11月22日は宮原氏と梶賀へイシダイ釣りです。最近の釣果情報ではあいかわらずイシガキが幅をきかせておりますが、20日ごろからホンイシの姿もあちらこちらで見られるようになり、かなり“楽しみ”な状況となりました。周辺の海水温は19度前後で推移しており、場所によってはヤドカリが通用するようになってきました。ホンイシの釣果の大半はヤドカリで仕留められたものらしいので、こうなるとヤドカリをまとまった数を確保するのが難しいですね。しかし僕はヤドカリであまり“イイ目”したことがないし・・ウニで釣るのがいろんな面で好きです。イシガキが減って、なおかつイシダイがウニを喰ってくれる展開ならサイコーなんですが・・そんな甘味な期待感も込めて今回もカガリ東へ上がります。天気予報は昼頃から雨ですが、今のところ晴れてるし波もないし・・こんな凪の日にあたったのは久しぶりです!これなら正面向きを落ちついてやれそうです。宮原氏は東の船付に、僕は正面の船付に入り早速ピトンを打ち込み釣り座を確保します。そしてウニを入れたエサバッカンは“万がイチ”ってことを考慮して上の段に置いておきます。(前回の展開・・大波で“ウニ流出”事件!)宮原氏は小次郎575と海魂540の2本竿で、一つ目を沖向きにヤドで投入し、二つ目はオペラ向きにウニで投入しています。僕はいつものタックルに25号のホゴオモリを捨て糸1メートルに結び、ウニを底から浮かす仕掛けで始めます。針は11号のケプラーワイヤー2本針を2セット用意して・・というわけで今回はイシガキもアリ!の心づもりで挑んでおる次第で・・(あまりにもボウズ続きなもんでね!)ウニをセットして30メートルほどキャストし、着底後に糸フケを巻取り、オモリを引っぱるとカウント45でグッと重くなったのでここに置いてみます。いつもは左右のサラシに道糸をとられて竿先が落ち着かないのですが、今日はピターっと落ち着いているので気分が良いです。10分待って回収するとウニは無傷で生還します。そのウニを足で軽く踏んでちょっとだけ潰して、もう一度投げ返します。すると今度はチチッとアタリが出ますがハゲかキタマクラっぽいです。芯を残して帰ってきました。次のウニを投入して45に落ち着けてから上段にのぼり次のエサを準備します。ウニの芯に2本針をハの字になるように仕込みます。そして15号の石まつワイヤー仕掛けを1本取り出しヤドカリを装着します。(5個だけ買っちゃった!イシダイ“の予感”がしたら使うために)セット完了で下におりて竿を持ち上げるとウニが付いてる感触です。ゆっくり回収して“予感”がしたのでヤドを投入!(たまには当たれよ・・“予感”ってやつ・・)ちょい遠い目にキャストしてカウント65から底を引きずるとゴン・ゴゴゴン!とハンドルを回す右手に抵抗を感じます。巻く手を止めて竿先に視線を向けるとガッ!ガガッ!と激しい動きで糸がフケます。そっと巻いて糸を張るとガガガッ!とひときわ強くアタってからピターッ・・完全静止状態です。「まだツメが残ってるでしょ」と、ここからあえて10分近く待ちましたが・・駄目です。竿をそっと持ち上げると根掛かりしてるので、軽く数回上下にあおるとスッと外れました。回収するとツメと頭の先端が残ってましたが・・(もっと待っても良かったのか・・どうなんでしょう?)次からはウニでの投入のピッチを上げていきます。目標は5分に1回の手返し!2~3投はがんばれるのですが、予想通りのペースダウンです。10分に1回・・15分に1回・・上と下を行き来しているとしんどいです。潮が若干ですが右に流れ出します。するとアタリに“キツい”のも混ざってきだします。イシガキかな?でも活性は低いようで走りませんね・・おっ!宮原氏の小次郎・・舞い込んどるっ!彼はゆっくりとピトンから竿を抜き、ガチンと竿を跳ね上げます。「ナニこれ・・チッさいわ・・」と30センチくらいの色白のイシガキをキャッチします。そしてリリースします。「こんなん、もう今年は50匹は釣ったで・・」との発言に、一同“おお~っ”と唸ります。(僕の脳内群衆が・・です)ちなみに僕はまだ“片手”もいってないし・・弁当船がきて船頭さんが「どぉやぁ?」と妙に小声?でマイク放送です。“ダメ”をおくるとススーっと去っていきました。その後もメリハリのない潮が続きます。アタリも散発で弱弱しいものばかりです。でもこんな展開を望んでたハズでしょ・・ガキが減ってイシダイがボン!・・みたいな・・おおっ!アタった!僕の海魂の竿先がズズズーって押さえられていきよるっ!そしてポワン・・戻って・・ズン・ズズーン・グイ~ン!無言で竿に飛びついてアワセ一発!重いっす!でも根掛かり?いやいや、引きよるよ!竿をおもいっきりアオると体勢を崩してよろけてしまいます。(大物とやりあってる雰囲気・・むりやり出してる)素早く立て直して「キタでっ!ガキとはチャうで!」といいながらゆっくりポンピングを開始します。(この時点で薄々感じてた・・)「縞模様!付いててやっ!」と、1パーセントの可能性を信じてフィニッシュの“ひとのし”をしのいで竿を起こすと・・「ごめん・・ピンクやったわ・・」かなり落胆・・“力が抜ける”とはこのことか・・デイッとズリ上げて、磯に横たわるイラに「・・お前なぁ・・」と毒づきます。針を外そうと口元をみるとケプラーのハリスがとんがった前歯?ってゆうか“キバ”に巻き付いてとれません。恐々と指を歯に近づけてしごいてやると・・噛まれたっ!血ィ出たよ・・でも心優しい?僕はピンクの彼女?(体色のイメージから・・そうかな?っと)をそっと逃してあげました。(恩返しは・・別にいいよ!いつでも!)プカプカ・・水面を流れていきます・・一旦沖に流されてましたが、後ほど宮原氏の竿の前でプカプカしてました。(僕は・・悪くないよね)お昼頃に宮原氏の海魂がガチャッ!ポン!で舞い込んで35センチ級のイシガキがノッてきました!「こいつはキープやっ」と、ヤドカリを入れてた網に納めて水たまりに放り込んでおきました。ちょうどその頃からアタリが出るようになり、ここで気合いも入れとかな他に入れるとこ無いで!と、めっちゃ余り気味のウニを足でバスッと踏んで潰してマキエにします。二人で20個以上は撒きました。ヤドカリが1個・・余った親ヅメ4個をワイヤーに足して12時45分に投入・・1時10分までこれで粘ろう・・着底と同時にガガッ・・そしてシーン・・ヤドはずっとこんな感じです。残ってるであろう“ツメ”で待ちます。そして1時すぎにいきなりアタってガガガッと入っていきました!「ノッた!」とアワセをいれましたが・・ノッてませんでした。15号の針にはツメのカケラが残ってました。(夢のカケラかな?)残り時間いっぱいまでウニで粘りましたが残念無念の納竿です。お疲れでした~今日は全体的にダメな日でした。帰りに遊木・熊野に2日間グレ釣りの水本氏と合流し、初日に仕留めた尾長グレを宮原氏が受け取ります。(取引現場?)「今日はさっぱり!“魚”おらんでっ!」とのことで上物も撃沈の一日でした。
宮原氏の定位置・・僕は前回ここでウニ流出!でした。 小次郎が弧を描く・・イイねぇ! こんなんもう50は釣ったで・・今年は・・とリリース! 何となく・・誰かに似てる?(もはや魚の顔ではないね) スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,11,24, Tuesday
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