12月14日も梶賀へ磯釣りに。海の状況はようやく落ち着いたようで、波高1.5メートルの予報に「イシダイ釣り!できるかも!」と一瞬思いましたが・・エサの手配がつくかどうか・・とりあえず船頭さんにTELします。「明日一人で行きますね!」「底モン?上モン?」と聞かれて・・3秒悩んで「ウッ・ウワモノォ・・」と答えてしまいました。この瞬間、僕の今年のイシダイ釣りは終わりました・・もう未練は無いはず・・潔くスイッチを切り替えて“グレ釣りモード”に突入しよっ!(変わり身の速さも身上?)つりえさ吉野さんにスペシャルボイル?2枚を解凍予約して段取り完了です。深夜0時に橿原を出発し、通行止めが解除されてゴキゲンなR169を走ります。2時前につりえさ吉野さんに到着し、小一時間ほどおしゃべりしてからボイルを積み込み梶賀へ。誠丸の仮眠所前の駐車場に一番乗りしたのは3時半です。車中で仮眠し5時半に起床。隣りにもう一台、常連のO氏ですね。「おはよう!最近どないでぇ?」と朝の挨拶を交わします。戦闘服?に着替えて事務所へ顔をだし、暫し雑談の後で「さぁ 下りよかッ!」の船頭さんの声で港へ。6時半に誠丸は出船します。港を出るとベタ凪の海面にピチピチとナブラが・・あたり一面です!「ハマチやのう・・」と船頭さん。「どぉする?カガリでもどこでもイケよるでぇ!」に“南”と告げると「よっしゃ!」でカガリ直行便です。最初にカガリ東にO氏が上がり、続いて南に僕です。しかし凪いでますなぁ・・こんなに“いい日”は久しぶりです!底物すれば良かったなぁ・・(切り替えたんちゃうん?)海水を汲んでボイルの入ったバッカンにヒタヒタになるまで入れておき、タックルの準備にかかります。極翔1.7号にハイパーフォースのハイスピード、道糸2.5号にハリス3号2ヒロで、先発のウキはベクター空カーマのMのG2です。ウキ下3ヒロの半遊動仕掛けでスタートです。“一番高いとこ”に釣座をとり、磯際にボイルを2杓撒いて海中の具合を観察します。偏光グラス越しに見える光景の中にエサトリらしき姿は無し。仕掛けを竿1本前に投入し、ウキにマキエを被せてラインを送りウキ止めまでなじませます。この磯で僕が望むのは右へ行く潮!左右のサラシはいまのところほとんど無くて、マキエはゆっくりと真下へ沈んでいきます。1分ほど待ってみてもウキは投入点からほとんど動いておりません・・そっと回収すると、何時の間にやらサシエは綺麗に盗られてますが・・ウキ下を10センチ浅くしてもう少し際寄りに入れてみますが、やはりアタリの無いままエサが盗られる状況です。ボイルグレ9号の針はたったの2投でほぼシルバーに変色しておりますので、姿無きキタマクラの仕業ですか?こいつらが“消える”(すでに姿が無い存在なのに)まで苦戦しそうな雰囲気です。足下~沖~超沖と釣ってみて、3ヒロ以上はサシエが通らない状況に業を煮やし、9時頃に弁当船がきたのをきっかけに“ちょっとだけ高いとこ”に釣座を変更することにします。小休止の後、竿 タモ バッカンを手にテケテケと歩いてポイント移動。こちらの方が右からのサラシが沖に向いて出ているので良さそうですが・・まずは足下正面の張り出した棚、“禁断の根”から攻めてみます。するとギリの際ではサシエが残り、少し離すと無くなってしまう展開です。しかし根の際では掛けても切られる可能性が高すぎます。何かは居るんでしょうけどね・・まだバラシ覚悟でやりこむには早すぎます。狙いどころを右のサラシの先端に変更です。ウキをLの00にして、なじんだら沈み出す設定でマキエをサラシ脇に入れて竿2本のところに投入!ここで携帯がブルブルで宮原氏からですね!「どう?」「潮が無いわ・・アカンなぁ・・」と会話中にいきなりラインが弾けます!「ゴ・ゴメン!なんかキタわっ!電話切るで!」で携帯をポケットに戻し、スプールを押さえるとグーン!グーン!と竿が突っ込みます!オラオラオラ~!とリールを巻きますが結構な抵抗をみせます!じっくりと時間をかけて寄せてきますとスリムな体型の白っぽいのんが横走り!「青物やな!」でタモに納めたのは50センチくらいのハマチでした。とりあえずデジカメONで撮影してからキーパーバッカンに投入しブクブク開始です・・多分死んでしまうでしょうけど、氷とか持ってきてないし・・仕方ないです。宮原氏に電話して「ハマチ君でしたわ!」と報告しておきました。ハリスをサラの3号に張り替えて、再度沖目を狙いますと・・潮が右に流れてるやん!「時合いちゃうん!」と気合も入ったところで早速30センチあるなしのグレがヒット!そして同じ潮目で25センチ強がポロポロッと続いて、潮に勢いが出てきたので試しに“遠投イケイケ沈んでいけ釣法”を試してみることにします。アウラ ワイドの000にウキをスイッチします。バシュッ!と遠投して、もはや沈んで見えなくなったウキの位置をラインの角度で想像しながら流していきますと・・パララララ~ッ!いきなり喰ったわ!止めるとゴンゴンとタイっぽすぎる首振りです!ゴリ巻きであっさり寄ってくるから大きくはないね・・40センチくらいの小さなマダイでした!(大きなチャリコよりもこのほうが、聞こえが良いようで)こいつはキープ!とバッカンのフタを開けると、案の定先程のハマチはご臨終・・さすがは青物です。“止まったら死ぬ”ねんなぁ・・マダイも一緒にバッカンに入れておき、再び“遠投・・何たら・・釣法”を初めます。しかしすでに潮が無くなってしまったみたいな・・パラリパラリと糸が出ていかなくなりました。(時合いは一瞬と心せよ!)沖目では何の気配も無いので、再びサラシの先端付近~禁断の根に目を移し、仕掛けを替えて“ちゃんとグレ釣り”してみよっ!と3BのMサイズのウキでタナは3ヒロ、結節部に3Bのガン玉を打ったベーシックバージョンで再開します。するとサシエがいくらか残るようになってきました。これはアルのか・・タナをいじり、投入点を変えて・・キタよっ!ギュンギュンとグレらしいお上品なヒキに“キショクええわ~”と楽しんでおいて最後は引き抜きます。35センチくらいかな?やっとこさのキープサイズです!キーパーバッカンのフタを開けると・・マダイもお亡くなりになってました・・しかしグレも追加で入れちゃいました。お昼過ぎから北西風が強くなりちょっと釣りづらくなりましたが、サシエが通るのでワクワクもします。ビュルッと入って33センチを追加です。そして1時ごろから潮がイイ感じに動きだし、さらに気合いが入りますが焦りも出ます。“禁断の・・”のちょい沖でスコン!と入って“強っ”という手ごたえでしたが・・ガッ・ガッ・・竿が叩かれてます・・アイゴの40センチオーバーでした。続いてオジサンのデカイのん・・そしてまたまたアイゴときて・・最後の潮は外道潮でしたね。2時前に納竿します。カガリ東はさっぱりだったようで、タカノハ1匹だけ・・とO氏・・「ハマチをどうぞ」で僕の魚を全てプレゼントしてしまいました!次回もグレ・・がんばろう!
ハマチ君! カガリ南のちょっとだけ高いとこ・・好き! 一匹目のグレ 30センチあるなし・・ 大きなチャリコより小さいマダイ! スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,12,16, Wednesday
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