2月12日、梶賀の誠丸へ!もちろんグレ釣りです。朝3時半に現地に到着し暫し仮眠。出船は少し早くなって6時15分になりました。お客さんは僕ともう一組だけ。祝日の次の日はやっぱり少ないです。(どこでも行き放題の状況!でもたぶん・・きっと・・)「どうするぅ?」と船頭さん。「み・み・“南”でっ!」と、やっぱりこう答えてしまいました。(なんでだろう・・?)カガリ西に2人組みが上がり、船はいつに無くゆっくりとカガリの正面に回りこみます。「今日は大丈夫やろけど明日は“まじぇ”が吹くからのぉ・・」と船頭さん・・(ちなみに“まじぇ”は“まぜ”、南風のことだよ~ん!)船はゆっくりと磯に着け、僕はサクッと飛び渡ります。さて・・7時半が満潮なのでまだしばらくは潮位が上がります。“一番高いとこ”から竿を出してみます。足下にボイルをパラパラ・・潮は右へ!で“マチガイナイ!”と期待が膨らみます。カン付きウキMサイズB・4ヒロのタナでスタートです。無風で凪で・・軽い仕掛けでも楽に入ります。いきなりサシエが盗られています。魚の活性はそれなりに高いようです。(情報では喰いがめちゃ渋い!と聞いとります)竿前・ちょい沖・潮下・・探ってみますが反応無し。サシエを盗るのはキタさんか・・?潮の状態は良いのでいきなりマイナス00で遠投してみます。しかし“右”に速いが“当てながらの右”です。この釣り方にはあまり良くないです。もう一度Bのウキに戻し、きっちりタナを取っての釣り・・足下のマキエ投入位置の海中に伸びる棚の底の方、何やらギラついてますねぇ・・ゲゲッ!ボラです・・やがてボラの集団に取り囲まれてしまいました。(毎年春先にどこからか湧いてきて、マキエのボイルを旺盛な食欲で喰い尽くします・・今年は出てくるの、早いね)足場を潮下側の“ちょっとだけ高いとこ”に移動しマキエはさっきと同じ位置に入れて仕掛けを潮下側へ入れますが、Bでは仕掛けが軽すぎました・・止めて張ったらいきなりボラが掛かってきました。(顔がキモいねん!・・臭いし)作戦変更です。ウキをMの3B・オモリをB・B・G2とハリスに振分けて打ち、上にいるボラの層を突破してみよう!多い目に足下にマキエを入れて、少し沖目に仕掛けを投入しそこで一旦なじませてから磯の際・ボラの下に引き寄せていきます。そして立ち位置正面の張り出し根・・いつ攻めてもバラしてしまう禁断のポイント・・に良い角度で入ってったなぁ・・のタイミングでシモっていく仕掛けをそっと竿先で聞き上げてまた送る・・コツコツっと微妙な反応にチャっとアワセをいれると重いっ!「根掛かり?」そのまま竿をためて待ってみると走り出しました!しかし竿を立てて構えてしまったので底に一気に突っ込まれ・・ハリスの真ん中でプツン・・お約束のバラシ・・(学習能力ゼロ!)「竿は左に寝かしたほうが・・いや、右?」訳が分らなくなってきます。とにかく難題です・・この根は・・気を取り直して仕掛け・釣り方を変更します。(気分転換です・・深い意味は無し)Mサイズ5Bのウキにハリスを竿一本・5Bのオモリを結節部に打ちタナは竿2本とします。ちょい沖の深棚に落としてみます。右流れに乗して流し、時折ストップをかけて・・かなりの潮下でウキがシモっていきます。アワすがノリません・・同じコースを狙い、ウキがシモってからかなり遅い目のタイミングでゆっくりアワすと今度は掛かりました!35センチほどの口太です。タモですくった途端に針が外れました。かなり喰いが渋いようです。喰ったタナは仕掛けにブレーキをかけて流してたので結構浅いかも?です。その後もアタリはあるが素針を引いたり針はずれしたり・・手を焼きます。どうにかこうにかで4枚・・(ハリスを2.5号・針を7号に落として・・またやられんでぇ!)10時ごろ、潮が緩くなってきました。右のサラシの先端あたりでフラフラしていた5Bのウキがいきなりカッ消えてダッシュでアワすが何の手ごたえもありません・・「アワセ、早かったか・・」しかし回収してエサを付けようとしたら・・針が無い・・切れてるやん!スパッと・・「尾長?」何か分かりませんが・・すぐにチモトに3.5号を結び針を9号にしてみます・・もう無いです・・潮止まりです。ここで遅い目の休憩です。一旦マキエが切れてボラも消えたやろ・・と釣り再開。少しだけボイルを撒いてみて・・ボラ登場!そして今まで以上に大群です。まるで池の鯉にエサをあげてるみたいな・・。南東の風が吹いてきました。マキエが飛ばないので真ん中の“一番低いとこ”にバッカンを持って小移動。マキエを潮上に、次は潮下にとボラを散らしてその真ん中を狙いますがさっぱりです。12時を回り増え続けるボラに嫌気が差してマキエを止めてサシエだけの釣りをしてみますが当然釣れません。「ボラでも釣って遊ぶかな・・」と今度は一気に大量のマキエをして、その先に3B・3ヒロの仕掛けを投入しますとウキ止めまで入ってすぐにビュンと入ってアワすとスカ・・またチモトでスパッです。口太の喰いは渋いのに、尾長?はいきなり呑み込むほど元気なのか・・しかも結構浅いタナで・・その後しばらく浅いタナをやってみましたがサシエが盗られません。5B・竿1本半のタナに変えて少し沖の深い目狙いをやってみます。1時半の最干潮、もうアカンか・・と20メートル沖を漂うウキを目で追うとビュン!「尾長!キタか!」掛かりました!強烈に突っ込みます・・「とっ・止まらん!」たまらず糸を出します。ジャッ・ジャジャッ・・ハンドルがすごい勢いで逆回転します。左の方へ走っていきますので僕も走りますと“一番高いとこ”まで来てしまいました。ここで勝負に出ます。竿をおこしリールを巻く・・ン?動かないです。根に張り付かれたか・・しばらく張らず・緩めずで待ってみると・・出てきました!今度は右へ横走り!「ひょっとして“石鯛”かもよ・・」ワクワクしてきました。ウキ止めが見えて、ウキが見え・・さあ、魚が見えてきたぁ!白い魚体がユラ~・・石鯛かっ?・・げっ・・サンコ?まさかの・・尻尾の付根に黒いブツブツ・・50センチ級の特大サイズのサンコは時にサンコらしくないヒキ方をします・・(疲れた。汗かいた。)まだ5分ほどあるのでもう一回仕掛けを入れるとすぐにビュン!「奇跡なのかぁ!」でこれもキューン!そしてガッガッ!竿先が踊ります。これは間違いなく・・サンコでした。納竿です。グレ(口太)は産卵に入ったのか・・渋くなってきました。これからは“湾内”も面白いです。コムケ・竜宮とか・・浅いゴロタ場で一発!もいいけど・・たぶんまたカガリにいくんでしょうね!
カガリ”南”のちょっとだけ高いとこ・・ 渋いです・・口太さん 特大級!石鯛かと思いました・・ スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,02,14, Saturday
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