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寒さが厳しい季節、海上も荒れ気味の天候が多いですが、その合間の釣行が出来そうな日を狙っているつもりですが、うまく行かないですねぇ…といったレポートです(笑)

天候も気持ちよく絶好の釣り日和!なんてことも少なく、寒い中での釣りですから何とかそれなりに釣れる期待が持てる釣りを選ぶとなると、今期好調の船タチウオになってしまいます…

そこそこ天候も良いだろうと出掛けた1月28日、毎度の泉南小島漁港の第二小島丸さん。

6時半出船で港を出て行くと、そこそこの天気ではありましたが、前日からの風が少し残っていて、波も高く船速も上がりません。

波しぶきを浴びながら、いつもの淡路島洲本の手前のポイントにいつもよりも時間が掛かって到着、早速釣り開始です。

テンヤを底まで落として誘い上げてきますが波が高く、小さく出るアタリや食い上げのアタリが竿先に出にくく、出てもなかなか掛けることが出来ません。

アタリは細かいながらもたくさん有ります。

合わせる回数も多くなりますが、それとは反比例してタチウオがフッキングする数は少なく空振りが多発です。

小型も多く、掛けて上がってきますが今回は小型ばかり…たまに強い引きの大型と思われるタチウオが掛かるも荒れて波が高くバラシが多発して思うように数も型も伸びません。

しかし、高波で気分が悪くなり厳しい中でも頑張って竿を出していた同行の野津氏は良型を上げました。


当日の数少ない良型タチウオでした。

アタリは頻繁にあります。

荒れ気味の中、その頻繁にあるアタリを大きく出すには竿先にテンションを掛けておく方が良いのか、電動リールで少し低速の巻き上げをしながら誘う方が、食い上げのアタリは減りますが、しっかりした押さえ込むようなアタリが出るように感じます。

もう1人同行した安本さんもタチウオを掛けますがバラシ多発です(笑)

でも、バラシながらも掛け、少しづつ数を稼ぎます。

そこに良型も混ざってきました♪


しつこいようですが、数少ない良型、うらやましい…

一日中、同じような状況で、自分はドラゴン級は無しで18匹、同船の方はみなさん20匹前後釣られていました。

掛けた数は釣りあげた数の倍どころでは無く、アタリの数はそれ以上…

悶々とした不完全燃焼の1日でした。


不完全燃焼の2日後の1月30日、雨が降っているにも関わらず小島漁港に来ていました(笑)

雨は降っても波は低いだろうとタチウオのリベンジです。

あの数知れないアタリをバンバン掛け合わせて、不完全燃焼を晴らそうと、またまた船上に…


前回、アタリが多く、掛け切れない間にテンヤに巻きつけているエサのイワシが痛むことになります。

そこで、仕掛けを上げるのか、釣り続けてアタリを待つのか…

仕掛けを上げれば、イワシが無事なのかどうか判断出来ますが、70~80mもの水深から上げて、さらにその水深まで落とすタイムロス、アタリが有る棚を切って、仕掛けを再投入すべきかどうかを考える事が多かったので少しでもそれを解消できたらと少し前から考えていたアイデアを今回、ちょうどいいタイミングと試してみました。

アタリが有るってことはタチウオがエサのイワシに食いつきに来ている、つまり少なからずイワシはアタリが有る度に痛んでいるということ…それをなるべく痛まないように出来ないかなと…

そこで痛むのはイワシの柔らかいお腹の部分が多く、お腹が痛むことで尻尾が取れそうになったり…

最近、テンヤにタコベイトやティンセルを取り付けたチューニングが流行っていますが、そのほとんどがアピール系の集魚効果を狙ったものです。

自分が思いついたのは、タコベイトよりも長いヤリイカベイト。

ヤリイカベイトを半分に切ってテンヤに取り付けてイワシのお腹部分にヤリイカベイトをセットします。

イワシのお腹をガードしてあげると、かなり痛みが軽減されるのでは?エサが痛んでアタリが無くなるまでの時間が長く出来るのでは?というエサのイワシガード系チューンです。



ヤリイカベイトを半分に切ってテンヤにセットしてみました。


イワシのお腹をカバーできそうでしょ?

一番後ろのエサ止め針側からベイトを刺して、頭側に少しベイトを引っ張り気味に真ん中のエサ止め針をベイトに刺すと結構しっかりとベイトが固定されました♪


さあ、これを検証すべく釣り開始です!

昨日は風が有り、荒れていたようですが、今日は雨は降っていますが海上は前回に比べてはるかに穏やかです。

船がポイントに向かう途中に早速、例のベイトを取り付けたテンヤにイワシを乗せてみます。



早朝で暗くて分かりづらいですが…

バッチリです♪

イワシのお腹に見事にフィットしています(笑)


辺りが明るくなるころにはポイント到着です。

いつものようにすぐに『はい!やってー』と声が掛かりません。

いつもなら大船団が出来ているのに周りにも船がありません。

ぐるぐるポイントを探って、やっと投入の合図があり、釣り開始。

底を取って探り上げて来ます。

今日は少し深いところからスタート、100mから探ってきて50mまできてもアタリません。

また底まで落とし、探り上げます。

アタリがありません…

んん??

すぐに仕掛けを上げてと合図、ポイントを探してすぐ再開…

ここでもアタリません。

いつもと様子が違います、これだけアタリが無いのは今まで無かったこと。

周りが完全に明るくなってきて気付きましたが、海の色が明らかに白く濁っています。

海が数日荒れたことで底までかき回されて濁ったのだろう、それでタチウオの食いが悪くなったのか、群れが居ないのか…

何らかの影響で数日前の状況とは一変してアタリが無くなってしまいました。

結局、3時間以上、船上の誰1人タチウオを釣り上げるどころかタチウオのアタリがあった人が居ないといった状況。

アイデアのテストどころでは無くなってきました(笑)

もちろんイワシも痛むことなく数時間交換無しです。

雨もキツくなってきて、防寒服の中まで濡れてきて厳しい状況が続きました。

もう終わりの時間まで1時間ちょっと、諦めムードの中、船中の1人がタチウオを釣り上げました。

居てました!

小型ですが、タチウオが釣れたことで少し船内に活気が戻り、そこからポツリポツリとアタリが有り、ラスト1時間だけですが何とかタチウオ釣りの形になって自分もその最後の短い時間で10匹のタチウオをキャッチしました。

実験例となるものが少ないながらもやはりイワシの痛みは少なく感じられイワシがほとんど無くなっていたにも関わらずヤリイカベイトが残っていることでタチウオが食ってきて釣れたパターンも有り、効果は有ったのではと思いましたが、あまりにもアタリが少なすぎでした…

不完全燃焼を晴らすことも、検証も次回釣行にお預けです。

天候、釣況を見てまた再挑戦したいと思います。


カテゴリー:奈良橿原店:スタッフ釣行記  情報登録日: 2015,02,02, Monday


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