船場所に行きました。今回お世話になる新栄丸さんの船着場は他にも3組ほどのグループが来られていました。 荷物を積み込んだ4隻のカセを縛りつけた船に乗り込み出船です。 2隻づつカセをアンカーで固定していきます。縦に2隻繋いだカセを前と後ろそれぞれにアンカーで固定する2点固定ですのでカセのトモに潮が流れる伝馬船とは違い(伝馬船はアンカー1点掛け)カセに対して横向きに潮が流れてくれるので横から広く竿が出せカセが伝馬船より大きいこともありかなりゆったりと釣りが出来ます。 早速、固定されたカセに乗り込み釣り開始です。 串本のカセではいろいろなターゲットを狙うことが出来ます。 時期にもよりますが、真鯛だけではなくブリメジロなどの青物、ヒラメやアオリイカ、カワハギ、大アジなどが有名でしょうか・・・ 今回は真鯛狙い!!あわよくば青物が釣れればラッキー♪といった感じです。 この串本のカセの真鯛狙いには完全フカセか天秤ズボ(天秤フカセ)が一般的です。 どちらも用意してきましたが潮の様子を見るとほとんど動いておらず、オモリ無しで仕掛のみで流していく完全フカセは出来そうにないのでまずは天秤仕掛を準備します。 夢の天秤、1.2φ700にサニーカゴLマークⅡに30号のオモリ、それにロングライフクッション1.2㎜75㎝を付けマダイ針8号に3号ハリスの2本バリ6mの仕掛で釣り始めます。 増田さんの仕掛は9号の針に4号ハリス、同じ30号のオモリで釣りはじめました。 オキアミをカゴに投入しまず底近くから釣っていきます。 ポイントは湾を出たすぐのところ、底まで40mあります。底近くはエサ取りが居るようです、針2本ともエサが取られています。 投入の度に少しずつタナを上げていきます。何度かの投入でエサ取りが居なくなった底から10mほどで待っていると待望のアタリ!! そんなに大きくはないようです、ですが本日初獲物なので慎重にやり取りをし水面に浮いてきたのはイサキでした。 真鯛ではありませんでしたがそこそこサイズのイサキ、お土産には十分です♪ エサ取りが居るタナや狙うタナを同じ要領で釣っているとポツリポツリと退屈しない程度にアタリはあるもののイサキばかり… 横で釣っている増田さんの竿にはまだアタリがありません・・・ 増田さんとアタリが多くあるタナの水深を確認し合わせてみます。 するとすぐに結果が出ます! 竿受けに置いていた増田さんの竿にアタリが… 始めはポンポンッと穂先を叩くようなアタリがあり、増田さんが竿を手に取るとかなり激しい引きがあり竿が根元から曲がります。 リールからは道糸が引出されます、増田さんがリールを巻きますがドラグが滑り糸は全然巻き取れません。 青物などの大きい魚が来る可能性があるのでドラグを少し緩めにセットしておいたこともちゃんと言っておかなかったこともあり、竿先から真下に引っぱられていたのが魚は底まで行ってしまったのでしょう、横に走り出し自分の竿先の方に増田さんの道糸が寄ってきて自分の仕掛に絡んでしまいました。 すぐに巻き上げて無事に仕掛けの絡みが取れ難を逃れましたが今度は反対側に走りだしました。 ここまでほとんど道糸は巻上げれておらずむしろ出ていっているだけ、増田さんのリールのドラグを締めてゆっくりでいいから巻けるときは巻いていこうとアドバイスし、少しづつ道糸が巻けるようになってきました。 やっと魚も疲れたかな?さあこれから!! といった瞬間、あっ!!といった増田さんの声とともに竿にかかっていたテンションが無くなっていました・・・ バラした… 残念、かなり大きいヤツでした。 道糸が切れ、天秤、カゴごと無くなってしまいました。魚が底まで行ってしまい、底の根に回ってしまっていたのでしょう。 もう少し強引にやってもよかったかもです。最初の1匹目、しかも大物だったのでゆっくりゆっくり、ゆっくりでいいよ!とアドバイスしてしまったのがダメだったかもですね…増田さんごめんなさい(笑) 後で船頭に話すと青物ちゃうかな?と言っていましたが、始めの竿の叩きは真鯛の大きいヤツだと思いますが真相はわかりませんね 気を取り直し釣り再開です。 タナ取りの要領を掴んだ増田さんはすぐにイサキを釣り上げます。 ↑ちょうど画像に移っているので、竿受について… 串本のカセは縦向きに竿受が取り付けできません。横向きにはさむのでチビラークロングがオススメです。 おすすめと言うよりこれしか取り付けできません。(スーパーラークロングは大げさでしょ?) 時間だけは過ぎますが動くのを期待している潮はなかなか動いてくれません、ゆ~っくりあっちに動いたりこっちに動いたりで定まりません。 釣況は変わらずイサキだけはコンスタントに釣れてきます。 釣れてくるのも良型が多くこれはこれで嬉しいんですが・・・ イサキに混ざり40cm級のグレも時折釣れてきます。 潮が動かないまま昼を過ぎ終了の16時まであと1時間ほど、イサキを程ほどに釣っている増田さんと2人で乗っているこちらのカセとは違い隣に繋がれているカセで釣っていたお客さんは釣れないと昼早々に退散してしまっています。 あと少し、朝イチの大物をもう一度!!と増田さんと粘り強く頑張ります。 すると自分の竿にイサキとは明らかに違う少し重量感のあるアタリ! そんなに大きくはないですが、小さくてもいい、真鯛だったらいいな、赤いヤツ来い!!と思いながら巻き上げてくると… うっすら白っぽい魚体が見えてきました! もしかしたら!!(鯛は浮いて来る時に白く見えますよね?) カゴを取り、ハリスをたぐると・・・ 浮いてきたのは真鯛ではありませんでした。 赤いやつでしたが、イトヨリでした。 このイトヨリを最後に16時納竿です。 港に帰り締めてクーラーに入れた魚を並べてみると本命の真鯛やあわよくばの青物は無かったにせよ型揃いのイサキやグレがそこそこあります、この寒くて厳しい時期にこれだけの釣果があれば上出来やん♪ と、自分に言い聞かせ帰路に着きました。 これからどんどん暖かくなり釣りもしやすくなります。真鯛も本格的にノッコミシーズンとなります。 釣り時間も朝6時から16時までと長く、6000円と手頃な金額で本格的な船釣スタイルを楽しめるカセ、是非挑戦してみてはいかがでしょう。 カセにはトイレも設置されているので、長時間の釣り、女性の方も安心です。 当日利用のカセ 串本 新栄丸 TEL 0735-62-5502 カテゴリー:尼崎店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2012,03,17, Saturday
|
次の記事 前の記事 |