7月4日も水本氏と梶賀へ・・またまた二人でカガリへ上げてもらいました。波高1.5メートルと絶好の凪!今日こそは・・釣りたいねぇ。誠丸は7月から出船が4時45分になりました。高場に上がりいそいそと定位置にピトンを打ち、タックルを組みます。海魂HMH540にDC3000の遠投仕様のタックルを組みます。(遠投はめったにしないのですが・・)水本氏は船付にセーット・・っていきなりピトンを2個も用意してますが・・「今日は2本出す!」のだそうです。オールド海魂と翔MHの競演です。僕の今回のエサも吉野さんとこでサザエ2キロとヤドカリ20個を購入してきました。水本氏は激安スーパーをまわってお買得サザエをマメに買って、自宅で剥いて冷凍したものを約3キロ分用意してきたとのこと。そして僕のヤドカリを現場価格で分けてほしいと・・「1個いくらで?」と聞かれたので「4ドル50!」と言っておきました。「何やわからんけど売ってちょ!」というわけで10個を販売することに成功です。さて・・釣り開始です。コナベ向き30メートルにヤドを置きます。遅れて水本氏がオペラ向き・カナトコ向きと続けて投入し、ここでようやく落ちつきます。そしてしばらくして水本氏のオールド海魂の穂先が軽快に激しく叩かれます!「これって・・ウツボちゃうやんなぁ!」・・「“ガキ”かもね・・」と2人して成り行きを見守りますが・・叩くだけ叩いてエサから離れてしまいました。「上げてみるわ・・」と竿をそっと持ち上げ回収・・「エーッ!グリグリやぁ!」・・ってことで“ガキ”っぽいアタリの正体はどうもウツボさんですね。その後も水本氏の“右”の竿はウツボさんのアタリに翻弄されています。しかし僕の海魂はコトリともしません・・この際ウツボでもいいから揺すってくれ~という心境・・ヤドカリ・サザエ・・全然消費していきません。干潮が10時ごろのはず・・“上げ”に転じてからが勝負でしょう・・おそらくは・・と、のんびり打ち返しを続けていると、時が経つのもはやいもので10時になりました・・沖から黒々とした海が接近してきました。「あの潮が来たときが大チャンスやで!」と新鮮なサザエの2個掛けを準備していますとかなり“黒々した・・”が近寄ってきました。そして磯の周りにシワシワが発生!めっちゃイケテる雰囲気になってきた!一旦仕掛けを回収し、エサを交換して改めてコナベ向き30メートルの根の中腹あたりに置きなおします。やがてすごい勢いで沖から潮が当たってきて竿先が左に傾きます。「こいつはイイよ~!イイ潮だよ~!」と海の状況だけでテンションが上昇しましたが、アタリは皆無です。そして5分後にはワンドの奥にぶつかった潮が反転して複雑な流れになってきました。「この潮が緩んだときが最大のチャンスなのさ!」と打ち返すために回収するとエサはそのままの姿で残っております。次に仕掛けを入れると右流れに変わっています・・「この右流れが・・エエでぇ!?」ってどんな“潮”を待っていたのか・・ワケがわからんようになってきました。結局この潮がある間は何もアタりませんでした。潮が止まり静かな海が戻ってきましたが、ここで竿先が押さえ込まれるアタリが!押さえて・・押さえて・・フワッ・・「あれれ?」で確信。ウツボでしょ!これ・・「手ぇださんかったらノッてこない系やな」と見切ったので手持ちにして送り込みをかけますとズーン・ズーン・・と重みを増し、ズズーン!ときたところで竿を跳ね上げるとズドン!「ノッた~よ!」で一瞬根掛かり?と思わせる抵抗感はウツボが穴に入っているからか?ズ・ズ・ズリリ~と穴から出てきた?感触が伝わり、リールを巻くと重~いだけで無抵抗です。浮いてきました・・「ウツボのデカイのんや~」で抜き上げようとしたら針が外れてオートリリースに成功です。ここで水本氏に「ウツボ掛けてみたら?気晴らしに・・」と提案すると、怪しすぎる?アタリが継続中の翔MHを手持ちにして送り込み開始・・僕は後ろで見学・・フワフワ・・ズン!と入ったところで「イマダッ!」とアワセ一発!「あれっ?動かんで・・根?」どうでしょう?根に入ったのか・・根掛かりか・・ウツボを取り逃がしてしまったねぇ。ここで携帯に着信、宮原氏です。「どう?ウツボ釣れた?」・・「アカンで・・バレたわ!明日は来るの?」に考え中・・とのこと。今日の状況を見てから決めると・・「エサ いっぱい撒いとくわ・・ 明日はエエでぇ!」で携帯を戻します。水本氏の竿・・今度は沖向きに投げた奴にまたまたアタリです。ピコタン・ピコタン・・可愛いらしい動きです。かなり長いことアタってますが・・「掛かってんちゃうん?」竿を手にとり大きくあおる・・「どう?重い?」・・「ビミョーに・・」でリールを巻き巻き・・「キャハッ!付いてる!」と抜き上げたのはやはりウツボさん。デジカメONでハイ!ポーズ!と記念撮影に成功です。(かなり“キツい”画像だ)11時です。そろそろマジにやらんと・・と上の段に戻り打ち返します。バッカンを覗きエサの残量をチェックすると、サザエ約1キロにヤドカリ6個・・半分も使ってないじゃん!(さぼりすぎです)「こりゃアカン・・撒こう!」とサザエ5個を残しペチペチと殻を割ってポイントに撒き散らします。(あまりに贅沢)しかし一向にウツボ以外はエサを触らない状況・・12時をすぎたところで残りのヤドカリを殻ごと投棄するという暴挙に!(ある意味犯罪?)あまりにももったいない話であるが、すべては明日の為、次に来たときの為・・僕が仕留める(予定の)石鯛を呼び込む為・・の投資です。12時40分に納竿します。半夜で上がってきた上物釣りの方の邪魔にならぬようにチャチャッと片付けて船を待ちます。やがて誠丸が到着、乗り込みます。船頭さんに「宮原君 電話あった?」と聞くと「おぉ 底物で来る ゆうとったで」と・・「明日はカガリやな・・絶対釣ってしまうで!」と水本氏と意見が一致。(毎年のことながら“石鯛一番乗り”は彼ですから・・)明日はきっと釣れるでしょう!今日のマキエが効いてますからね。(ウツボだらけになってたらスイマセン・・)
2本竿で挑む水本氏 手持ちでアタリについていき・・ 根掛かりか?根に潜られたのか・・? ウツボに「きゃああああああ!」 スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,07,10, Friday
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