ついにやってまいりました!底物ハンティングシーズンにIN!梶賀のグレは相変わらず好調ですが、やはり僕的には暑い季節は石鯛がいい!のですな。そこで6月16日に2009年度のスタートを切ることに決定し、つりえさ吉野へ早速エサの手配をお願いしますとサザエは2~3キロだったらある!とのことでキープしといてもらいます。深夜1時にエサ店に到着しサザエ2キロを受け取り、「ヤドも入ったで!持ってく?」と吉野さんの誘惑?に負けて、ヤドカリ(大)10個を追加購入・・初回ということで思わずフンパツしちゃいました。(エサ代がハンパナイ!5千円越えたよ!)はやくウニだけでイケる季節になれ!と、無駄づかいにならぬことを念じてエサ店を後にします。梶賀着・・暫し仮眠・・やがて出船時間です。事務所に顔を出すと片石氏が・・で、一緒の磯に上がって僕の底物釣りを見物し、僕は退屈したら彼の竿を借りてグレ釣りしよう!と話がまとまります。「カガリは7月からでエエから・・6月は沖磯の方が石鯛は出るとおもうんさぁ・・ダンゾの船付きでやってみるかぁ?」と船頭さんの意見に“了解でアリマス”と敬礼!4時半に出船しますと誠丸は今回も沖磯“大黒回り”へと直行です。ダンゾの手前で「高橋君行こかぁ!」とお呼び出しのアナウンスに片石氏と共に行こうと舳先に向かうと「今日は少ないから一人ずつで分かれよう!」と船頭さん。というわけで単独でダンゾへ上がり、片石氏はソコブへと・・。何年か前の8月に底物で上がったときはウニでイシガキが釣れました。その時のピトン穴が頼りなくて、アタリでピトンが倒れて慌てた僕は見事に滑り、見事にコケた思い出があります。その時のピトン穴は出来れば避けたい・・と良さゲな穴を捜すが、やはり一箇所しかまともに打てる所がありません。たぶんこれがあの時の穴であることは間違いないです。ハーケンを4本も添えてしっかり打ち込み、揺すってみてグラつかないことを確認し、それでも不安なのでピトンに尻手ロープをセットしました。(・・ってどんだけ慎重やねん!)竿は海魂540HMH・リールはDC3000に道糸20号。仕掛けはテンビン式でオモリ30号、ハリは16号です。ここのポイントはキムラ向き19メートルの足下が僕のお気に入りです。タックルが組めたところでまずは底探りです。キムラ~神ノ島向きに50メートルほど投げてオモリで海底の起伏を調べます・・カウンター35より手前まできたらかなりの凸凹です・・そして28~23から急な登り坂で、越えるとストンと落下・・そして根掛かりします。深い海溝なのかな?カウンター19前後はやっぱり釣れそうな地形となってますね。根掛かりとの戦いになりそうですがここを集中して攻めることにして、エサの装着を開始します。スタートはヤドカリをチョイスしウニ通しでグサッと一突き!(ゴメンやで)手足は全てカットしてセットします。30メートルほど投げて着底させてから、お目当てのカウンター19に仕掛けを引き寄せてきますと、登り坂を通り過ぎる23でジャンプさせて溝の手前側の壁の肩辺りに置いてみます。(まったくのイメージ世界・・実際海底の状態がどうなっているのかは知りません・・ファンタジーでしょ!)竿をピトンにゆだね、糸フケを適度に出してアタリを待ちます・・(ゾクゾクするやろ!この一投目ってやつは)竿の傍らで腰を下ろし竿先を凝視・・しかし真剣に見つめると大抵はダメで、得てしてゴソゴソしているとアタりますから不思議です。10分間我慢してから回収・・っていきなり根掛かりかよっ!オモリがかちこんでいるみたいな・・僕の捨て糸は14号のフロロです。そう簡単には切れません!(捨て糸の役割・・してません)ラインブレーカーでクリクリして14号をブチきり(いきなりの汗)再び30号のオモリをセットし、今度はサザエ3個掛けを投入します。潮はゆっくり左に向いて流れていますが・・後で聞いた話によるとこの向きの流れでは“根掛かりしか”しない・・と。そうとは知らない僕は根掛かりに苦しみながらも投入を繰り返し、やがて穂先にコチョアタリが出るようになってきましたが2投に一回は根掛かりするので嫌気がさしてきました。でも今日は気持ちが折れません!今年の一回目ですから・・気合いの濃度が違います。6時ごろから潮が変わり当てながら右になりまして、穂先に出るアタリが大きくなってきました。根こそぎエサを盗っていくほどの活性では無いが、エサトリが騒げばやがて石鯛も我慢出来ずにパクッとくるのでは・・と期待大の打ち返しです。そしてヤドカリ+サザエの赤身2個でカウント18~17に置いたかな?・・クゥ~っと穂先を押さえ込み静止・・やがてグッ・グッ・・#2まで絞りこみ、ここで腰が浮かされます。「イケイケイケイケ・・」(底物氏がよく唱える呪文です)まぁ、ここで冷静に見たら典型的なウツボのアタリなんですが、いざその場にいると期待を込めて皆“本物”と信じて固唾を飲むのです。逆に石鯛っぽいアタリなら“どうせウツボや”と思い込むことで気を落ち着かせることもありますから・・釣り人の心理は謎が多いです。という訳で結局舞い込みにはいたらず、回収するとワイヤーがクネクネでした。「やっぱりね・・」“がっかり”が半分、ウツボでも“アタリがみれて良かった”が半分。やがて最干潮へ突入し、潮止まりになると馬鹿正直にアタリも止まります。マキエでも打てれば良いのですが、持ってきてませんし・・いつも・・磯の貝とかカメノテとかを採って撒いてもいいけど磯焼けになるからあまり良くないし・・で、打ち返しこそマキエなり!と、ひたすらマシンガンキャストを続けますが、ウニと違って底で切るってワケにはいきませんし、高価なヤド・サザエでそんな贅沢は出来ません。ただただ投げては回収の繰り返しです。(意味あるの?)時々溝にオモリが落ちて回収不能になりますが“速攻根掛かり切りゲーム”と名づけて体力勝負の一人遊びを続け、やがて当然のことながらパワーダウン・・(明日は筋肉痛やね!)その後、足下に仕掛けを垂らして上からサザエ殻やヤド足を撒く遊びを始めだしました・・(ダレとるねぇ)満潮が11時です。ここから“上げ”がエエはず・・でしたが潮が入りません。しかし12時前になってようやく沖からいい感じの黒く澄んだ潮がやってきた~!そしてやはり魚は正直です!アタリ復活です!かなり“いい感じ”のウツボっぽすぎるアタリです。この時期の石鯛はエサトリっぽいアタリを慎重に対処すると“本命”に化けた!なんて話をよく耳にしますから、僕もその気になって“手持ち”にして送り込みをかけてみますとズズズン!と見事にノッてきました!ウツボっぽいアタリの正体は・・ウ・ツ・ボ・・でした。(そのまんまやん!)12時半に納竿。上物でソコブにいった片石氏もエサトリのアジ・タカベに翻弄され撃沈・・船頭さん曰く、「毎日底物をダンゾに上げたら石鯛 入ってくるやろから・・しばらくダンゾでやってみたら?」と・・「じゃあ近いうちにダンゾで」と告げて帰路へ。帰りに上北~大台ケ原は大雨に雷!ビビッたわ~!
ダンゾの船付からキムラ向きのポイント カウンター19あたりが良きかなー いい感じの潮が入ってくると・・ ダンゾのシマ・・しばらくは底物で・・ スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,06,18, Thursday
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