3月11日は宮原氏と磯釣りです。梶賀へ行こうと思っていましたが誠丸は“お休み”とのこと・・で、相談の結果「久々に“新鹿”行ってみる?」となりました。今回は岩本渡船にお世話になります。新鹿・遊木の渡船システムは“磯割り”がありまして、今シーズンは遊木戸島が絶好調な為、遊木戸まわりの日は凄く混雑すると聞いていますが、今日の岩本渡船の当番は“高麦”です。それでも平日なのに10人以上はおられますね・・6時前に出船します。道中は北風ピープーでしたが夜明けとともにだいぶマシになっています。風のおかげで昨日までの波もとれてベタ凪です!ハタケジリ・ウマノセとのんびり磯付けしていきます。(争いのない平和な世界)やがて高麦に到着し西ズロ・カベと数名を降ろし・・ここでお声がかかりまして我々は高麦の三ツ石に上げてもらいます。ここは何度か上がったことがあります。船付きのとなりに“こんもり”した岩がみっつ並んでいまして、そこからがメインの釣座となっています。宮原氏が船付き寄りの“こんもり”、僕はひとつ間を空けての“こんもり”から竿を出すことに決めて各々準備に取り掛かります。ボイル2枚をバッカンにあけて、海水をヒタヒタになるまで入れてからいつものタックルを組みます。仕掛けは・・ここでは梶賀と違って軽い目がいいかな?と過去の記憶(薄~い)からBのウキを選択します。ベクター空カーマ M-BにオモリをB、サルカンで2.75号のハリスを繋ぎボイルグレ8号を結んだシンプル且つベーシックなもので開始します。まずは4ヒロから狙います。竿前に振り込むと右へ右へと流れていくウキ・・左からのサラシのせいなのか・・マキエはそんなに流れていないみたいですよ・・次は投入点を左寄りにして竿でサラシ脇に引き付けておいて、サラシが落ち着いたときにマキエを入れて、そのタイミングで仕掛けを解放して竿下でなじんでもらいます。何となくこの作戦で喰いそうな予感がしますが・・気のせいでしたか・・数投繰り返してみましたがサシエは盗られません。仕掛けはBのままで5ヒロ・・6ヒロ・・と落としていきます。今日は波風がおとなしいので楽に落としていけます・・しかし思った場所に思うとおりに仕掛けが入っても喰ってこないです。「高麦はあんまり調子よくないで」というネガティブな事前情報に縛られたくはないのですが・・生命体を求めて仕掛け投入位置をあれこれ変えてみます。やがて潮の流れが“はっきり分かるくらいに右”になってきました。ハリスにG5を追加して少しウキを沈めながらちょい沖を右へと流していきます。すると潮下側のサラシの先端でシモシモと潜行していくオレンジ色にススーっと加速がかかります!「よしっ!」とアワすとキュン!しかし手ごたえ軽いですねぇ・・25センチくらいの尾長でした。ピョンと抜き上げ針を外し「君のお友達を連れてきなさい!」とリリースです。その後も沖目をしばらく狙いましたが・・アタリ無くサシエを掠め取られるケースです。微妙にタナを上げたりG5の位置をいじったり・・しかしアタリを感知できません。さっきの尾長はちゃんと約束を守って友達を連れてきた?とゆうのに・・エサの喰い方が遠慮がちですね・・もう一度足下を見つめなおそう!とハリスのG5を外してタナを5.75ヒロに設定します。磯際の左寄り、宮原氏の足下にマキエを打って再び“何となく喰いそう”と予感がした作戦を遂行します。右に流れるウキを竿先でセーブして足下に引き付け気味にアタリを待ちます・・次の投入に備えて先打ちマキエを入れておこうとウキから目を離し杓を手にしたとき、スルル~っとウキが急降下!咄嗟にアワすとギュギュっと重量感!慌てて杓をバッカンに放り投げ、オープンベールを戻して竿の角度を修正する為に腰を落とします。「さぁ~何だ?おおっ!グレか?・・グレだぁ!」と“よんじゅうなっぷ”の口太が浮上!タモで大事に取り込み嬉しい1匹目です!針は上顎にガッチリとかかっている!と見せかけてぇの・・指でツンと突いたら簡単に外れぇの・・“ちょこ掛かり”でしたか・・ヤバかったです。ブクブクONでキープです。「さぁ!パターンやでっ!」と再び竿下を狙うも・・またまたサシエが付いたまんまです。(お友達じゃなかったの?)再びちょい沖狙いに切り替えてウキをBLOW M-3Bで6ヒロ~8ヒロを狙いますが時折サシエを触ってくる正体不明の未確認生命体の存在が明らかになりました。(確認しなくてもグレでしょ!)再びウキをBに戻し、ゆっくり落としてそして引き戻して・・を繰り返すと手のひらクラスの口太が喰ってきました。(正体見たり!)じっくりとやって釣れてくるサイズがチビだと嫌になっちゃいます。新たな作戦を実行するときだ!とイケイケドンドン遠投沈め釣りをしてみましょう!・・ってゆうのも沖の潮がいい感じに見えたから・・ベクター空カーマ L-00にオモリ無しで遠投し、ラインを張るとパラパラとスプールから出て行くほどの流れが発生しています!「喰いそう!」と告げて潮下に流していきますと・・バルッ!「ほらぁ!」と気持ちよく竿を曲げて素早くリールを巻いて間合いを詰めます。こいつは足下でしつこく突っ込みますが重量感はイマイチです。最後はスコッと海面に飛び出して35センチ弱の尾長が登場!これも大事にタモ入れします。網の中で針がオートで外れていましたから引き抜いたらバレてたかも・・です。宮原氏にも遠投をオススメし、2人でどんどこ流しましたが・・その後は音沙汰無しです。僕はパン休憩とします。宮原氏はパンを食べながら竿を振っています。その後は潮も緩んだみたいで再び竿前ぐらいが面白そうです。竿2本のタナでサシエに触ってきますが喰いは渋いようです。ハリスを2.25号・針を6号に落としてウキをBLOWのSS-Bと最小サイズのカン付きウキに変えて繊細?な釣りをしてみます・・と、アタリが出るようになりましたが、喰ってくるのは25センチ級の“お友達サイズ”限定です。宮原氏と2人でポロポロと掛けていきます。そして抜き上げるときには「ぴよ~ん!」と声を発することは忘れません。(何の約束ごとか?)そんなこんなで喰い渋りのチビで遊んでいると前ぶれもなく宮原氏の竿が絞り込まれます!そして瞬間で竿が跳ねました・・「居喰いしてた・・上げたら喰っとった」とのこと・・いまのはちょっとマシなやつやと思うけど・・残念でしたね。お昼ごろからは状況一転でサシエが付きっぱなしです。気配がありません・・沖の深いところではサシエを触ってくるので集中攻撃をしかけます。タナプロもどきで遠投します・・沈めていきます・・グイン!ときた!「そりゃっ!」と竿を跳ね上げると道糸が上空へ?やっちまったかぁ・・カモメさん・・仕掛けははるか沖、カモメはすぐ目の前・・竿のすぐ前の道糸に引っ掛かってしまったようですね・・これでテンションも下がりまして「やめっ!」と竿を仕舞いました。同時に宮原氏も納竿です。久々の新鹿の磯を満喫できました・・ってちょっと消化不良?
新鹿(あたしか)は久しぶり! 高麦の三つ石に上がりました・・ 口太は際で喰いました! 争いのない新鹿の磯にピスッ!と宮原氏 スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2010,03,15, Monday
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