11月25日は高知県へ遠征!鵜来島へチャレンジです!メンバーは去年の徳島・伊島行きと同じ顔ぶれです。10時にマリコン奈良橿原店で鎌森名人(だから・・何の名人なのか・・)と合流し、宝塚で尼崎店チームの福元・滝口両氏をピックアップしてからは高速道路をひたすら走ります。淡路島経由で徳島へ渡り、徳島道~高知道を乗り継いで須崎東の終点までオール高速です。そこから宿毛までバイパスが出来てたりで、2年前に行ったときよりも時間短縮されたように思います。(それでも遠いよ)午前5時の出船時間に余裕?で間に合い、今回お世話になる宮本渡船のオレンジ色の船に乗り込みます。船室に入りしばらくおとなしく座っていますとついに出船です!片島港から鵜来島まで45分ほどかな?うつらうつらしているとエンジンスローで島の港に着いたのか?あれっ?磯に着けてるし!シロイワです!そうです!今日は磯師憧れのグンカン回りなんです。瞬間的に船室から人がいなくなりましたね!(逆に僕らはのんびりしすぎとちゃいますか?) シロイワで数名が下りて、次にグンカンに7~8人・・ここで船外に出ますと凄い風です!(ここでは当たり前の風速。常連さんはこれくらいなら“凪”という)船がグンカンを離れたところで“次行くね!”で、大きな磯に到着!我々4人は揃って上礁しましたが・・どこ?何かワンドみたいな“池”みたいなとこやなぁ・・薄暗いなか辺りを見渡し記憶のデータと照合すると・・水島1番やん!「いっぺん上がってみたかってん!」とテンションが上がる僕がいるのであった。「場所決めジャンケンしよっか?」で、いつもの“グー作戦”で優先権を勝ち取り、磯の先端を指さして「あそこ!」と宣言。2番手の福元氏が左隣の高場に決まり、鎌森名人が僕の右側のワンド内向きに・・残された滝口氏は表側をやろうかどうか、思案した挙句に鎌森名人の一つ奥から竿を出すようです。多分表側は風で釣りにならんでしょうね・・でもホントはそっちが本命場でしょうけどね・・それぞれ場所が決まったところで準備開始です。僕のタックルは極翔2号にハイパーフォース、道糸3号にハリス4号2ヒロです。(デカい尾長にロックオン!)ボイルを磯際に撒き海中の様子を覗きますと、早速エサトリがワラワラと出てきています。張り出した棚の少し先に仕掛けを投入し、カン付きのゼロウキをなじますべく糸をパラリと出して竿先を風上にむけて構えます。左からの風がきついですよ・・潮は上滑りしているようなのでウキを少し沈めてやりますが、アタリが無いままサシエが盗られています。少しずつ沖目に狙いどころを変えていきますが、遠くではサシエが残ってきます。アウラ ワイドの000 Lサイズで大遠投も試してみますが、沈めてみても何も無いですね・・。高場の福元氏は風とサラシに糸をとられて釣り難いみたいな・・下に降りて僕のすぐ隣にお引越しです。仕掛けをみて驚き!プロ山元ウキが2個も付いています!下がマイナスのレギュラーで上にSタイプのプラスですね!タナプロ風?(タナプロが無かったから・・だそうな)浅い目のタナをキープしながら潮の通る磯の先端を風に逆らって流し込みたい・・のイメージですね。下のウキが沈んだら風上に向かってオレンジ色が進んでいきよるところをみると、作戦は成功しかかっているのか・・と、ここで背後に気配を感じて振り返るとワンドの一番奥っちょで釣ってる滝口氏が第1号を掛けたようで・・口太のようです。続いて鎌森名人のインターラインがグニャーと曲がっています!大きいんか?いやいや・・違うねぇ・・キバンドウでした。そして磯の先端で風に苦しむ我々にも待望のヒット!そしてジャンプ!テールウォーク!・・でかいダツです・・沖目はこればっかりか?しかし次に福元氏が掛けた魚は何か違うぞ・・足下で突っ込みますが・・「3号ハリスッ!」と強引に抜き上げたのは35センチ級の口太でした。続いてまたまた福元氏!今度も結構引いておりますが・・「なんじゃこりゃあ?」でカンムリベラのデカいのんでしたが・・楽しそぉ・・オレンジの船が接近してきますよ・・弁当がきたっ!大事に受け取り、腹ペコの御一行は躊躇することなく弁当にパクつきます。「表側が尾長にはイイんやけど・・風が強いですよねぇ」と、弁当を手渡してくれた常連さんらしき人に言われましたが、その言葉の真意は「このくらいの風ならやれるのに・・」ということかな?なんか心をくすぐられましたが、高いとこに登って岩陰から顔を出した途端、帽子がビュン!涙がチュン!で“無理×4”と冷静?(ビビッた?)に判断し、残りの弁当をたいらげながら「風と戦ったらアカンねや!」と言い聞かせます。(たまには悪条件に立ち向かいなさいな)休憩後、最初に気合いを入れたのは福元氏!表向きのポイント、足場の悪そうなところで真正面から風に吹かれての竿出しですが・・平気なのか?・・残りの面々はもとの場所に戻り釣り再開です。潮が段々満ちてきているようで、僕の立ち位置に時折波が這い上がりますが・・このとき突然、キラリと脳裏に“磯際の張り出した棚の上にグレが喰い上がってくる”ビジョンが飛び込んできました!(幻想の世界で釣りをする人)神のお告げ?に素直に従い、仕掛けを替えます。ウキをベクター空 Mの0に、ハリス3号を1ヒロ半でウキ止めまでの遊動部は10センチとします。針はボイルグレの7号でG5のガン玉をハリスのまん中にとりあえず・・梶賀流“斜めの磯際から棚の向こうに入れ込んでみよう作戦”を試みます。するとこれがまんまとハマりました!斜めに水中に入っていく磯際に、波が上がる頂点でマキエ・サシエをポトリと同時に投入します。(これがなかなかムズカシイ)そして潮が引ききって次の波とぶつかって出来る潜り潮の中に仕掛けを入れ込み、張りを与えてアタリを探ります。(やはり・・言うてることが“コムズカシイ”ですよ)張り出しの上を越えて流すとアタリも無いままサシエが盗られてしまうので、“棚の上”をキープするように気を使いながら、波のタイミングと突発的にくるアタリに備える・・という、けっこうせわしない釣り方です。3投目でイイ感じの入り方をしたな・・と思っていたら・・ギュン!いきなりひったくられました!尾長だったら飲み込まれたらヤバイので、素早く掛け合わせて竿をタメるとスコン!と浮いたのは・・口太でした・・が、まぁいいです!久しぶりのグレですしね!ウリャッと抜き上げキャッチ成功!35センチくらいかな?ブクブクONでキープしておき、ハリスを念のため交換しておきます。(意外と用心深い性格?)同じ“攻め”で同型のイズスミ!イズスミ!そしてグレ!・・外道まじりですが連発です!“ヒットパターン”てやつですね!機嫌良く楽しんでおりますと「お~い!」と誰かが誰かを呼んでいる声がします。何事だろう?耳を澄ませば風にのって聞こえてくるのは福元氏の・・食後の気合で表側に移動した・・ただならぬ気配を感じた僕は、素早く大事に竿を置き、デジカメONで現場へ駆けつけますと、キーンと糸鳴りが響き渡り大格闘中の光景です!魚は沖に向いて走ったか!と、思えば磯際を疾走し・・ヒラマサか?・・数分にわたる戦いの末、海面を割ったのは“ヒラマァ”・・じゃなくって“メジロッ”やね・・滝口氏がタモ入れヘルプで悪い足場を下りて行き、無事にキャッチで「お疲れさま~!」70センチ弱ですか・・ここでは10キロ以下はハマチというらしいけど・・いい型です!青物にとんと縁の無い僕には羨ましい魚です。記念写真の後で、しっかりシメてクーラー行きです。とゆうわけで、青物騒動が一段落したところで、各々釣りを再開します。僕の釣座は段々狭くなってきましたが・・磯の水没部分が増えたのでバッカンを一歩後ろに置き替えて、“際ポチャ”で攻めると数投目でギュン!ときて口太35センチをズリ上げます。ハリスをチェックしてから再び際にポチャッ・・立ち位置右側のワンド寄りの棚の切れるところにウキが落ち着いたとき・・スススーッとレモンイエローの尾を引いてゼロウキが走ります!「またキタよっ!」とアワすと強烈!こ・こ・・これはっ!デカイのんの手ごたえやっ!堪え切れずに糸を出すとラッキーにも際に突っ込まずに“沖の底の方”に向かって爆走をはじめましたが・・こりゃあグレとは違いますね・・多分・・(バラす前に言い訳を考えると必ずバラす!かといって“獲れる”と確信していても・・バラす時はバラす!)走りを強引に止めて反撃しますが・・ブッ・・切れたみたい・・回収するとハリスがザラザラです。喰った瞬間に擦れたんか・・まぁ、いいや!と気持ちを切り替えてハリスを交換します。そして次の投入からサシエが残るようになりました。ついにエサトリが消えて時合い到来か!と、残り少なくなったボイルを手で撒いて(いつも最後は手づかみ撒き!ボイルオンリーだから気兼ねなし)集中力を最大にして、ユラユラと沈むマキエの中にイイ感じでシモっていくウキを追っていきます・・と、その熱い視線の先に見てはいけないモノを見てしまいまして・・落胆・・岩が動いた!的な見え方で、僕が釣っている棚の上にデッカい海ガメが上陸寸前!シッ!シッ!と手を振り追い払うも・・無視かよっ!・・もうエエわ・・竿を納めます。ひと足お先~!で片付けをしていると、鎌森名人の竿が曲がった!ここまで外道続きの名人でしたが、こいつはグレでした!デジカメONで“とびっきりの笑顔”を要求すると、こちらの希望通りの顔を瞬時に作れる・・ってあんたは芸能人かっ!とオチがついたところで皆さん納竿です。撤収が2時半で、まだ時間に余裕があるので福元氏が磯で魚の処理を始めます。「家で“楽”が出来るねん」と・・僕のグレもお願いします!で面倒を見てもらいます。やがてオレンジ色の船が迎えにきて、全員無事に乗船完了です。船室に入り、ココへきて寝不足(ってゆうか一睡もしてねぇ・・)と疲れで熟睡に成功!帰りの車中は“ゴキゲン”に喋り続けた僕・・翌日は喉の調子が最悪でした。
水島1番に降り立つ! ガオーッ! 鎌森スマイル! 磯で魚の下処理です。 スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,12,05, Saturday
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