8月25日は梶賀へ単独釣行!もちろん石鯛釣りです。6月からスタートした今年の底物釣りですが、いまだ釣果無し。もう今年は釣れないかも・・と弱気になってきますが、“行かんと釣れん!”というわけでがんばってる次第で・・。橿原を9時に出発し、早めに現地入りして仮眠します。「おはようさん!」船頭さんの声で目が覚めて・・駐車場には僕の車だけ・・貸切ですか・・。着替えて事務所に顔を出し、船頭さんと暫し雑談、やがて出船時間となり僕ひとりを乗せた誠丸は5時15分に港を離れます。なにも言わずにカガリへ直行で着けてもらいました。「満潮は9時ごろ・・波は大丈夫やとおもうけどな・・また電話するから・・今日は釣ってください!」と船頭さんのマイク放送です。僕ひとりなので見回り無しってことですね。「ぼちぼちやりますか・・」ひとりなのでのんびりモードでピトンを定位置に打ち込み、いつものタックルを組みます。今回のエサはウニ40個にサザエ4個(スーパーに1パックだけしか無かったから)です。オペラ向きの足下ポイントにウニでファーストキャスト!カウント23に落ち着けてしばらく様子を窺います・・情報によるとエサトリがかなり出てきたみたいですが・・しかし何もさわりません。回収するとウニの口?の周りに小さな穴が開いただけ。次に投入予定の散発したウニにハサミで横に切れ込みを入れて集魚効果を狙います。5~6投続けて切れ目入りで打ち返し、回収時に底でしゃくって切ってくると、ようやくエサトリックなアタリが竿先を揺さぶります。水温は26度くらいあるそうで、“夏らしい海”になってきました!ってもう8月も終わりですけど・・「今年は海がひと月遅れとんさぁ」が船頭さんの口癖ですが・・まぁエサトリがアタるってのはイイ事です!(退屈しないからねっ!でもその分持っていくエサの量に悩まされるけど)エサトリは出てきたが竿先を激しく揺するようなアタリ方ではなく、コチョコチョ程度のおとなしい系で、10分くらい置いておいてもウニの芯までは盗っていきません。ためしにサザエを2個掛けで投入すると落ちこみからガーガーとアタって、着底数秒後には硬い赤身までもが無くなって素針で帰ってきました。(激しすぎる・・)その後もウニでの打ち返しを続けますが相変わらずエサトリのアタリのみ。根掛かりで30号のオモリが外れたついでに20号に交換して、捨て糸なしのベタ底仕掛けになんとなく変えてみました。そしてこの“ちょっとした変更”が幸運を呼んだのか!小振りのウニに針を刺し、ハリスにでっかいウニを通してザコザコに切れ目を入れたものを30メートルほどキャスト。リールのクラッチONでカーブフォールさせると、着底間際にゴン!と力強くアタってきました!しばらく待ってみて進展が無いので回収すると見事に素針です!これはエサトリとは違う感じです。次はさらに小さいウニに針を無理やり仕込み、上に一番大きいウニをとげ付きで芯を上向きにして通し、さらに横に切れ込みを入れます。「たのんますっ!」とキャストし同じポイントへ落ち着けますと、着底間際に一瞬ウケて、糸ふけを巻き取る途中に力強く竿先が引き込まれ・・ここで手を止めて竿尻から一歩離れて息を呑みます・・(心臓が“バックバク”してます)そして間もなく竿の胴まで押さえこまれ一旦停止・・そしてフッ・・と戻って一呼吸・・グググ~ン!と完全に絞り込まれます!「き・・き・・ったっ!」ピトンから素早く竿尻を抜き、おもいっきりアワセを叩き込むと確かな手ごたえが!「ようっしゃ~!掛かったで~!」で、ガンガンリールを巻きとりますと秒殺で水面に浮いた魚に縞模様!「ホンイシやっ!」足下でギュンとしめ込みますが竿のパワーに余裕ありすぎ?いっきにブッコ抜きで石鯛が宙を舞った!! “ヒィィィ~! ハァ~ア!” と意味不明な雄たけびをあげて、磯に横たわった石鯛に駆け寄り、大事に抱きかかえて?安全圏に連れて行きます。「や・やっとキタか・・今年の第1号・・」涙・涙のご対面・・サイズは40センチちょいってとこですが、僕にとっては貴重な一匹なのです。魚の口元を見ると針がカンヌキの外側から刺さっています・・きっと上のウニを喰って走ったんでしょう・・まぁ エエわ!とにかく釣れた!リュックサックからストリンガーを取り出します。石鯛のエラにワイヤーを通すとき“グゥッ グゥッ”と鳴きませんでしたが(久々に聞きたかったなぁ・・)“あらよっと”と磯の裏にぶら下げておきます。時計を見ると8時ジャストです(実際は10分遅れてます・・この時計・・)まだ釣れそうな予感(欲望?)で釣り再開です。気分良く竿を振り続け、10分間隔での打ち返しを続けていきますが、またまたエサトリックなアタリのみ・・携帯に着信・・船頭さんです・・「どうですかっ?」 「チッさいけど釣れたよっ!シマつきのん!」に「おおっ・・やりましたなぁ!おるんさぁ・・石鯛も・・ 1時までやっとくねぇ!」で通話終了。そして次は宮原氏から・・「行ってんの?」「うん 釣ってんの!シマシマ釣れたでっ!」・・「マジで?」・・という訳で翌日釣りに来るそうです。(ちなみに翌日、彼はイシガキ6枚の釣果をたたき出したのです・・オソロシヤ~)そして11時ごろからアタリの激しさが増してきました・・まるでウニをむさぼり喰ってるような・・14号の針にのらないサイズのイシガキ達が大群で押し寄せてきたみたいな・・12時には残りのウニが3個。「えぇい・・これまでかっ・・」でラストは3個掛けでチョイっと足下に入れて(ここだけエサが残ってきてたから・・期待感!)12時半までほったらかしにしてましたが・・残念!追加ならず・・納竿です。迎えの船がくるまで石鯛をバッカンに泳がして、マッタリと眺めてすごしました。(やっぱ石鯛はイイねぇ!かっこいいです!)帰港後、事務所で写真を撮ってもらいます。「まぁ ここまで遅れとった(海の状況が)からのう・・石鯛はこれからさぁ!」と船頭さん・・「また来週!」と告げて帰路へ。今年は9回目の釣行でやっと1匹・・相変わらずの低打率ですが・・それでも“一発 デカイのん!”がくればそれで良し!なんです。まぁ今回の獲物は快心の当たりでの“内野安打”みたいなもんですが・・まだまだ頑張りま~す。
やっぱうれしいものです! まったりと眺めます・・ 事務所前にて・・ スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,08,29, Saturday
|
次の記事 前の記事 |