2月27日の休みは梶賀に行こう・・と決めてましたので前日の夕方に“明日の尾鷲のピンポイント天気”も確認しないで予約のTELを入れると、「はい・・明日は出船します。よろしくどうぞ・・」と妙にあらたまった船頭さんの口調に違和感を・・「じゃあ行きますんで」で決まり!すぐに釣りエサ吉野に解凍予約を入れると「雨やで・・来んの?」ですとぉ?「・・うん・・とりあえず2枚出しといて」・・で釣行決定です。(雨やのに・・一人で行くん?マジに・・)深夜に出発・・途中でエサを仕入れ、梶賀の誠丸駐車場に一番乗りで到着です。車中で仮眠・・コンコンと窓を叩く音で目が覚めますと船頭さんがニッコリ!「貸切やぞ~!準備して~!」(金曜日やし・・雨やし・・誰もこんわな!)出船は6時とだんだん早くなってきました。「東からのウネリがはいっとるけど・・カガリのどっち行く?」(どこいく?では無く、あくまでも“カガリのどっち”行く~?です)「うっ・・み・な・み・・お願いします」で、やはり今回もカガリ“南”に・・「なんかあったら電話してな~」で僕一人なら見回り無し!なのです。(何度も携帯にかかってきますが・・出なければ“流された”と思われてしまうので必死!に出ます)カガリ“西”に他船が2人上げた模様です・・。さて、ウネリが結構・・アリますねぇ・・雨は今のところ“しょぼしょぼ”程度ですので気になるほどではありません。“一番高いとこ”に釣座を構えて極翔1.7号にハイパーフォース・・いつものタックルをセットします。左右のサラシと時折やってくるウネリでかなり釣りにくい状況なのは一目瞭然・・海が落ちつくタイミングを計りながらマキエをいれ、Mの3B・4ヒロの仕掛けで開始します。“寒”の時期・・できるだけ磯の際を攻めるのはセオリーですが、こうもウネリがあると僕の技術ではどうすることも出来ません・・ハイ・・(普段から際は苦手でしょ!)マキエ・仕掛け・・共に沖にぶっ飛んでしまいます。「こりゃアカン・・」で即、作戦変更!Lの00で遠投します!(得意技!といえば聞こえが良いが・・○○の一つ覚えではないのか?との疑いの声も)サラシの向こうにキャストして流します。潮はゆっくりと“右”なので悪くは無いですが・・そしていきなり来ました~!ばるるるる~と道糸が弾けて・・スプールを手のひらで押さえてアワセを大きく入れます!グワッ・グワッと首を振ってる感触に「マダイかな?」・・しかし手ごたえが無さすぎです。竿のパワーで勝手に寄せられてリールは軽やかに回ります。やがて浮上してきました~!30センチほどのマダイ(チャリコといいます)です。針をおもいっきり飲み込んでるんでキープして、もう一度同じ筋を流したら再びばるる~で同型の“チャリ”です。どうも今シーズンは“コイツ”が喰うときは“こればっかり”になる傾向があります。沖を見切りもう一度磯近くを釣ることにします。ウキをLサイズの5B・オモリを5B・3B・Bと打って強制沈ませ作戦!を敢行です。ウキ下は6ヒロで、ウキ止めまで入ったらウキは沈みだし、ここで糸を張ってタナをキープする・・の感じです。ひたすらコレをやり続けます。9時ごろに沈み気味のウキが猛スピードでビュッと入りました!おおっ!強烈!・・過ぎるねぇ・・サンコ登場です。続いて同じ潮目でギュン!でサンコ・・もう一回同じところを・・ギュィ~ン!でまたまた・・サンコ・・まさに“サンコゾーン”・・恐ろしいことになってきた・・これはコレで楽しいんですが・・雨のやみ間に朝食をとります・・携帯ブルッで船頭さんから・・「どーですか?・・波は・・釣れたかぁ?」に「波は平気ですヨ!“サンコの嵐”ですねん・・」で「もっと仕掛けを重ぉせやなアカんでぇ!」とお決まりの台詞です。(船頭さん曰く・・サンコの“下”にグレが居る)タナをさらに深く、オモリをさらに重くして再開します。ボイルをぱらり・・大して沈まないうちにサラシにもっていかれ、湧き上がりの潮で浮かされてしまいます。カガリ正面向きは僕一人のマキエのみ・・カモメが僕の前に集結してきました・・(狙われてる・・予感)マキエ杓を振るとまさに“全員集合”状態です。仕掛けのいれどころに悩まされます。北東の風が強くなって道糸が吹き上げられ、それにカモメが突っ込んできて、苦労してなじませた大事なひと流しを一瞬で“おじゃん”にしてしまいますから“たちが悪い”です。「ワ~ワワワ!ワ~ワワワ~!」と奇声を上げて追っ払おうとしますが全然こたえてません・・むしろ“変な奴・・おるで~”でカモメに見物されてる感覚です。(もうエサ・・やらんぞぉ!)カモメをマキエワークで分離?しながらの釣りです・・つらッ・・(落ちついて釣らせておくれよ~)12時です・・はやッ・・いまだにグレが釣れません。アセアセします・・「ついに“南”で丸ボ○ズなのか・・」と萎え萎えになってきました・・と、その時!神様からのプレゼントなのかっ!?他船で“西”に上がってた釣り人が諦めたのかバッカンのボイルを一気に海へ捨てたのです・・“ギャ~ッ!グアッ!ギエ~ッ!”とカモメさん達、大騒ぎで“西”の方へ小移動していきはった!僕の眼前はオールクリア!「このチャンス・・是非お見逃し無く!」と大急ぎでマキエをして仕掛けを投入!なじませて・・流して・・かなりの潮下でユルル~とアタリ!「コンチクショ~!」と溜まったうっぷんを晴らすかのごとき大アワセです。ズン・ズン・・と重々しいのにシャープな手ごたえです!「キモイイ~!」(気持ちいい!の意)と好感触を楽しみながら竿を曲げて、サワサワ~とリールを巻き上げ、やがてまあまあサイズのグレが登場!タモでサクッとすくい上げると白子がビュ~!38センチの口太です!ダッシュでキーパーバッカンに移して針を交換して磯際にポトッ・・6ヒロまで入ってウキが沈み出し、絶妙?の張りでポイントに誘導していきます・・と思っていたより早いタイミングでビュン!とスピード感満点のアタリ!反射的にアワせるとギューン!コンコン・・ギューン!と一瞬サンコを思わせる小刻みな首振り?を交えての突っ込みです!しかし何となく「これ・・針を飲んだ尾長やろ!」と直感!慎重に対処します。ジンワ~と竿を起こし、次に竿を寝かせて素早くリールを巻きます・・ウキが見えてきました・・尾長であってくれよ・・ここでお約束の“左に突っ込み”これを難なく?かわしてグイ~っと浮かすと・・まっ茶色でねえ・・まん丸でねえ・・いい尾長じゃん!タモいれに成功!ヤッターです!40センチはあるでしょう!パチリと記念撮影です!(ひとりだとどうしても魚だけのワンパターンのカットとなりますが・・)見事なまでの飲まれっぷりでした!(3号ハリス・・よくがんばってくれた!)これにて終了!なんとかなりました・・雨もいつの間にか上がってますね・・残りのエサをカモメ達に振舞い迎えの船に乗り込みます。やっぱりカガリは裏切らんなぁ!
サンコゾーン!恐怖の・・ ビューチィな尾長!(41センチ・・今年はこんなん、多いです!) スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,03,01, Sunday
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