1月31日に予定しておりました「マリコン磯釣り大会IN梶賀」・・残念ながら波高5メートル・ウネリを伴う・・との予報の為中止となりました。翌日は北西の風が吹いた為波もとれたので出船!“荒れ後の荒食い”だったそうで、どことも良く釣れていました。前からこの小潮回りはチャンス!と踏んでいたので「爆釣間違いなし!」と期待して2月2日に誠丸へ。今回は早めに出発し、道中「“南”にいけたら間違いないやろな~」とあの潮向きならア~して・コ~して・・と妄想?が膨らみます。3時に着いて現地で仮眠を取りました。(先週の寝坊事件・・超反省!)今日はお客さん、10人ほどです。6時半に出船、最初に見張りに付けてから一気に湾を横切りカガリへ・・“西”に小澤氏ら2名、続いて“南”で「松田さん行こかぁ~ 高橋君もいくか~?」に渡りに船で“南”へ上礁します。松田氏は“ちょっとだけ高いとこ”からの竿出しを希望・・で“一番高いとこ”に僕・・潮が右向きなら不利やなぁ・・まぁイイかっ!でおしゃべりしながらタックルを組みます。さて、準備が出来て釣座へ・・45度傾斜の幅30センチ程の横ワレに立ち、磯のくぼみにバッカンを押し込み釣り開始。本日のプランはイイ潮が来てれば遠投で尾長を、潮が緩ければ磯際で大型口太狙い!とします。まずは足下にマキエをしてMサイズのBのウキを先発させますが左からのサラシで入りません・・ウキはそのままでオモリを3Bに交換し4ヒロのウキ止めまでいったらウキは沈む・・的なイメージでやってみましたがサシエが盗られます。どうも正体は“キタマクリン”です・・白い針が数秒でシルバーです。マキエの量を増やしウキの周りに被せていきますと・・時間の経過とともにサシエが残ってくる回数が増えてきだしました。グレのタナは深かろう・・とウキをLサイズ・5Bに交代しタナを一気に竿2本まで下げて、少し遠い目に投入しサラシに乗せて沖に流してみましたが、沖の潮は全然流れてないみたいです。潮が無いならプラン通りに磯際の口太!という訳で出来るだけ際寄りに落ちつけたいのですがうねりで上下する磯際に収まりません。ウキ止めまで入ったところでかなり磯から離れてしまいます。いつものウキ・“ベクター空”は潮ノリが良すぎて“ピンポイントで止めたい”みたいな時に流れに乗りすぎてしまいます。ウキをスリムでやや小粒な“ベクター観”のMサイズ・5Bにチェンジして磯際に仕掛けを引きつけるようにして狙います。これである程度は“ピン”に留めることが出来ましたが、根掛かりが多発!こりゃあ厳しい・・プラン変更!遠投だぁ・遠投だぁ・・潮は無いけど“南”では遠投だぁ!で磯際の大型口太をはかなくもあっさり諦めてウキをマイナス00のベクター空・Lサイズに交換です。沖に伸びるサラシの先端のさらに沖にキャストして、着水後少しリールを巻いて竿先~ウキ~サシエを真っ直ぐにしてからベイルをオープンにして流れに任せて糸を送ります。道糸はパラッパラッと気持ちよく出ていきますがサラシにつかまって引き出されているだけか・・これで適度な右流れならマチガイナイのですが・・きっと仕掛けは真下に沈んでいるのでしょう。「何か喰うまで入れ込んだれ!」と腰を下ろしてのんびり構えます・・ダダ流しの10分間・・アタリが無いです・・アカンなぁ・・で回収します・・リールを巻くと最初は軽かったハンドルがジンワ~と重たくなって・・何な・・根掛かりか?と竿をあおると・・ズン・ズン・ズン!「お~!サカナじゃ~!」とにかく重たい手ごたえ!ポンピングで寄せてきます・・かなり深いところから上がってきます・・左の下の方から・・糸がゴリゴリと何かに擦れている感触にビビリますが道糸・ハリス共に3号です。なんとかなるでしょう!いや、なってくれ・・ウキが見えてきました・・もう少しです・・ここで左のワンド向きに走った!ここの角は90度の根が垂直に伸びており巻かれると厄介な・・バッカンをまたいで狭い足場を左に移動し、竿を目いっぱい突き出して耐えます!・・出てきた・・角をクリアして足場を右に移動し安全圏に連れて行き竿を立てます・・ボコッ!青茶色い丸い魚体・・グレですっ!“ごじゅう”は無いにしても47~48センチはあるでしょう!「アハッ!エエのん来た!」小躍りしながらタモを掴みグレの口を持ち上げ空気を吸わせて弱らせます・・完全にグロッキーとなったグレは水面で横たわり胸ビレをパッタパタ・・スルスル~と柄を伸ばします・・あと1メートルで・・ここで引き波が・・このままイケるか?膝を落とし竿を高く突き上げて波に連れられて遠ざかろうとするグレをタモで追います・・と、その時です・・“バチン!”・・音と共に竿がハネ上がります・・一瞬何事か・・テンションが消えた竿を見ると道糸が竿の真ん中で切れてリールの前にハラリと・・唖然・・グレは一目散に水中へダイブ・・「ウキ・・返せや・・」精一杯の毒を吐いたつもり・・「えっ!バレましたん?惜しかったに~」と松田氏に慰めの言葉を頂きましたが・・これは引きずるぞ・・道糸を点検しますと10メートルにわたり傷が入っています。アタリが分らず、いつ・どこで喰ったのかも分らなかったのでなんともいえませんが、かなりの“底”で擦れてきて、ワンドに回った時に角に触れて・・で最後に引き波に逆らって持ち上げた時に限界に達した・・ガビ~ン!「また・・釣ったら・・エエねん・・」道糸をチェックして無意識のうちにさっきと同じパターンの仕掛けを組み、同じ釣り方で再開します・・ひたすら同じことを・・状況が変わっても・・(引きずっとるなぁ!)サンコしか釣れません。いつもは絶対にグレが喰ってくるパターンなのに・・そして終了間際にやっと35センチのグレがきて、続いてチャリコ・・もう止めよ・・1時半に納竿。閉店作業もほぼ完了・・とその時、「タモ~!」と松田氏。振り返ると磯の前に出て魚と格闘中!松田氏のタモを持ってヘルプに・・いいグレです!タモ入れ成功!(人の魚は百倍緊張します)「おめでとうございますぅ!」で記念撮影後すぐそこまで来ていた迎えの船に乗り込みます。誠丸の事務所に戻ると良型グレがゴロゴロと!今日も皆さん、よく釣ってはります。小澤氏は40センチ台の数を揃えてイサギも・・(サスガですねぇ!)松田氏のグレは48・5センチでした。そういえば先週も僕と一緒に上がった人・・エエのん釣ってたな・・今、僕と一緒の磯に上がればもれなく“良型グレ”が釣れる!(次からは一人で上がろう・・)僕の寂しげなバッカンを流しにあけると中の魚がコトン・・と軽い音をたてました・・「今日も大原君に持ってくの?」と小澤氏に聞かれ、頷くとグレを3匹・・頂きました。先週のチヌといい・・アリガトゴザイマスデース!(ただ一つの救い・・まだ“南”に上げてもらって“完全ボーズ”は無い・・という事実!僕との相性・・ヨカね!)
カガリ”南”の一番高いとこ・・ 最後にきたグレ・・こんなんちゃうねん! 松田氏が仕留めた48.5センチ!納竿間際のドラマ! 小澤氏の釣果!毎回良く釣りますね! スタッフ 高橋 カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記 情報登録日: 2009,02,03, Tuesday
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