8月16日、宮原・水本両氏とともに梶賀の磯へ!もちろん石鯛釣りです。宮原氏は14日に梶賀へ単独で出かけ、40センチのシマシマを仕留めました。水本氏は盆休み中に3日間も熊野に居座り、初日に平石でイシガキ2枚(持っていったウニが足らなくなるほどアタったそうな・・うらやま!)、あと2日は一発狙いのマブリカの中東で“男の勝負”に出て見事に散ったそうな。というわけで今年は(・・も?)僕が“ぶっちぎり”で釣ってないことになりました。毎年お盆頃までには小さくても石物との出合いはあったのに・・どうにもめぐり合わせが悪いのです。(それだけか?)まぁここぞというタイミングで海が荒れて行けなかったりで、8月最初の石鯛釣りが今回の釣行ですから・・だから今日は“釣れる”という自信つうか確信?みたいなものが充満しておるのです!誠丸の出船は5時15分になりました。お客さんは僕ら3人の他に底物狙いのカップルと上物狙いの吉村氏親子です。時間になりユルユルと出港すると見事に凪いでいます!海の色は台風の荒れ後の割には悪くないです。他船が丸石に行くのを見て、まずはカガリの西に着けて底物カップルを降ろし、バック&“一瞬”フルスロットルでカガリの東へGo!潮位が低いので正面の船付きから上がります。そして吉村氏は南へ上がりましたね・・ということは全員カガリに上がってますやん!・・まぁよくあることです。「さぁ!やるか~!」と心の中でかけ声を発します。宮原氏は下の段、僕は高いとこの定位置、水本氏は僕の左隣という位置関係で全員オペラ向きに構えます。右から順に宮原氏の小次郎574・僕の海魂HMH540・水本氏の翔MH540が並びます。今回のエサはウニ40個とサザエ約1キロを用意してきました。水温が25度台に急上昇し、各渡船店の釣果情報にイシガキの姿が幅を利かせ出しました。宮原氏によると前々日は朝のうちはウニでもアタリが多かった!のだそうです。ちなみに石鯛がアタったのはサザエだったそうな・・「今日くらい、そろそろウニで喰いそおやで!」と自信ありげな発言をしておき、一投目はトゲカットしたウニをカウント23の足下ポイントに置き様子を窺います。水本氏は底探り中にいきなりの根掛かりで、僕のラインブレーカーを所望・・出足からのアクシデントに萎えています。宮原氏はウニで投入後、いつものポジションにチョコンと座って竿先をクールに睨みつけていますが、まだアタリは無いようです。10分待ってそっと一投目の仕掛けを回収すると、ウニがそのまま上がってきましたが、打ち返していれば魚も動くでしょ!と帰ってきたウニの上に死に気味のウニを2個足して同場所へ入れます。そして落ち着くとすぐにコチョッとアタリです!しかしアタリ方がどうにも弱い・・間を空けてコツコツしますが、大半は穂先が静止状態です。出遅れていた水本氏、ここでやっとこさの第一投目にたどり着きまして、全ての竿が並びました。さて、どれが舞い込むか・・(きっと宮原氏の小次郎でしょう・・)それぞれウニで打ち返していると僕の竿がまたアタりました!ポクン・・ポクン・・と頼り無いアタリ方ですが、とりあえずドキドキします。「アタってんで!ホレ!」と両サイドに注意を促し、「海魂にチューモクゥ!」と号令をかけます。するとしばらくして、下方から「こっちもアタった!」と宮原氏・・小次郎にチューモクゥ!・・2~3回竿先が上下して、ひと呼吸してズバッと綺麗に舞い込みます!「おおっ!」「ああっ!」と上段の僕らは声を発しますが、竿の持ち主はあくまでも超クールに本アタリを捉えるタイミングを計ります。そして一度は完璧に舞い込んだ小次郎がフウゥと戻ってきます・・が、まだ竿をポクポク揺すります。「掛かってんちゃうん?」といって宮原氏はアワセを入れます!「何か掛かった!」僕は磯を滑り降りながらデジカメONでアングル探しです。(取り込みのサポートとちゃうんけ?)しかしカメラを構えると「何かチャうわ・・」と宮原氏。・・瀬ズレが見えてきた・・「うわっ!ピンクや・・」と撮影する間をあたえてもらうことなく一気に磯にぶち上げられ、速攻で海に返されました・・イラ君・・デジカメOFF。「今年の初イラや・・ウニにアタるん、みんなコレちゃうかぁ?」と皆の意見をまとめたところで「いいや、“ホンマモン”もおるで!」と僕一人がポジティブです。上の段に戻り、再びウニで打ち返しに励みます。今日は相性のいい若潮まわりで、底物の釣況は上向き加減・・釣れないハズがナイじゃない!8時過ぎに弁当船がやってきて「どおやぁ~?」とマイクで船頭さん・・手を振って答えると「今が“ソコリ”やからのう・・がんばって!」といって去っていきます。“ソコリ”・・干潮の底か・・“上げ”に転じる一瞬が本日最大のチャンスや・・ってことは“今”やん!嫌でも気合いが入る状況!ですが・・潮がまったく入ってきません・・しかもウニにコチョコチョしてた小アタリも散発になり、やがてサザエに変えてもアタリが出ないお寒い状況になりました。水本氏も今日は比較的?おとなしいですが・・誠丸弁当(特注品“大”印)をぺロリといった後、どうやらかなりの“おねむ”が入ったようですね・・(さすがに3連投、1日空けての今日では“お疲れモード”ですね)安らかに眠るが良い・・(しかし寝ながらでもカメラを向けると軽くボケます・・やっぱ達者よのう!)こちらも襲いくる眠気と戦いながらも霞む目で必死に竿先を見つめます。宮原氏は同じポジションにチョコんと座って竿先を睨みつけていますな・・しかし一向に状況が良くなりません。10時過ぎです。いつの間にやらゴソゴソしている水本氏に「11時に釣れる!」と全く何の根拠もない“釣れる宣言”をしておいて、自分の尻を叩きます。ウニでは何もアタらないので、残り時間はサザエに勝負をかけます。サザエだと着底後しばらくは竿先がコツコツきて、白身がなくなるとシーンです。しかしエサトリでもアタリが出るとヤル気も出ますから頑張れます。やがて11時・・何事も起こりません・・アカンなぁ・・12時です。半夜釣りで3人の上物師が上がってきました。残り時間いっぱいカウント23にサザエを放置しましたが・・まったくダメ!終~了・・あぁ虚し・・これで8連続ボーズが確定しました。皆さん無言で竿を仕舞います。迎えの船に乗り込みます。上物の吉村氏親子も「小さいのんばっかり・・」だったそうです。西に上がった底物カップルはイラをお土産に・・やはり朝のうちはアタリが多く、その後はサッパリ・・とのこと。「また来ますぅ・・」と船頭さんに告げて帰路へ・・お盆休みの最終日とあって山道でノロノロ・・3倍疲れました。
下段の宮原氏の小次郎が! しかし・・イラでした・・ 水本氏はこうみえて?めっちゃ喰います・・ そして寝ながらでもボケてしまうんです・・ スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,08,19, Wednesday
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