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仕事休みの9月26日、ラストスパートとなった鮎釣りを企画しても台風の大雨でまだ濁りが取れない有田川…

それなら台風後の濁り潮の影響か、少し喰いが落ちてはいるものの、回復傾向の船太刀魚の試し釣りにと思い、前日に船宿に予約を入れるとまさかの満席!?

平日に満席に予約取れないなんて…太刀魚釣り、メチャ人気ですやん(笑)

んん~どしよ…

一緒に釣行する約束の上田くんに相談すると何でも行きますとの返事…それ一番困るんやけど(笑)

考えた末に、釣れる釣りが良いな!ってことでイサキ釣りにしました!

イサキ釣りと言えば印南、切目崎から出船する『庄門丸』さんに予約を入れ、伝馬船に乗って来ました!


前日、仕事を終えて帰宅し、すぐに準備し出発してエサのオキアミも調達し、深夜1時頃に現地到着。

出船は6時前ですが、印南港に仮眠所を用意してくれているので前日入りでしっかり寝ることが出来るので大変助かります。

5時過ぎに仮眠所を出て切目崎の港に到着するとまだ周りは暗いながらも波の音が大きく聞こえ台風の影響か少し波が高い様子…それでも準備をしているうちに明るくなってきます。

やはり波が高く港の入り口辺りの防波堤を時々波が越えて来るのが見えます。

安全第一、船長に判断してもらい何とか出れそうと道具を伝馬船に積み込んで6時頃出船です。

港の周りは浅く波が立っていましたが沖に出るとうねりが有り上下に大きく揺れますが釣りをするのにはほぼ問題無さそうです。


切目崎のすぐ沖まで伝馬船を運んでもらい水深30mのポイントでアンカーを入れて固定します。

早速、準備をします…

凍ったオキアミ3kgの板をイケスに放り込んでから竿受けを取り付け、竿リールをセット…道糸に仕掛を繋いで…

その間にイケスの撒きエサ用のオキアミが解けてきて使いやすい状態になっています。

釣り方は、天秤仕掛で狙います。

道糸はPE2号、夢の天秤1.0×700にサニーカゴLマークⅡ、オモリは30を使用します。

仕掛けはハリス2.5号~3号で3~4mの仕掛けに2本鈎、鈎はイサキ針10号で、エサは付けエサも撒きエサもオキアミを使用します。

イサキ釣りと言えばアミエビでの天秤仕掛けが有名でオモリも100号くらいを使用することが多く、竿で釣る場合は硬めの竿が必要ですが、伝馬船ではオモリを軽く出来るので竿はライトゲームの軽くて柔らかい竿でOK!

糸も細いので小型リールで良いので竿リールが軽く、手持ちが楽チン、仕掛けも軽量で魚の引きも仕掛けに殺されること無くダイレクトに伝わって引きが楽しめます。

魚が掛かり、細い竿が小気味良く曲がるのを楽しみながら釣ることが出来るのが伝馬船の魅力のひとつですね。


さあ釣り開始です…

潮は期待出来そうな上り潮、水深は30m…

まずは底まで落し、それから仕掛分プラスαの5mほどを竿を大きくあおって撒きエサをカゴから出しながら撒き上げてきて、26mのところで仕掛けを止めて反応を伺います。

するとすぐに竿先が水中に引きこまれます♪

クッククゥ~と小気味良く引き込むアタリはイサキです…リールを巻き上げ水面まで来た天秤を引き上げてハリスをたぐり寄せた先に付いていたのは30cmチョイのイサキ、幸先の良い滑り出しです!

それから少しづつ棚を上げて狙いますが必ずイサキからの反応が有ります。

25mから18mまでどんどん釣れる棚が上がってきます、釣れる棚が上がると手返しも早くなり釣れるペースも早くなります。

トモ側で釣っている上田くんも同じようにイサキを快調に釣っています。

2人で3kgのオキアミを3枚買いましたが、この調子だと終了の午後2時まで持たないかもしれないと相談する状況…

仕掛けを入れるとイサキ、8時過ぎまでの2時間以上、カラ鈎を引くことが無いほどの釣れっぷり♪

イケスがすぐにイサキだらけになります。



しかし、その入れ掛かりタイムは続きませんでした…

少し潮が緩んできたタイミングでムロアジが掛かってきたのを境に急にイサキのアタリが激減…イサキのアタリと言うよりもアタリ自体が無くなってしまいました。

アタリには出ませんが、仕掛けを上げると、エサ取りにやられたのでしょう刺しエサは付いていません。

釣る棚を上げて行きますが底から上の棚までどこでもエサ取りがいるようで刺しエサが無くなるだけで本命のアタリはありません。

時々ムロアジが掛かるくらいで沈黙が続きます。

好調時よりも潮が動いていないとは言え、潮が全く止まった状態ではないので、自分はダメ元で完全フカセを試してみます。

3mほどの柔らかい竿にフロロカーボン3号を巻いた手巻きリールにサルカンだけ付けてその先に2本鈎の仕掛けをそのままセットして仕掛けの重さだけで潮に乗せて流し込んでいきます。

時々、船の上から撒きエサのオキアミをひとつかみパラパラと撒きながら釣ります。

2流しほど空振り、90mほど流し込んでから仕掛を上げてくると刺しエサが取られています。

3流し目ではエサが残っていました…チャンスか??

4流し目、70m辺りまで流し込んでいる時に勢い良くリールからラインが引き出されます♪

シュルシュルッ~とスプールからラインが引き出されてからハンドルを巻きクラッチを入れてから巻き上げ開始!

竿には魚の重量感が伝わります。

70mをゆっくりと引きを楽しみながら上げてくると良型のイサキが付いていました♪



完全フカセで狙うと比較的型が良いものが釣れます。

手返しが遅く、数狙いは不利ですが、型を狙う場合ではかなり有利な釣り方です。

上田くんは天秤フカセで厳しいながらもポツリポツリと少しづつイサキを追加していましたが、アタリの少なさに業を煮やし?(笑)

天秤フカセから完全フカセに変更します。

前半イサキを連発しお土産は十分出来たので、残り時間は2人で型狙いです♪

流すたびとは行きませんが、何回かの流しでアタリが出ます。

潮の動きがイマイチで食いが良くないのか、リールからラインが引き出されてアタリがあったのに魚が鈎掛かりしていなかったりしますが、何とか少ないチャンスで掛けた時は、ほとんどが良型のイサキでした。

上田くんも良型イサキを釣り上げて嬉しそうです♪



伝馬船ではイサキだけでなくいろいろな魚が釣れるのも楽しみのひとつ、今回その違う種類の魚の姿はあまり見れませんでしたが、ウスバハゲやカワハギが天秤仕掛けで釣れていました。

完全フカセでも掛かった瞬間、引きが強くかなり大きなイサキが釣れたかも!と慎重に上げてきたらカンパチの幼魚、シオが釣れました。



他の伝馬船では小型ですがシマアジを釣られた方も居たようで、嬉しい他魚も釣れます。

完全フカセで調子が出てきた時に親船が近づいてきます…

まだ終了時間までしばらくあるのに何で??と思ったら、波が高くなってきているので港に入れなくなるから早めに撤収したいとのこと…

安全第一!

了解しましたと、急いで道具を片付けて普段は午後2時まで釣れますが、1時で撤収です。

港に戻ると、沖で釣っていたら感じませんでしたが、明らかに朝よりも波が高くなっていました。

港に戻ってからイケスの魚を締めて数えると2人でイサキを60匹、他にウスバハギやシオ、カワハギが有り、途中苦戦し、早上がりでしたが満足の釣果となりました。



後片付けをしクーラーに魚を詰め終わったころには港の前は大荒れ、帰港が遅れたら港に入るのが厳しい状況になるところでした。



船長の判断や指示に従って安全で楽しい釣行を心がけたいですね…

持って帰ったイサキを刺身とアクアパッツァで頂きました。

白身でクセの無いイサキは刺身のほか塩焼きが有名で定番ですが、色んな味付けにも合うのでいろいろな料理で楽しめますね。



秋は40㎝以上の超大型のイサキはあまり期待できませんが、数釣りではかなり期待出来ます。

それとこの時期はイサキ以外の色んな魚が釣れ、今回釣れたカンパチやハマチ、メジロ、シマアジなど青物が混ざるのも魅力です。

台風が多いですが、それ以外は天候も安定していることが多いので、興味がある方は気候の良い今がチャンスですよ!

タックルも料金も手軽な伝馬船、興味のある方はお気軽にスタッフまでお声掛け下さい♪


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秋の釣りは是非マリコンでご準備下さい!



カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記  情報登録日: 2016,09,27, Tuesday


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