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前回の状況があまり良くなかったのでちょっと行く気も萎えていましたが、5月18日の休みはお天気良さそう・・で誠丸にTELすると「ちょっと波は残るやろけど・・どっかイケるで」とのことで釣行決定。つりえさ吉野にボイル2枚を解凍予約しておき、夜11時に出発です。ところどころ雨が強く降りましたが三重県に入ると星が見えてきました。風向きは北西で、たぶん昨日までのウネリはとれたことでしょう。誠丸の駐車場で暫し仮眠。3時半には準備開始です・・片石氏の顔がみえます。「おはようございます~波は大丈夫?」と皆さん船頭さんへ朝の挨拶です。「昨日はエラかったで・・8時には撤収さぁ・・今日はイケるやろ!・・さっ、下りていこか!」で、事務所脇の階段を港へと下りていきます。夜明けの海を眺めると一見静かそうですが・・カガリ大黒はかなりの波柱が立っています。やがて皆の道具を積んだ軽トラが到着し、船に乗り込んだ船頭さんはエンジン始動、8名の釣り人は乗船します。4時45分に出船。港を出てすぐに“大揺れ”です・・「南のウネリ 残っとるなぁ!昨日よりマシはマシやけどなぁ!」と船頭さん。しかし何らためらうことなく沖磯へと一直線に向かいます。当然他船も“大黒回り”を目指します。沖に出ると海は2メートルほど上下しており、ジェットコースター的要素もあって楽しっ!(本音は・・オソロシ・・)大黒コーナーを回る時は横波で迫力満点!やがてソコブの前で「片石君たち!高橋君も行こか!」とマイクで船頭さん。僕らは荷物を持って舳先へ移動します。正面の船付きは完全に波をかぶっており水没・・奥の船付きから上がります。4人で狭い船付きに下りるのにちょいとバタつきましたが無事に渡礁。さて・・正面向きは波が落ちつくまでは使えませんので必然的にワンド向きに4人で並ぶことになります。ワンドの一番奥の船付きに2人、その横の超高い足場から僕と片石氏が竿を出すことになりました。ボチボチ始めますか・・で水汲みバケツでお水ちゃんを・・届かねぇ!・・一歩前に出て一段下りて何とか汲むことに成功!それもウネリで海面が上がりきったときだけ届くみたいな・・苦労して往復しエサバッカンのボイルに水をやり、もう一杯汲んどこかな・・と波のタイミングをみてバケツをポイッ・・波にさらわれるバケツのヒキを楽しんでいるとブチッ!ロープが切れてしまいました・・(ウソやろ・・アリエナ~イ)バケツは一瞬ではるか彼方へと・・波の力とは恐ろしいものだ・・(ロープの方にも問題が・・もつれて小さい“お団子”がいっぱいできてたから・・僕のロープは皆そうなるんです)まぁ、汲むモン汲んだし問題なし!釣りスタートです。タックルは足場が高くてタモが届かないんで、全てブチ抜かないといけないから、竿は極翔2号をチョイス。道糸・ハリスは4号としてウキはBIGの00に3Bのオモリをセット、いきなり沈めていく作戦です。足下にマキエをしてワンド入口の巨大なサラシの切れ目にキャストします。着水と同時に潜るウキ・・もはやどこを漂っているやら・・道糸は磯の正面から乗り越えてきた波で発生する、たち位置右側からのハケにつかまり、ワンドの奥へと引っ張られてしまいます。具合悪いなぁ・・と投入点を色々変えながら探りますが、仕掛けが落ちつきません。しかもサシエは毎回掠め取られています。何のエサトリがいるのか・・遠投してもダメです・・喰いそうな雰囲気ですが。波の落ちつくタイミングで磯際に仕掛けを入れてみるとサシエが3ヒロくらいまで通ります。ハリスにBのガン玉を2段打ちにしてウキ下を2ヒロに上げ、波を見ながらせわしく竿を操作して磯際を狙います。磯伝いに沖からくる波と、ワンドの奥にぶつかっての返しのサラシが僕の竿下で合流しています。その“ぶつかり”に仕掛けを入れてシモらすとギュン!アワセ即ビヨ~ンで20センチのグレがぶら下がっています。ヒョイと抜き上げリリース・・同じ攻めで同じようなシーンを2度繰り返して「おっきいのん・・居らんわ!」と隣の片石氏に告げて早くも休憩です。(ヤル気ねぇ~!)しばらくして少し波が落ちついてきたような・・船付きで頑張っていたうちの一人が正面右の高い足場へ移動を決意!まだヤバイかなぁ・・とそちらを気にしながら釣り再開。しばらくして正面向きの彼が竿を曲げてますが惜しくも針ハズレ・・タモ入れヘルプの片石氏も引き上げてきました。そして突然大きなウネリがやってきて磯を越えてきたので彼はびしょ濡れ・・流されんで済んでよかったね・・僕の横へ引越ししてきました。そして12時・・半夜の船が来ました。朝釣りで帰る僕に残された時間は僅かです。(みんな通し釣りです・・スゴイよ)さて、どうする・・ちょうど満潮でウネリもマシになってきて軽い仕掛けでも2~3ヒロなら楽勝で落とせます。今日のグレも大オモリを嫌っている感じがする(5B・・1号玉・・重い仕掛けでは釣れませんでした)のでウキをM-G2、結節部にG2を打ってタナを2ヒロ半にします。狙い目はズバリ磯際!足下左寄りの壁際が気配ムンムンです。ボイルをパラリ、仕掛けをポトリ・・軽い仕掛けでも潜り潮がきいているみたいで・・楽にナジんでいきます・・喰いそう!1ヒロ程ウキが沈んだところでしばらく待って、アタリがないので回収するとサシエが残ってきました!何かがいるのはマチガイナイです!次は際から少し離して入れてみると20センチの口太が喰ってきてしまいました。これと違うんやわ・・で、もう一度“ドキワ”に入れてみます・・しかし波のくるタイミングを間違うと仕掛けが吐き出されて際から離れ、チビが喰ってきてしまいます。時計を見ると12時半・・あと10分ほどやれるか・・波のタイミングをじっくりと待つ時間的余裕は無いので、とりあえずサシエを刺したら際に即投入、手づかみでマキエをしてその真ん中にウキを引きいれます。そして左右からのハケが綺麗に合流して一番狙いたかったピンポイントに仕掛けが潜行していきます・・どんどん潜ってけ・・ドン!パラララ~!竿先が引き込まれ、同時にラインが弾かれます!止めるとギュン!今日イチの手ごたえ!ムギギギ~っと右手でこらえて少し竿が起きたところでベールを戻します。ここで竿尻を腹に当て竿をタメると2号竿の胴のパワーに負けた魚はあっさりと水面に姿を現します・・「あっ!オナガや!」40センチ・・無いかな・・でも良い型!「ウリャッ!」と何らためらうことなく抜いてしまいました。片石氏に「オナゲ~!(尾長グレ ゲット!の意)写真とって~」とお願いしてパチリ。魚を片石氏にプレゼントして納竿します。気がつけばウネリはマシになっていました。「これからやで~!」と夕方まで残る皆様に声をかけて船に乗り込みます。他のお客さんは皆“通し”ということで昼上がりは僕だけでした。「明日はええ凪になるやろなぁ・・宮原君から電話あったで!明日も残るんやろ?」と船頭さん。「明日は仕事ですねん!」とやんわり?お断りしておきました。帰りにちょっと寄り道・・エサ屋の吉野さんが新鹿の波止でキス釣りしてるから遊びにおいで!とのことでちょっと見学。港内向きで20センチ級を2匹釣ってました。もうキス釣りにも良い季節ですね・・今年はヒラメが多いからこれ専門で狙っても面白そうですね!

 左ソコブの先端は波が越えて・・

 左超高い足場から釣りました・・

 左グレゲット!片石氏

 左僕もオナゲッ!ラスト1投で・・

スタッフ 高橋

カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記  情報登録日: 2009,05,22, Friday


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